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現在15位…柏レイソル2回目の監督交代はあるのか。疑問にも感じる近年各JクラブでみられるOB監督就任

2018/08/01 09:01配信

サカログ花子

カテゴリ:コラム

 

先日、ガンバ大阪がついに監督交代を発表し、
チームのレジェンドである宮本恒靖氏が監督に就任しました。

成績不振による監督交代は、J1であってもJ2であっても、J3であっても毎シーズン起こりますが、
特にJ1はJ2に落ちるわけにはいかないと監督交代を行うチームが多いです。

ガンバ大阪は監督交代後初となった鹿島アントラーズとの試合はドロー。
監督交代後はリフレッシュすることもあり、良い結果が生み出されやすいとされていますが
今後の結果がどのようになるのかは未知数です。

・大量6失点など中断明け3連敗に加え天皇杯ではJ2チームを前に敗退。


今、気になるのは、柏レイソルの位置。

昨季リーグ4位となった柏は、リーグ3位だったセレッソ大阪が天皇杯で優勝したため
天皇杯優勝枠でACL出場となり、ACLに繰り上げ出場。
プレーオフから戦い、本戦で戦いました。

ACLでの戦いも苦しみましたが、リーグでも状況はなかなか難しい状況となっていたことで
5月15日には下平前監督から現在の加藤望監督に監督交代。

監督交代後のリーグ名古屋戦では3-2で勝利
その後の天皇杯2回戦では、関東サッカーリーグに所属するボンズ市原を相手に
6-0と格の違いを見せつけたものの
中断明けから現在まで3連敗。
鹿島アントラーズ戦に限っては6失点と大敗を喫し、順位は気づけばプレーオフ出場枠一歩手前の15位。

先日の台風による中止の影響もあり、1試合少ないチームも多い中で
柏は消化していない試合がない状態で18試合を消化し、6勝2分10敗。
勝ち点は20で13位横浜Fマリノスまで並んでいる状態ですが、このままだとかなり厳しいであろう空気が
柏から感じることは確かです。

2度監督交代を行ったチームは、降格する
というジンクスのように語り継がれるものもありますが、このままの状況が続くのであれば
再度監督交代という行動に出ることも考えられる状況にあると思います。


・チームOBという監督の選択方法は果たして正解なのか。

柏レイソルは前監督であった下平氏に続き、現監督の加藤監督も柏レイソルOBです。
先日、監督交代をしたガンバ大阪も宮本監督というチームのレジェンドに監督を託しましたが、
本当にチームのOBという監督の選び方は、成功するのでしょうか。

柏やガンバに限らずチームのOBに指揮をお願いするチームが今本当に多いですが、
現在S級ライセンスを取得しているのは300人以上と言われています。

S級ライセンスを取得するにはかなりの日数の講習が必要とされるため
チームの協力なくしてなかなか取得できないと言われていますから、Jリーグクラブにもともとコーチなどで在籍している時に
長い期間をチームからいただいて協力の下で取得している方が多いといいますから、
チームとしてはS級ライセンス取得に協力したのだから(おそらく費用も出している)、
自分のところで監督として起用したいというのは理屈的にも企業としての方針としてもわかります。

シーズン途中での監督交代というのは特に難しいです。
監督の好みで選手たちを集められる時期ではありませんし、同じチームで指導者をしていても
監督論も戦術論も別のものを持っているでしょうから、すり合わせやリスタートのさせ方は相当難しいものがありますし、

監督交代は、チームの状況がどん底の状態で託されることがほとんどですから
そこから立て直すことは容易ではない仕事でしょう。

だからこそ、少しでもチームのそれまでを知っているチームOBであり現場スタッフでもあった方に
次の監督を託すというのが通常ルートになってしまうのは、仕方のない現象なのかもしれません。

が。
チームの功労者でもあり、昔からのチームサポーターは選手として応援し引退を寂しがった元選手。
指導者としてでなくチームの歴史を刻んできた功労者にその難しいタイミングでチームを引き渡すというのは
とても酷な話でもあるとも感じます。

チーム状況が厳しい状態でチームを引き受けてくれる監督を見つけるのは容易ではないでしょう。
Jリーグで指揮経験のある人を探すでしょうし、引き受ける方も相当な勇気が必要である任務でしょう。

チーム状況が厳しい中で、出場機会の減っていた中谷選手が名古屋へ移籍。
生え抜きの選手を放出してしまったことは近年これまでに何度も重なってきていることで、
柏レイソルとしてはその部分も見つめなくてはならない部分ではないかと感じます。

柏から世界へ
というJリーグ全体に浸透しているスローガンの下、3年ぶりのACL出場を果たした柏レイソル。
しかし、低迷し苦しい状況にあることは間違いありません。

鮮やかなチームカラー真っ黄色に染まり、ピッチにいる選手たちと
繋がっていると感じられる距離感で一体となれるスタジアムで、サポーターと選手たちの距離感近く
素晴らしい独自の雰囲気を持つ柏レイソル。

歓喜に湧くスタジアムは、Jリーグを代表する魅力的な一場面だと思います。

厳しい状況の今後どのように打破、対応するのでしょうか。

 

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