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【鹿島アントラーズ】 FUJI XEROX SUPER CUPキックオフ直前!新加入選手を迎えた今季展望 【浦和レッズ】

2017/02/18 11:05配信

飯守 友子 (CHANT編集部)

カテゴリ:コラム


2016シーズンを振り返ると、鹿島アントラーズが頂点に立ち、その後のクラブワールドカップでは世界の強豪に存在感を示し最高位となる準優勝、さらには天皇杯も獲ったことで
シーズン終盤、鹿島アントラーズが世界に全国に印象付ける結果を残した。

しかし、シーズンを通し勝ち点を一番多く重ね、多くの勝利を手にし、安定した強さを築いたのは浦和レッズだったことも2016シーズンの印象に欠かせない事実である。


Jリーグ開幕を前に、例年行われているゼロックススーパーカップが本日、行われる。

勝ち点でいうと年間3位。昨年の1stステージを獲り、チャンピオンシップへと進むと上位に勝利し、頂点に立った鹿島アントラーズ。
クラブワールドカップでは欧州チャンピオンである「あの」レアル・マドリードと延長戦まで戦う熱戦を魅せた試合は、日本全体の期待を背負う歴史に残る試合となった。
そして、元日には天皇杯優勝を掲げた 鹿島アントラーズ。

対するは
クラブ史上最高勝ち点を積み重ね、リーグとしても最高勝ち点タイを記録。
年間1位になることを幾度となく目指し、さまざまな困難を乗り越え続けてきた。
昨季はルヴァンカップを制し、クラブとして10年ぶりの主要大会タイトルを手にしたが、常にJリーグを引っ張る存在として、Jリーグの質を高め基準となってきたクラブで在り続けてきた。
年間1位を獲得しながらも、勝ち点差15もの差があった鹿島アントラーズにチャンピオンシップの第一戦を勝利しながらもホーム埼玉スタジアムで敗れ頂点をレギュレーションによって逃した無念さと悔しさを持つ、浦和レッズ。

2016シーズンの主役の一角となった2チームが、2017シーズンの幕開けとなる舞台で、戦う。


●即戦力を迎えた新チームながら、誰が出ても「鹿島」である歴史に沿う

鹿島アントラーズは昨季チャンピオンシップから元旦の天皇杯決勝まで、10試合をこなすというハードスケジュールをこなしながらも、
1戦1戦確かに強さを増していく。そんな感覚を周囲に伝えるように「鹿島らしさ」を色濃くしながら、多くの戦いで勝利という結果を重ねた。

ACL優勝への道に挑戦し、リーグでも連覇を狙うこととなる今季。
即戦力となる新戦力を多数迎え、新たなシーズンに臨むこととなる。

韓国代表GKのクォン・スンテ、アルビレックス新潟からレオ・シルバ、元ブラジル代表という経験を持つMFレアンドロ、さらにはヴィッセル神戸からFWペドロ・ジュニオールといった
Jリーグを代表する活躍をするJリーグを知る外国人と代表経験を持つ強力な外国人を揃えた。
さらにはアビスパ福岡からは金森、湘南ベルマーレから三竿等、層の厚さを一層増すであろう補強も行った。

これまでの鹿島の歴史の中で共通する、クラブとしての統一理念と「鹿島らしさ」をこれからも共有するため浸透させることが急務であることはもちろんだが
チームにとって即戦力となりうる主力となれる新加入選手が加入したことにより、スターティングメンバーを狙う争いが熾烈となることで、鹿島全体の戦力と意識が向上することが予想される。

元旦まで戦い続けた鹿島は、その後どのチームよりも少ないオフを経て、タイキャンプへと出発。
JリーグDAZNニューイヤーカップではタイラウンド、そして宮崎ラウンドと短い期間でさまざまなチームと戦いながら、試合をこなすことでチームを作ってきた。
練習を共にこなすことはもちろん、ゲームをさまざまな状況の中で重ねながら今季のチームを整えてきた。
ACLではJリーグでの戦いとはまだ違ったアジア独自の戦いとなることもあり、タイラウンドにてタイのチームと対戦できたことは、ACLへのイメージを持つことができる準備期間となったことであろう。

