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18歳1000人と共鳴する一体感から伝わった無限大の可能性 footballを想う―。

2017/08/25 11:40配信

飯守 友子 (CHANT編集部)

カテゴリ:日記


先日、「18祭(FES)」というNHKの番組の再放送を見ました。

日常生活の中で、気持ちがもやもやしてしまうような現実に遭遇することがあります。
その日は久々にそんな感覚が重くのしかかり、眠れなさそうな夜でした。

布団の中に入っても、全然眠れる気配はなく、もやもやは増して手が震えそうなほどの
不安感なのか緊張感なのか自分でも説明のつかないざわざわに支配されてしまいそうな時間。

そんな中で手にするスマホはマイナスしか生まず、気持ち的に晴れることはないので、とりあえずテレビをつけてみることに。

深夜と表現するにふさわしい夜深い時間だったと思います。
その時間帯に放送されているテレビ番組に期待していたわけではなく、
とりあえず音と映像を見るというただただ漠然と自分の現実世界と違うものを感じたかったので、つけたテレビ。

すると、NHKで放送していたのです。
「18祭(FES)」。

http://www.nhk.or.jp/mzmz18/18fes/

勉強や恋、将来や自分の進みたい極めたい道。
友達のことで悩んだり人間関係が苦手だったり。夢みていた道を若くしてあきらめざるを得なくなってしまったり。

一人一人さまざまなことを抱いている18歳を1000人集め
現在ロックシーンで大人気を博し、注目され続けているONE OK ROCKと共に
ひとつの曲で一丸となり、共有する一瞬を創るというものでした。

住んでるところも違う、環境も境遇も違う人たちとひとつのことを共有するという目的で集い、達成するために目指す。
その感覚がどこかfootballに在るものと重なり、気づけば夢中になってみていました。

「最近の若者は」「最近の若い人は」なんて言葉をよく耳にするけれど、
大人になったからと簡単に物事を諦めてしまう人たちよりもずっと確かに そこには確実な想いと努力があって、溢れるほどの熱意と覚悟も伝わってくるものがありました。
年齢なんて関係なく、ひとつのものに取り組み達成しようとする姿。
その物事に誇りをもって突き進む姿は、スタジアムに在るものと同じような感覚を覚えました。
そして、なにより羨ましかった。
―ひとつになること。

本番は一度きり。
1000人に届けられた出演決定から2か月に渡る、個人での練習や、機会をきっかけに開催される練習会などで出会った仲間と練習を重ね、
本番に向けて努力を続けながら、変化し増していく想い。
新たな人間関係と仲間意識が芽生えていく時間を経て、1000人が全国から集い、その瞬間を迎えます。

ものすごく近い距離感で、待ちに待って何度もその瞬間を想像してきたであろう はじめて目の前にするワンオク。
自然と溢れるものが涙となる18歳たち。
その涙にはきっとさまざまなものが込められていて、感激と感動と。誇りと。そこで覚えるはじめての感覚と。

威風堂々と発せられたワンオク+1000人の18歳による「We are」という楽曲。
ほんの数分のことながら、その時間は見ている側にも特別で重くいつまでも続けと願ってしまうもので、
一人一人の魂が込められ、壮大なパワーが籠められたものでした。

画面越しながら、そのパワーはとてつもなく強くて
身体の奥が熱くなる感覚が自分でもわかるような、気づけば自然に涙が流れるほど
強烈なメッセージがぶつかってきたような感覚になりました。

同じものを目指して、共に向かう一体感。
創り上げる二度はない、人生で一度きりの瞬間。
特別なものにするか否かは、自分次第。
自分と向き合い、仲間を信じ、目の前に尊敬し魂を込める存在がある。

こういったパワーや瞬間をfootballで感じたことがあり、
スタジアムでそれを表現しようとたくさんの人が手を取り、伝え、戦っている。
改めて気づかせてくれるというか、思い出させてくれることに繋がり、
それと同時に
共通点がなくとも、日本全国どこにいても、同じひとつの共通するもの目指すものができれば
人は大きなパワーを持って、一体となれるんだという無限大の可能性を感じることができました。

タイトルがかかってる試合ではなくても、上位争いや残留争いをしている試合でなくとも、
リーグ戦の1試合であっても、その瞬間はそこにしかなくて。
ピッチから熱量が伝わって、一生懸命が伝わって、「勝ちたいんだ」という強い気持ちが伝わることで
自然にスタジアムの熱量は上がり、サポーターからの熱さもピッチに伝わるという循環が生まれる。
それはどちらか一方が求めるものではなくて、戦う選手たちもサポーターも「伝える」と「戦う」と「共に」という気持ちをもって
向かうことで生まれるものなのではないか、と。
サポーターの声や一体感がなければ、ではなくて
ピッチから一生懸命が伝わってこないから、でもなくて
どちらも共鳴することで生まれる一体感が在る、と
どちらも魂をぶつけることで一体感を生むんだ、と
この番組を見て、改めて感じることができました。

きっとこの18祭(FES)に参加した1000人の18歳の方たちは、一生忘れられない瞬間を経験したことでしょう。

footballにもスタジアムにも
一生忘れられない、一生宝物になる出来事を起こすチカラがあるはずです。

当てはまる言葉を選ぶのが難しく、ありきたりな言葉になってしまうけど。
感動しました。
心が震えるとは、このことかと。

そして、どこか持ち合わせた、悔しさ。
比較するものではないということはわかっていても、
footballで18歳1000人、共鳴してもらいたいじゃないですか。
その枠を超えて、年代関係なく繋がり、ひとつの勝利を目指してその先に在る、瞬間を。

最高の瞬間が、そこに在ると
伝えていきたい、と改めて感じることができました。

We are
一体となるに、最高の言葉。

抱えていた寝付けないほどのもやもやはあっという間にどこかに吹き飛び、
震えた心を鎮めることに時間がかかるほどの感動を受け止めて、footballを想う。

そんな夜でした―。


情熱は、言葉に言い表せない瞬間を生む。

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