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メッシに「頼る」アルゼンチンの危機。3失点戦意を失い戦えなかった厳しい現実を前に変化は訪れるのか。

2018/06/22 10:04配信

サカログ花子

カテゴリ:コラム


まさかの…というのは今大会多く生まれている場面ですが、
世界の強豪であるはずのアルゼンチンが初戦の初出場アイスランドに引き分け、
そして2戦目となったクロアチア戦で0-3という完敗を喫しました。

1失点目は、GKのミスからの失点。
2失点目も、絶対に防げなかったという失点ではなく
そこで戦意を失ってしまったアルゼンチンは、3失点目もセルフジャッジからの棒立ちという無残な形となってしまいました。

3失点は今後に響くかなり痛い失点。
現在勝ち点1のアルゼンチンはグループリーグ突破は難しい状況になりました。

アルゼンチンがグループリーグを突破できなかったのは、2002日韓W杯。
その時は「死の組」といわれた強豪ばかりが集まった組で、
今でも記憶に残るアルゼンチンvsイングランドという好カード、そしてスウェーデン、ナイジェリアというグループでした。

前回大会決勝まで進んだアルゼンチンですが、今大会は苦戦を強いられ
そして輝きが感じられない戦いをここまでしているといっても仕方ない印象にあります。

・メッシを外す勇気が必要かもしれない

あきらかに今大会のアルゼンチンはメッシ中心のチーム構成です。
メッシといえば世界最高のプレーヤーであることは、全世界の人たちが知っている事実ですが、
サッカーは11人で行うもの。
今のアルゼンチンはメッシ1人に頼り切った戦いをしています。

同じく、強烈な存在感があり1人の「個」を最優先としているチームがあります。
それがポルトガルです。

ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウドというメッシと肩を並べるスーパースターを要し
ロナウド中心のチーム構成と戦い方になっていますが、
この2つのチームの違いは

ポルトガルは、ロナウドにボールを集めるために全員で献身的なプレーをし
ロナウドに「託す」チーム。
アルゼンチンは、とにかくメッシがなんとかしてくれるという
メッシに「頼る」サッカーであること。

この違いは明らかで、メッシに多くを頼るサッカーはアルゼンチンのこれまで築いてきた歴史あるサッカーをも崩す
不調に陥ってしまっています。

メッシがいないチームになると、どうなるのか。
全員が強烈な柱を失うことで、逆に自覚が生まれ戦えるチームになるのではないかという可能性も感じます。

メッシを外す勇気。
メッシは世界的な誰もが知るスーパースターです。
でも、メッシがいるから頼り切って戦えないのなら、メッシを外すという勇気も必要になるのかもしれません。

外して最後負けて、敗退してしまったら監督は叩かれるどころの話ではないかもしれませんが、
W杯という場では監督の英断、決断が必要となる場でもあります。

アイスランドvsナイジェリアの結果も関係しますが、まだアルゼンチンのグループリーグ突破の可能性はあります。
3戦目、必ず勝利することが求められる強豪アルゼンチン。
この状況から抜け出すためには、チームになんらかの刺激と喝が必要なのではないでしょうか。

今回のワールドカップに共通する鍵は「ハードワーク」なような気がします。
技術よりも質よりも高さや身体能力よりも人々の記憶に残るハードワーク。
アルゼンチンにも、必要であることは間違いありません。

 

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