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U-18所属の平川&久保とプロ契約を締結!

2017/11/06 19:23配信

武蔵

カテゴリ:コラム

11月1日、FC東京がU-18所属の平川怜(17)と久保建英(16)のトップチーム昇格を発表した。

FC東京のみならず、今後、日本サッカー界を背負うことになるかもしれない“高校生Jリーガー”の誕生に、多くのサッカーファンが注目していることだろう。

今季、2人はFC東京U-18に所属しながら、J3で戦うFC東京U-23の一員としても試合に出場。10月には、インドで開催されたU-17W杯で日本代表をベスト16に導く活躍を見せるなど、充実のシーズンを送ってきた。

U-17W杯で感じた“世界との差”が決め手に

今回、FC東京がシーズン終了を待たずに2人のトップ昇格を決めたのは、本人たちの意思によるものが大きかったようだ。

そのきっかけとなったのが、10月に行われたU-17W杯。

平川と久保はともにチームの核として日本代表を牽引し、フランスやイングランドといった強豪国を相手に好勝負を演じてみせた。

しかし、本人たちの中に残ったのは手応えよりも、“世界との差”だったという。このことについて、立石敬之GMは会見で次のように説明している。

「2人が(U-17W杯から)帰ってきて、それぞれと話をした。1日も早くレベルの高いところに身を置かないといけないという危機感が強くて、良い意味でそれを僕らも受け止めた」

世界との差を痛感したことで自身の中に芽生えた成長への飢え。そんな彼らの成長意欲に応えるべく、シーズン終了まで残り3試合というタイミングでトップ昇格に踏み切った。

フィジカル面などを考えると、まだ時期尚早だという意見もあるかもしれない。しかし、世界の舞台で日々しのぎを削り合っているライバルたちに追いつくためには、年齢に関わらず、いち早く上のステージに上がって経験を積むことも重要だ。

彼らには厳しいプロの世界に揉まれながら、力強く成長していってもらいたいと思う。今後も2人の「逸材」の成長から目が離せない。

一方で営業的な側面も…

今回の昇格は彼らの将来性に期待してのものという言葉に嘘はないだろう。しかし、その一方でクラブの営業的な思惑も垣間見える。

現在、FC東京は勝ち点39の11位。上位陣とは勝ち点差があり、前節の清水エスパルス戦に引き分けたことで残留も既に決定しているため、残りの3試合は消化試合としての意味合いが強い。また、ここ5試合勝利なしとチーム状況も芳しくなく、来場者数の減少が危惧されているのだ。

そんな中での平川&久保のトップチーム昇格は、クラブにとって一種の起爆剤となりうる。特に久保は名門バルセロナのカンテラ出身ということもあり、帰国してからというものメディアから過剰なまでの注目を集めてきた。

そのため、彼に対する世間の関心は非常に高く、「久保が出場するなら」とスタジアムに足を運ぶ人も多いだろう。

チームの成績が落ち込んでいる時期でのニュースターのトップチーム昇格の裏には、そうした“大人の事情”が絡んでいるように思えてならない。

まとめ

今回、プロ契約を結んだことで2人に対する注目はさらなる高まりを見せるだろう。

しかし、2人はまだ高校生だ。過熱したメディア報道や周囲からの大きすぎる期待が、彼らの成長に悪影響を及ぼす可能性も十分に考えられる。

クラブ全体で、彼らがサッカーに集中出来るような環境を作っていくことが求められている。

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