CHANT(チャント)

ホペイロの仕事

2017/06/14 18:25配信

武蔵

カテゴリ:コラム

フットボールにはいろいろな職業の人間が関わっている。

選手を中心として、監督、コーチ、フロント、審判、通訳、カメラマン、記者など、

非常に多くの人間が関わりながら、一つの試合、一つのチームを作り上げているのだ。


その中で裏方的な存在であるホペイロという仕事をあなたは知っているだろうか。

ホペイロとは分かりやすく言うと「用具係」のような存在で、練習や試合で選手達が使用する用具を管理する仕事である。

日本ではあまり浸透していないが、海外では一般的な存在だ。


1チームに数人のホペイロがいるのが普通で、それぞれがボール、練習着、スパイクを管理している。

今回は、そんな日本ではまだ認知度の低いホペイロについて紹介していこうと思う。

仕事の内容

「用具係」と聞いて、「なんか簡単そうだな」と思った人もいるのではないだろうか。

もちろんそんなことはない。業務内容は、練習や試合に向けたロッカールームの整備、ボールやビブスといった用具の準備および片付け、

ユニフォームの洗濯、選手それぞれのスパイクのケアなど多岐に渡る。しかも、スパイクなどは選手それぞれに合わせてケアしなければいけない。

例えば、靴紐の結び目や中敷きは選手それぞれに異なるこだわりがあり、プレーに微妙な影響を及ぼす。そのため、

ホペイロは彼らの好みを完璧に記憶しておき、その日の天候や芝の状態も考慮しながら、最高の状態でプレーできるようにケアしておかなければなら

ないのだ。

試合中のスケジュールは?

そんなホペイロは試合中ものんびりしていられない。

まずチームの誰よりも早く会場入りして、ロッカールームの準備。

その日のユニフォームやスパイクをロッカーに配置していくのはもちろん、

その選手が気持ち良く試合に入れるようドリンクの温度やその他の備品にも気を使うと言う。

試合が始まると、選手達が脱いでいったトレーニングウェアの片付けやウォーミングアップで使ったスパイクの洗浄に取り掛からなければいけないた

め、

試合を見ている暇はほとんどない。作業は深夜まで長引くことも多々あり、ホペイロという仕事の過酷さが分かるだろう。

どうやったらホペイロになれるの?

現在、日本ではホペイロになるための明確な筋道というものは存在しない。

たまたま欠員が出たなどの運的な要素も大きい。もちろんこれからホペイロの地位向上に伴って、

そういった道が開ける可能性も十分あるが、現在はそういったものに頼らざるをえないのが現状だ。

ただ大切なのは日頃から様々なパイプを作っておくこと。


もしどこかのチームで空きが出たら、「やってみるか?」と声をかけてくれるかもしれない。

そういった準備をしておくことがホペイロになるための有効な手段だろう。

Good!!(100%) Bad!!(0%)

この記事も読んでみる