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連日熱戦だった平昌五輪から感じた『世界と戦う』という価値。サッカーと重ね、思う。

2018/02/26 17:32配信

サカログ花子

カテゴリ:コラム

お隣、韓国で開催されていた平昌オリンピックが閉幕しました。
韓国での開催ということもあり、リアルタイムでテレビ観戦できる競技が多いこともあったとは思いますが、
日本人選手たちの大活躍があり、日本中が本当に熱くなった五輪でしたね。

感動と衝撃、勇気と希望…たくさんのものをスポーツを通じて伝えてくれる。
そんな大会だったなと感じます。
今までも五輪はさまざまな感動がありましたが、今回の五輪はさらにその上をいく
感動があったように感じます。

その平昌五輪の開催終盤に開幕したJリーグ。
史上初めてのJリーグ金曜日開幕という新しい試みもありの開幕、いよいよ2018シーズンがスタートしました。

平昌五輪を観て、通じて。
サッカーに生かせないかと感じたことがありました。

・世界で戦えるスポーツであることは、人々の「熱」に関係する

五輪をみていて、日本人選手たちを応援する一番の理由は
世界で日本の選手たちが戦う姿にあると思います。

メダルという結果を目指して戦う姿。
特にメダルに届きそうな競技は、より注目されそのスポーツを全然知らない人でもルールを覚えたり
記録の秒数を覚えたり、技を覚えたり…とそのスポーツを「知ろう」としますよね。

平昌五輪で本当に多く感じました。
普段はスポーツを観ない人たちでも、ハーフパイプの技の難易度を覚えたり
スピードスケートの世界記録を覚えたり、カーリングの複雑なルールを覚えたり、フィギュアスケートのジャンプの回転が
何回転か見るだけでわかるようになったり…。

そのスポーツで日本人がどれだけすごいのか、ということを知るために
その競技自体をまずは知った上で、応援しようと自然と覚えようとするんですよね。

日本人が、世界を代表するような結果を残す。
そこにあるこれまでの並大抵ではない努力と、それを支えてきた家族や仲間などからの重みのある言葉。
背景があって、結果に繋がるという実感。

そこに人々は感動し、共感し、記憶に刻む。
それを今回の五輪で本当に実感しました。

サッカーはまだまだ世界とは戦えていないスポーツで、世界のトップクラスに並ぶほどの力を持っていません。
よく考えると、逆にまだまだ世界に届かないスポーツなのに1試合に何万人もの人々が集まっていることが
すごく恵まれたことなのかもしれない、と感じました。

冬の五輪は世間一般的にはマイナーなスポーツが多く、普段から日本で注目され大きく取り扱われる競技はいくつかしかありません。
それでも、世界で戦うことで多くの人たちが選手の名前を憶え、その競技を知ろうとする。
そして応援する。

サッカーも、五輪やW杯に出場するだけでなく日本中を熱くするような戦いをすることで
自然と応援してくれる人たちも増えて、Jリーグにも人が足を運ぶという流れになると思います。
実際、日韓W杯の時は日本中がサッカーで染まるほど大フィーバーとなりました。
あのときは自国開催ということもありましたが、自国開催である以上に、五輪やアジアカップ、コンフェデと
結果を出すことが続いて迎えた世界大会で、たった2度目の出場にも関わらず初めての決勝トーナメントに進んだということが
大きく注目された要因だったと思います。

1つ勝つごとにジワジワと熱は上がっていきますよね。
今回のカーリング女子の大活躍も、そうでした。

カーリングはルールが特殊で、知ろうと思わないと覚えられない競技でしょう。
それでも3位決定戦の頃には、日本中がカーリングのルールを把握して応援していましたよね。
それってすごいことじゃないですか?

サッカーも世界の大きな大会でひとつ勝つごとに、盛り上がっていき
サッカーのルールを自然と多くの人たちが把握して、応援しサポートしてくれるはずなんです。
改めて。そう感じました。

・改めて思う。日本を代表する、ということの価値

日本人が、日本人選手を応援する。
世界と戦う日本人選手を応援する。

このシンプルな構図が、本当に「強い」ものを生むのだなと感じました。
強く、応援する。
強く、伝わる。
強くなる。

頑張れという強い気持ちが届くことによって、本当にチカラになって、結果を出す。
そういう場面が本当に多く感じられましたよね。

日本を代表して世界と戦うという姿に、自然と応援したくなる気持ちが湧くんだな、と。
サッカーには日本代表があります。
日本では、サッカーといえば日本代表というイメージの方が強いかもしれません。
もしかしたら、サッカー=Jリーグよりもずっと日本代表というイメージの方が強いかもしれません。

日本を代表する選手として、チームとして。
青いユニフォームを来て、世界と戦う。ということが広く認知されており、
サッカーだけの世界で一番大きな大会であるW杯ということも知られていることは非常にありがたいこと。

まだ日本は十分な結果を出したことはないながらも、広い認知度を持っていることは絶対にプラスであるはずです。

日本を代表するチームがあること。
日本を代表する選手になれる可能性が多くの選手たちに在ること。
そういった選手が、例えば同じ出身地だったり、自分の住んでいる地域にあるプロクラブに所属していたりすると
自然と名前を憶えて、応援したくなるものです。きっと。
そういう大きな力になる可能性を持っているということです。

日本を代表するという特別なことの価値は、改めて大きな力となるのだと感じました。


冬の五輪が行われた年に、同じく4年に一度の大会
W杯が開催されます。

W杯に行くことは、当たり前ではありません。
アジアの中で多くの枠がある以上、プロサッカーリーグを持つ日本が負けるわけにはいかない位置にはもういますが、
それでも出場権は戦わずしてもらえるものではなく、戦ったからこそ得た出場権です。

4年前の悔しい想いも、8年前の世界に爪痕を残した大切な感覚も、
12年前も、16年前も…ずっと積み重ねてきた歴史の先となる、大切なW杯です。

多くの人たちを良い意味で巻き込める、記憶に残る、サッカーというスポーツを知ってもらう
そんな大会になってほしいなと、心から願います。

平昌オリンピック、本当に感動がいっぱいでした。
素晴らしい戦いで、毎日胸が熱くなりました。

それと同時に、
サッカーにもそのチカラがあると、改めて信じ願いました。

同じアスリートである選手たちはもちろん、
きっと五輪を観ていたクラブ関係者や、指導者のみなさん、育成者の方々など
多くの人たちが良い刺激を受けたと思います。

平昌五輪の日本人選手たちの戦いからもらった刺激を、サッカー界でも良い方向にプラスにしてほしいなと感じました。

 

 


 

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