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新生FC東京、開幕戦で見せた可能性と不安要素

2018/02/27 20:05配信

武蔵

カテゴリ:コラム

FC東京の新シーズンがついに幕を開けた。

ホームである味の素スタジアムに“天敵”浦和レッズを迎えたFC東京は、後半開始早々に東のゴールで先制するも、その直後にCKから槙野に決められ1-1。

その後も相手ゴールに迫る両チームだったが、ネットを揺らすことはできず、ゲームはそのまま終了。勝ち点1を分け合う形となった。

開幕戦を勝利で飾ることができなかったのは率直に残念だが、FC東京からすれば上々の滑り出しだったのではないだろうか。

少なくともチームとしての意図がまるで伝わってこなかった昨年に比べれば、よほど希望の持てるゲームだったと思う。

もちろん課題もあったが、新シーズンに向けて収穫のある開幕戦になったはずだ。

整備の進んだディフェンス面

何と言っても、ディフェンス面の整備が進んだことは今後に向けての好材料だろう。

試合後のインタビューで新指揮官も確かな手応えを口にした通り、セットプレーからの失点はあったものの、ゲームを通して守備ブロックが崩されるシーンはほとんど見られなかった。

FWの連動したプレスからパスコースを限定し、浦和の縦パスに対しては厳しくチェック。

米本・高萩の両ボランチを中心に高い位置でボールを奪い取った。

自陣深くに侵入された際の対応も落ち着いていた。

武藤とマルティノスの両ウイングを中心にピッチをワイドに使って攻め立てる浦和レッズに対して、FC東京はCBが釣り出されることなく、ゴール前で対応。

GKの林とともに相手のクロスをことごとく跳ね返し続けた。

終始、集中した守備を見せたFC東京のディフェンス陣。今後のチームのベースとなりそうだ。

課題は攻撃のバリエーションか

とは言っても、もちろん良かった点ばかりではない。ディフェンス陣が安定していた一方で、オフェンスに関しては怖さを感じさせる場面が数えるほどしかなかったのも事実だ。

これからいかにして攻撃の引き出しを増やしていくか、FC東京の抱える大きな課題だと思う。

特に相手の守備ブロックが整っているときの崩し方だ。このゲームでも浦和レッズの組織的な守備で攻撃が手詰まりになってボールを失うシーンが散見されたが、状態の良い相手に対してどのように攻撃を組み立てていくのか、まだまだ形が確立されていないように感じた。

テンポを変えるワンタッチのパス交換、くさびのパスに対する素早いフォロー、CBやボランチの選手によるピッチをワイドに使った組み立て、タイミングを見計らった両SBの攻撃参加、修正すべきポイントは山積みだ。

シーズンは始まったばかりとはいえ、勝ち点を落とせるゲームは一つもない。

今後の戦いの中で改善していかなければ、目標のリーグタイトルには到底手が届かないだろう。

まとめ

新チームの抱える可能性と不安要素の両面が見えたゲームだったが、個人的には新シーズンに向けて期待の持てる開幕戦になったと思う。

これから先、山あり谷ありの日々が続くわけだが、長谷川新監督のもとでどのように乗り越えていくのか、注目していきたい。

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