CHANT(チャント)

E-1選手権2連勝の日本代表、新戦力の発掘は進んでいるのか

2017/12/15 19:50配信

武蔵

カテゴリ:コラム

試合後、ハリルホジッチ監督は満足げにゲームを振り返った。

「A代表に入る候補が何人か出てきたと思っている」

と語った指揮官の目に、この試合はどう映ったのだろうか。

12月12日、味の素スタジアムにてE-1選手権第2戦となる中国代表とのゲームが行われた。

北朝鮮戦と同様、序盤からボールを支配する日本代表。

前半28分に大島が負傷退場したことで、中国にペースを握られる時間帯が続いたものの、両チーム得点を上げることなくハーフタイムへ。

後半に入ると、中国がサイドから日本ゴールに襲いかかるが、GK東口を中心にゴールを死守。

対する日本代表は、後半75分に川又を投入し、徐々に試合のペースを掴んでいく。

そして、後半84分、倉田の縦パスを受けた川又が強引に前を向きシュート。

こぼれ球にいち早く反応した小林が、一度はGKに阻まれながらも執念でゴールに流し込んだ。

待望の先制点によって動きの軽くなった日本代表は、その5分後に昌子の豪快なロングシュートで2点目を獲得した。

試合終了間際に山本脩斗がPKを与えてしまい、中国に失点を許すも、2-1で逃げ切った。

アピールに成功したのは?

まず名前を挙げたいのは、この日、代表初得点を奪った小林悠だ。

CFで先発した小林は、豊富な運動量を活かしてエネルギッシュなプレーを披露。身体を張ったポストプレーや前線からのプレッシングなど、ハードワークを厭わない献身的な姿勢が際立っていた。

また、CFと右ウイングでのプレーが可能であるのも高評価。

オフェンス面ではまだまだ周囲とイメージが合わない部分も見受けられたが、今後も代表入りする可能性は高いだろう。

新発見という意味では、右SBで先発した植田直通の活躍も見逃せない。

植田といえば強靭なフィジカルを武器に相手FWを封じるストッパーというイメージがあるが、この日は右SBで出場。

慣れないポジションに戸惑う様子もなく、積極果敢なオーバーラップから正確なクロスで小林の決定機を演出するなど、堂々たるプレーを披露した。

CBだけでなく、手薄だった右SBのバックアッパーもこなせる選手の台頭は、ハリルホジッチとしても非常にありがたいはずだ。

その他には、今野や昌子が安定したパフォーマンスを披露。

2戦連続の途中出場となった川又も長身を活かしたポストプレーで前線の起点になるなど、韓国との第3戦に向けて好調ぶりをアピールした。

韓国戦ではガチンコ勝負を

さて、E-1選手権も残るは韓国戦のみだ。これまでの2試合は国内組のサバイバルレースといった意味合いが強く、「あくまで勝つことが第一目標ではない」といったムードが漂っていたが、大会優勝が懸かる日韓戦ということで、第3戦はより激しいアグレッシブな試合になることが予想される。W杯本大会のことを考えれば、厳しいゲームの中で各々何ができるのか見極める良い機会だろう。両チームともにベストメンバーではないが、ぜひ熱のこもったガチンコ勝負を期待したところだ。

Good!!(0%) Bad!!(0%)

この記事も読んでみる