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突然の監督解任に揺れるサッカー日本代表…W杯は大丈夫なのか

2018/04/11 20:30配信

武蔵

カテゴリ:コラム

いま日本サッカー界に衝撃が走っています。ロシアW杯を2ヶ月後に控えたこのタイミングで、日本代表を指揮していたヴァヒド・ハリルホジッチ監督が解任されてしまったのです。あまりにも突然の監督解任。サポーターの間には動揺が広がっています。

一般的にW杯というのは長きにわたる準備期間の中でチームを仕上げて挑むもの。

ましてや日本という弱小国が世界と戦っていくためには、より綿密なチーム作りが必要になります。確かにアジア最終予選以降、不甲斐ない試合が続いていた日本代表ですが、この時期にチームの根本をひっくり返すような人事を敢行することが本当に正しかったのか。

大いに疑問の残る決断であることには間違いないでしょう。

W杯までにチーム作りは間に合うのか?

9日に行われた会見にて、「W杯に向けてどんなサッカーを目指していくのか」という記者からの質問に対し、田嶋会長はあくまで個人の意見としつつも「ボールを繋ぐサッカー」と回答していました。

これまでハリルホジッチ監督が目指してきたカウンター主体のサッカーに対するアンチテーゼとも取れる発言ですが、日本代表はW杯までに組織的なパスサッカーを築き上げることはできるのでしょうか。

残念ながら、それはほぼ不可能に近いミッションではないかと思います。なぜなら人とボールを動かしながら戦うサッカーというのは、とても一朝一夕で作り上げられるような代物ではないからです。

通常、ポゼッションサッカーを実現するためには、選手それぞれに高い戦術理解が必要となります。シチュエーションごとに的確かつ迅速な状況判断が求められ、選手間の深い相互理解も必須。魅惑的なポゼッションサッカーでサッカー界をリードするスペイン代表ですら、現在のスタイルを構築するまでに10年近い月日を費やしています。

確かにハリルホジッチ監督の思い描くサッカー観は日本人には合わなかったかもしれない。しかし、このタイミングで急な路線変更を図るのは得策ではないと思います。南アフリカ大会で岡田監督が実践したように、徹底されたカウンター狙いのサッカーこそ日本代表に残された唯一の方法なのではないでしょうか。

ハリルホジッチ監督の後釜には、西野朗前技術委員長が収まることになりました。

この人選が正しかったのかどうかはともかく、これで日本代表は腹を括るしかなくなりました。残された時間はほとんどありません。

わずかな期間の中でベストを尽くして、最低限W杯の舞台に恥じない戦いを見せてもらいたい。それだけです。

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