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【日本代表】W杯メンバー生き残りを懸けたNZ戦 アピールに成功したのは?

2017/10/10 19:19配信

武蔵

カテゴリ:コラム

サッカー日本代表は6日、ホームの豊田スタジアムにニュージーランドを迎え、2-1で勝利を収めた。

序盤から積極的にニュージーランドゴールに迫った日本代表だったが、雨の影響もあり、なかなか決定機を決めきれない。

後半に大迫のPKで先制するも、ニュージーランドFWウッドにヘディングを叩き込まれて試合は振り出しに。

試合終了間際、途中出場の倉田が決勝点を挙げ、何とか勝利を掴んだものの、とても満足できる内容ではなかった。

ただ、個人的には、試合結果に関して一喜一憂する必要はないように思う。

相手のニュージーランドはほぼベストメンバーを揃え、11月に控えたW杯の大陸間プレーオフに向けてモチベーションもかなり高かったのに対し、こちらは新しいメンバーを交えてのテストマッチ。

ハリルホジッチ監督の中では苦戦する展開も予想の範囲内だったはずだ。それよりも重要なのは選手たちのパフォーマンスである。

特に当落線上にいる選手たちはW杯メンバー入りに向けて一試合一試合が正念場だ。そこで今回は、ニュージーランド戦のパフォーマンスを受けて、また代表でプレーを見たいと思った選手をピックアップしてみた。

乾貴士

ここは満場一致だろう。もはや代表で“ジョーカー”としての立場を確立しつつある乾はこの日、後半25分から左ウイングで途中出場すると、ピッチに入るや否や停滞気味だった日本代表の攻撃をすぐさま活性化。

試合終了間際には左サイドからのクロスで倉田の決勝点を演出するなど、「格の違い」を見せつける結果となった。

特に良かったと感じたのが、サイドでボールを受けたときの判断力だ。

乾と言えば鋭いカットインからのシュートといったイメージがあるが、この日は周りの状況を見ながら、突破するところとタメを作るところを上手く使い分けていたと思う。

乾がサイドで時間を作り、長友や小林祐希が積極的なオーバーラップでボールに絡んでいく。

そうした左サイドでの連携が日本に攻撃のリズムをもたらしていたのは間違いない。

今後、乾をスタメンとして使っていくのか、それともゲームのリズムを変える「切り札」として使っていくのか、ハリルホジッチの判断に注目したい。

小林祐希

小林祐希もこの日、大きなインパクトを残した選手の1人だろう。乾同様、後半途中からの投入となったが、インサイドハーフの位置から攻撃を組み立て、ニュージーランド側に傾きかけていたゲームの流れを再び手繰り寄せる原動力となった。

また、パスを散らしてゲームの組み立てに参加するだけではなく、積極果敢に前線へ飛び出していきゴールを狙う貪欲さも持ち合わせており、その姿はどこか本田圭佑を思わせる。W杯に向けて日本代表の中心を担うゲームメイカーになれるのか、今後もっとレベルの高い相手に試してほしいと思った。

武藤嘉則

武藤に関しては賛否両論あるかもしれない。クラブではCFを任されている武藤だが、この日は左ウイングで先発出場。

最大の目標に掲げていたゴールを奪うことはできず、それどころか試合から消えてしまう時間帯も目立つなど、課題の残るゲームになった。

しかし、前半から大迫とともに前線のターゲットとして機能していた点は評価したい。

今まではターゲットとなれる選手が大迫しかいなかった日本代表だが、武藤が前線でボールを受けることでより攻撃の引き出しが増えたように感じる。

特に大迫との関係は良好で、今まではゴールを背にしたプレーが多かった大迫が、武藤が潰れ役になることで、よりゴールを意識したプレーが可能になった。

もちろん単独での突破力や守備への献身性も兼ね備えており、ハリルホジッチが掲げる縦に速いフットボールに最も適した選手ではないかと思う。

東口、中村、植田、車屋など、ニュージーランド戦で出場機会を得られなかった選手の中でもまだまだ試してみてほしい選手は多い。

10日に控えるハイチ戦では、ぜひ彼らの活躍にも期待したいところだ。

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