CHANT(チャント) サンフレッチェ広島

広島のスポーツを取り巻く闇

2015/01/30 17:54配信

武蔵

カテゴリ:コラム

1月17日、サンフレッチェ広島の代表取締役社長である小谷野薫氏が4月の広島市長選への出馬することを表明しました。

この選挙の争点と小谷野氏の出馬の理由は、端的に言えばスタジアム問題です。

旧広島市民球場跡地の活用について、

サッカースタジアムの建設へ向かう勢力と「なんとしてもそれだけは回避したい」勢力との争いということになります。

上記の表現に偏りがある事は認めます。

しかし、広島におけるこのサッカースタジアム建設問題を巡る報道は上記の表現とは正反対の方向に偏っている

私にはそういう風に思えてならないのです。

バランスを取るという意味で、また、それを含めた問題提起という意味であえてこのような表現方法を取ったと明記しておきます。

そして、私などは憤りを覚えるようなそれら複数の報道の仕方に関してはしかしながらそれは「闇」の一端でしかないのです。

広島とサッカースタジアム

スタジアム建設派に関しては主張が一貫していると言っていいでしょう。

現在の広島広域公園陸上競技場、つまりエディオンスタジアム広島では市内からのアクセスが、

自家用車、公共交通機関ともに悪くまた、トイレが和式であるなど老朽化も目立つという問題点が、

浮き彫りになりJリーグのライセンス問題と合わせて、強い懸念が残るというのが現状です。

そして争点は、旧市民球場の広大な土地の使い道に関しての議論となったワケです。

スタジアム建設派はその名の通り、そこにサッカースタジアムを建設しようという事です。

サンフレッチェ広島は2012年にJ1を制覇、翌年には連覇を達成しスポーツ界のみならず広島全体を盛り上げたと言って良いでしょう。

新広島市民球場(Mazda zoom-zoomスタジアム広島)を建設して「もらった」

広島東洋カープとともに、広島を盛り上げる重要な役割を担ってきた

更にはカープよりも現代においては一足先にこれ以上無い結果を出したと言えるでしょう。

また、それだけの実績を誇るサンフレッチェ広島のホームゲームを開催する他に

新たにスタジアム建設となれば、日本代表の強化試合や大会そのものの誘致が可能となってきます。

市内の地下街・シャレオのシャッター通り化問題などを考えるとそれは願ってもない集客装置となるはずです。

このように、より良い条件でのサッカースタジアム建設に向けた条件は整ったはずでした。

ですが、政官、並びにマスコミの思わぬブロックに遭ってしまっているそれが現在のこの問題の実情です。

「対案」無きスタジアム建設反対派

建設反対派の意見はまちまちです。

一貫性がなく、行き当たりばったりで、とにかくスタジアム建設に反対したいという意図だけが先行している感じがします。

具体的に言えば、文化的施設に関することが挙げられます。

都市計画として、近隣の原爆ドームや平和記念公園とコンセプトを合わせた

文化や平和をテーマにした芸術的な施設を建設しようというものが挙がりました。

合わせてイベントスペースを作り、そこへ定期的にイベントを誘致することで運営費用を賄おうというものでした。

しかし、その建設費用は28億円かかるといいます。

また、運営費用を賄えるだけのイベントの誘致、さらにはそれだけの使用料を徴収することは可能なのでしょうか。

サッカースタジアムはそれよりも多大な出費を強いられることになりますが

アクセスや専用スタジアムならではの見やすさで現在の約15,000人の平均動員よりも

多くの集客が見込めますし、そうすれば市にとっても増収となります。

場合によっては、今年の空前ブームによるカープの動員数26,500人という数字に迫る事も可能と言えます。

人が集まることで多くの経済効果が見込めるでしょう。

漠然とした「イベント」よりも都市にとって中身のある提案ではないでしょうか。

また、そのようなイベントスペースはスタジアムと併用できるという算出もあり単なる二項対立という図式にする必要は無い、

とする見方もあります。

反対派はその議論では旗色が悪いと見るや、景観の話を持ち出しました。

原爆ドームや平和記念公園など、平和を祈る場所としての景観を考えるとスタジアムはいかがなものかとする主張をし始めたのです。

そして、野球場が建っていた程の広大な土地を駐車場にするという計画です。

それに加えて、近隣の太田川での漁業活動にまで景観を損なうとの苦情を入れるという事態が起こりました。

これは完全にとばっちりです。

この地での漁業活動が何年行われてきたと思っているのでしょうか。

このように、スタジアム建設の邪魔をするためには手段を問わないという姿勢だけはハッキリと分かる

そういった論理的でもない反対姿勢を示していました。

そしてそれをなぜか後押しするのが、スタジアム建設に論理的な対案も出せない官と

「サンフレッチェは2位でいい」発言でお馴染みの市長なのです。

政官に加えマスコミも?

そして件のマスコミの報道です。

一番分かりやすい数字の羅列をすると、あるTV局のアンケートではスタジアム建設に大筋で賛成派なのは86%を数えましたが

同時期の中国新聞の電話調査では賛成38%どちらともいえない43%、反対17%でした。

この差はどこから来たというのでしょうか?

また、小谷野氏の出馬を報じる、同じく中国新聞の紙面も疑問が残ります。

1月18日には、小谷野氏の出馬に「関係者は驚き、戸惑い」という見出しが付きました。これは明らかにミスリードです。

経営コンサルタントであった小谷野氏をヘッドハンティングしてきたサンフレッチェ広島の久保会長は全面的な支持を打ち出していますし

政治活動と並行出来ないJリーグの規約も、社長職の辞任により解決済みです。

なにより、スタジアム建設のためにそれ以外は順調そのものである現職を辞し

リスクの高い政界への出馬を果たさなければならないほどの状況を作ったのは

誰なのでしょうか。

そこまでしなければ何も変わらない、それでも何も変わらないかもしれないそう言われても仕方がない広島のスポーツを取り巻く状況に

私は闇を感じざるを得ません。

広島という都市が更なる発展をしていくためには小谷野氏の主張する「都市間競争に勝てる都市」を目指すことが確実と思えます。

そのためにサッカーやサンフレッチェ広島を有効活用することが何よりの近道であり、最大の効果を生む手段であると思います。

Good!!(72%) Bad!!(27%)

カープは70試合以上有りますがサッカー20試合位ですよね、、、しかも国有地に?無理でしょ?

名無しさん  Good!!0 イエローカード0 2017/08/20|04:12 返信

対案なきスタジアム建設反対という見出しには?です。スタジアム建設と跡地利用を混同しています。
スタジアム建設そのものに反対している人達もいるのですよ。
広島には多くのスポーツ関連施設があります。エディオンスタジアムはどうするのでしょう?老朽化が理由に挙げられていますが、できて20年位ですよ。20年で次から次に大規模スタジアムを造る事の方が問題ではないですか?
それと小谷野氏の問題は当初、Jリーグ側が市長選への立候補はプライベートな事であり問題なしと表明していた事こそが問題ではないでしょうか?

自治体がJリーグの顔色を窺う様な事はやめるべきです。

名無しさん  Good!!0 イエローカード0 2015/02/12|20:41 返信

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