大幅なメンバー変更もありえる誰が出てもおかしくはない層を持つ今季の鹿島。
鹿島の理念を共有し理解し、いつの時代もどの戦力でも魅せる「鹿島アントラーズ」の戦いが今季も存在感を魅せることとなるであろうか。

●主力メンバーに新たな刺激を生むことができるか 若き戦力がチャレンジするJ屈指の競争

対する浦和レッズも、補強を行ったが即戦力というよりは、これまでのメンバーにチャレンジをすることとなりそうな若い選手主体の補強が目立った。
だが、獲得した選手たちの能力はもちろん高く、年齢以上の経験を持っている選手が多いという印象だ。
これまで固められてきたメンバーには無いものを持って、強い気持ちでJ屈指の能力を持つ主力へチャレンジすることによって、
新たな化学反応を引き起こすことができると、浦和にとってまたひとつプラスが加わることとなるであろう。
これまで何度も近づきながらも逃してきたタイトル。なにかが足りない、その「なにか」を明確にしチームとして加えることが必要不可欠であるがために、浦和以外で経験を重ねてきた選手たちが指摘することや見出すことも浦和にとってプラスとなるはずだ。

これまでチームで共有して積み重ねてきたペドロヴィッチ監督のサッカーをさらに熟成させることが今季の戦いの基準となるが、
戦術理解とチャレンジを持って、新戦力として加わったさまざまな舞台での試合経験を多数持つ選手たちが融合しながら、主力メンバーに刺激を与えることがひとつの鍵となる可能性も持つ。

特にドイツでのプレー経験を持ち、昨季は浦和に移籍加入しそのままジェフ千葉へのレンタルを経て、J2にてJリーグのサッカーを経験した長澤は
結果と戦術理解が絶対とされる海外での経験を持っているだけに臨機応変に順応し早い段階からチームにとって欠かせない戦力になりえる可能性と期待を感じる。
Jリーグを代表する主力選手たちが、いまだ最大限ではないであろう長澤のベールに包まれているその能力を引き出すことができるであろう瞬間にも注目であろう。

Jリーグを代表するこれまでの主力メンバーを前に、すぐにポジションを奪うことは容易ではないが、
主力メンバーとされてきた選手たちを脅かす刺激となることで、主力の選手たちも自分に厳しくチームに厳しくタイトルに向けて変化を付けることができるであろう。
これまで主力だった選手たちが絶対に揺るぎないわけではない。浦和レッズとしても未来を見据えながらタイトルを今度こそ獲るという「変化」が求められている。

今季の新加入選手だけでなく、昨季補強となった選手たちも浦和2年目を迎え昨季よりもより個を出しながら刺激を生み、熾烈な競争の主役となることを意識していることであろう。
リーグだけではない。昨季はACLでも悔しい想いをした浦和レッズ。
今季こそは、勝ち点を多く重ね、ひとつでも多く勝たなければならない試合を制し、上を目指す。

即戦力を多く揃え主力メンバーに変更と選択肢が増えるであろう、鹿島アントラーズ。
主力メンバーに急な大幅変更はないであろうが、2チーム制度を持って互いを刺激する、浦和レッズ。

どちらもJリーグを代表するチームであるということ。
そして、どちらもタイトルに関わり目指すチームであるということ。

昨季。
強き浦和レッズを前に、大事な場面で勝ち切ってきた鹿島アントラーズ。
シーズンを通じて強さを発揮しながらも大事な場面を落とし、再び悔しい想いを残すこととなった浦和レッズ。

今季もお互いを意識した、負けられない相手となるはずだ。

この試合で今季が始まる両チームは今後、ACLそしてJリーグと戦い、過酷な日程がスタートする。

【FUJI XEROX SUPER CUP】

2月18日 土曜日
日産スタジアムにて 13:35 キックオフ

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