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スポーツとお金事情。日本サッカーの予算は世界規模。もっと世界と戦えなければおかしい!

2018/03/08 11:45配信

サカログ花子

カテゴリ:コラム


連日、日本中が熱くなった平昌五輪。
たくさんの感動を与えた選手たちのその後がまだ詳細に伝えられる毎日ですが、
注目したいのが、お金に関すること。

例えば。
スピードスケートでパシュート、新種目マススタートにて金メダルを獲得した高木菜那選手は
JOCから1つの金メダルにつき500万円が、日本スケート連盟からも500万円が、
そして所属している日本電産サンキョーからは、4000万円という報奨金が用意され
合計6000万円の報奨金となると報道されていましたね。

ここで注目したいのが、競技全体をまとめる連盟や協会からの報奨金。

スピードスケートの場合は、日本スケート連盟ですが、サッカーの場合はもちろん日本サッカー協会となりますよね。

日本スケート連盟の年間予算は、年間25億円。
この予算は冬の競技の中では大きい金額で、例えば今回日本中で人気となったカーリングをまとめる日本カーリング協会の年間予算は
1億円台。その他、スノーボード協会等も数億円規模で、
25億円の年間予算を持つスケート連盟からというのと、1億円規模のカーリング協会ではメダルを獲得しても
報奨金を出す金額がどうしても違ってきてしまいます。

このとりまとめる協会や連盟といった場所への予算や収益の違いによって
強化の充実さや環境、そして選手たちへの報奨金などの規模が違ってくることがよくわかるのですが。

ここで日本サッカー協会がいかに大規模かを考えましょう。

日本サッカー協会の2017年度の予算はなんと182億円超。
これでも数十億単位で少なくなっているのです。
日本サッカー協会は200億円を毎年予算として目指しているといわれていますから
少し少なくなったといって良いですが、それでもこの予算です。

ここまで多くの予算を持っていかなら、まだ日本サッカーは世界の3位以内どころか、
世界のトップクラスに数えられるほどの力を付けていません。

サッカー協会は小さな子供がサッカーをはじめて協会に登録した日から、その選手たちを強化し
地域の選抜から都道府県代表、世代別日本代表やトレセンなどを経て強化されていくので、
日本代表だけの話ではもちろんありませんが、
よく野球と比べられますが、そもそも冬季五輪の競技の競技者の数よりもサッカーをしている選手の数は比べられないくらいに多いです。
それは他の国でももちろん同じことが言えますが。

絶対数が多いからこそ、予算も大きいわけですが。
それでも、これだけの予算を持っていながらチームの力を世界的にみたときにちょっと夢がないと感じませんか。

W杯で日本代表は最高順位でベスト16まで進出しましたが、ベスト16まで進出して
FIFAから出された報奨金は、W杯への準備金含めて約9億円。
W杯で優勝するとFIFAから27億円もの報奨金があるといいます。

W杯メンバーは23人が選出されますが、W杯優勝すると選手には一人6000万円が支給されると
前回大会の時に話題となりましたが…少なすぎじゃありませんか?

日本代表がW杯で優勝するなんてことは、正直今の段階では夢のまた夢です。
五輪で金メダルを予想されていた選手たちはこれまでの実力があり結果があるからこそ予想されていましたが、
日本代表がW杯で優勝することなど、今の時点では天地がひっくり返ったくらいありえないことですよね。
そのありえないことを達成するほどの偉業となるわけです。それでも6000万円。
サッカー協会の予算は182億。その予算がW杯で優勝なんてしか暁にはさらに倍となるほどの
日本でのサッカーの価値は上がるでしょうが、一人6000万円。

これは多い金額といえるでしょうか。

最近日本記録が出ずに、世界でも結果がなかなか出せなくなっているマラソン界で
日本記録を出した際には1億円を報奨金として出すという策を打ち出しました。
これは公的団体である日本陸連ではなくその傘下である任意団体、日本実業団陸上競技連合が出したものです。

いろんな声がありましたが、このモチベーションは相当大きなものでしょうし、
そして大きな話題にもなりました。

結果的に本当に日本記録が飛び出し、1億円そして指導者には5000万円が支払われるとのこと。

これって大きなことじゃないですか?
一生懸命頑張る選手たちにお金というわかりやすい報酬を設定するのは、良いことだと思います。
世界のすべてを大部分を競技に費やしているわけですから、偉業達成の場合には
手にすることが難しい大金を設定するというのは選手のモチベーションにもなり、良いのではないかと考えます。

スポーツはクリーンで健全であるものです。
しかし、大きなお金が動いているのもお金が必要なのもまだ事実。

大きなお金が動いている日本サッカーはもっともっと世界と戦えなければいけないはずです。

 

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