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【FC大阪】 ファン感謝Day開催 積み重ねた感謝と「らしさ」光る時間の共有 【ファン感】

2014/12/16 13:04配信

Tomoko Iimori

カテゴリ:コラム

地域決勝大会にて勝ち上がり、先日正式なJFLへの昇格承認の連絡を受け、JFL昇格が正式決定となったFC大阪が、12月13日土曜日、ファン感謝イベントを新大阪・キャプテン翼スタジアムにて開催した。
FC大阪はサッカークラブとしてさまざまな取り組みを行っており、中には新感覚のものもたくさん取り入れている。
今回開催されたのは「FC大阪DAY」。
ファン感謝イベントもFC大阪が手掛ける、「FC大阪らしい」イベントとなった。

トップチームの選手やスタッフ、クラブフロントスタッフ、U-18所属選手、CRAVO選手、そしてクラブの広報タレントとして活躍する楪望さん、広報Girlsとして活動する町田展子さんらクラブからの出席者と、ファン・サポーター、そしてFC大阪サッカースクールに通う子供たちやその親御さんら、総勢で100名近くが集まった。

会場となったのは新大阪・キャプテン翼スタジアムであり、会場やイベント内容に制限があったため今回は人数を規制して100名前後での開催となった。
今季戦った選手たちやスタッフ、そしてファン・サポーターが共に楽しむ時間として午前11時半、キックオフした。


●アットホームなファン感謝イベント

ファン感謝イベントは、FC大阪の社長である疋田社長からの挨拶で幕を開けた。
JFLへ昇格できたことへの感謝の言葉、一年間サポートしてもらったとの挨拶が印象に残った。
チームは強さだけでは戦うことはできず、特にJリーグを目指すクラブにとっては応援してくれるファンやサポーター、企業やサポートしてくれる方々の力が必要となる。
一年間戦うということは簡単なことではなく、シーズンを通して応援してくれた方々への感謝の気持ちを中心に挨拶があり、ファン感謝イベントがスタートした。

近藤選手会長からのお話、そしてキャプテン岩本選手の挨拶も続く。
Jリーグへ昇格するためにチャレンジしていくという力強い言葉と決意が語られ、これからさらなる発展に向けて選手たちも次のステージを見据えているようだった。

ファン感謝イベントの中心は、参加者全員をシャッフルしチームを作り、戦うフットサル。
選手たちや広報Girlsなども含めたシャッフルでチーム分けされ、エンジョイフットサルを楽しんだ。
その試合をチームの盛り上げ役でもある近藤選手が、マイクを持って解説することで、プレーする側だけではなく、試合を観ている側も楽しむことができ、笑いが起こる。
即席でプレーする選手たちやファンサポーター、子どもたちにニックネームをつけて解説する話術はさすがといったところ。
近藤選手の話術はその場を盛り上げ、たくさんの笑顔を生んだ。
菅原康太選手や広報Girlsの町田さんもマイクパフォーマンスで場を盛り上げた。

さまざまな年代の方々が集まるイベントの中、子どもから大人まで全員が終始笑顔で過ごし、トップの選手たちはたくさんの人たちに積極的に自ら話しかけ、コミュニケーションを図るなどアットホームな雰囲気でイベントは続いた。
ボールを一緒に蹴ることでふれあい、コミュニケーションを取り、少し深くなる関係性や、同じ場で限られた中で生まれる親近感なども感じるほど、アットホームという言葉がよく似合う、人々の気持ちが詰まったファン感謝イベント。

試合の空き時間にはフットサルの他に、キックターゲットなどもあり、子どもたちと選手たちが仲良く触れ合う場面も。

フットサル終了後は、表彰式が行われ、優勝チーム、そして準優勝チームが表彰され、
男子MVP
女子MVP
そして子供たちからもMVPが選出され、広報Girls賞の発表も行われた。

男女共に楽しめて、そして子供も楽しめるというイベントとなり、FC大阪に関わるすべての人たちが笑顔になり同じ時間を共有することができる機会となった今回のイベントは、選手たちも1シーズン緊張感を持って戦ってきてシーズンの終わりにホッと一息つき身近に自分たちを知ってくれている方々と触れ合うことができる貴重な時間を楽しんだ時間となった。
応援する方や普段スクールでFC大阪の選手たちと関わっている子供たちも、同じピッチに立ち同じボールを蹴ることでボールを通じて楽しむ機会となったこと、そして女性であっても気軽に楽しむことができ、ボールを蹴ることができる機会だったこと。
選手たちとファンサポーターの距離だけが近くなったのではなく、ファンサポーターと会長や社長といったクラブ上層部の方々との交流やサポーター同士、子どもたちとサポーターの方々など、たくさんの人々がFC大阪という共通点で結ばれることができた日。

FC大阪という共通点で結ばれる人々が、その結びをさらに強くした一日となったことだろう。
ファン感謝イベントは多くのクラブで開催されているが、FC大阪らしいアットホームで全員が同じ横並びとなり一緒に楽しむことができた心温まるファン感謝イベントとなった。

最後はFC大阪会長 吉澤会長よりお話があり、ファン感謝イベントは幕を閉じた。

発展途上の途中であるFC大阪ながら、ファンサポーターへの感謝の意識や大切にするという気持ちはなによりも大切な部分と信念を持ち、選手たちやスタッフなども含め全員が温かい気持ちを持って過ごした時間だということが伝わった。
会場では、選手に個人的に質問するサッカー少年や、今後のサッカー人生に関しての相談をするU-18選手、フットサルを初めてプレーし、これからもボールを蹴りたいと笑う女性や、エンジョイであっても勝負にこだわり勝ちたいという姿勢になる戦うことに意識の高い選手などいろんな姿を見ることができ、たくさんの人たちが共有した時間。

そのひとつひとつが、FC大阪を盛り上げ、支え、大きくしていくのだとストレートに伝わる良いイベントだった。

ファン感謝イベントという名ながらも、選手たちがファンサポーターに感謝の気持ちを伝えることはもちろん、ファンサポーター側から選手たちにお疲れ様を伝える時間でもあり
シーズン中とは違ったあたたかい空気が流れる時間となった。


最後は参加者全員で記念撮影をし、たくさんの笑顔を収めてイベントは終了。
そして最後に自然とひとつになって集まり、笑顔になる選手たちをみて「チーム」を感じた。

ボールを一緒に蹴ることで仲間になる
一緒に戦うことで仲間となる

選手であってもスタッフであっても、そしてファンやサポーターであっても立場に違いはありながらそれが「ひとつ」のチームであることがわかる。

もう冬となり、師走も近づいている12月。
寒い大阪の空の下、行われたファン感謝イベントは、寒いながらも温まる感謝と笑顔が溢れる感謝イベントとなった―。

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