CHANT(チャント) FC東京

FC東京は変わりつつあるけど、まだ何も変わっていない。

2017/03/05 15:54配信

サッカー君

カテゴリ:コラム

FC東京が久しぶりに開幕に連勝をした。
過去無いほどに期待が高まったシーズンの初めとしては、これ以上無い結果であるといえる。

大一番の試合や、観客が多い試合など。
期待が高まった試合の勝率が面白いほど低く「勝負弱い」印象の強いFC東京が、「いつもと違う」雰囲気は十分に感じられた。


その役割を担っているのは、何より大久保嘉人だ。
試合中も、永井とパスのイメージが違えば、感情をむき出しに要求する。
「攻撃はゼロに等しい」と課題感も明確。
これまでのどこか「ぬるい」印象を、大久保の存在が少しずつ変えているように見える。

確かに、今年の東京は、どこか違うとは思う。


しかし、「変わりつつある」だけであって、「まだ何も変わっていない」ことも試合内容を見ていてわかる事実でもある。
FC東京は、川崎やガンバのような、「魅力的な攻め方」ができないクラブ。

フィッカデンティ時代で年間4位を記録したシーズンも、しっかり守って、セットプレーなどから堅実に得点を積み上げるというものだった。
移籍前に大久保が「FC東京を怖いと思ったことがない」と話しているように、おそらくFC東京の攻撃を怖い、または憧れているクラブはないのではないか。


この鹿島、大宮の二試合も、攻めの形というものは皆無であったと思う。
攻めのアイディアに乏しく、最終ラインとサイドでボールを回し、大した見せ場も作れずに奪われる。
観客が沸くようなシーンも、ほとんどない。

ゴールも、中島翔哉の個人技や森重のボレーなど、厳しく言えば「運」による要因が強いものしかない。
つまり、攻撃面では、正直これだけの補強をしていながら「例年と一緒」な印象しかない。


もちろん、スタメンの半分以上が変わったのだから、はじめから攻撃の型ができているはずはない。
しかし、それを踏まえたとしても、これだけのタレントを揃えていながら、あの見せ場のない攻撃は物足りない、というのが本音でもある。


開幕2連勝。
それにも満足していないチームの雰囲気や、メディアなどからの期待感。
このような「雰囲気」と「結果」は、確かに「これまでとは違う」「新しいFCを東京」といった印象受けることができた。

しかし、「見せているサッカー」は、まったく魅力的ではなく、この連勝が続いていくことを期待させるものでもない。



世界を見ても、首都のクラブが強豪ではないリーグは、日本くらい。
Jリーグのためにも、FC東京には強豪クラブになってほしいと心から願っている。

そのためにも、ファンもこの2連勝で浮かれること、満足することなく、もっと素敵なサッカーを期待していきたい。





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