CHANT(チャント) 柏レイソル

CAラヌースのプロ意識

2014/08/11 08:04配信

OG

カテゴリ:コラム

先日、スルガ銀行チャンピオンシップが行われ、

柏レイソルが見事にアルゼンチンのCAラヌースを破り、優勝しました。

ヤマザキナビスコカップとコパ・トタル・スダメリカーナの王者が対決するこの試合。

この試合で南米のクラブがどのくらい勝負にこだわっているかが出ていました。

◆アルゼンチンでは日常茶飯事

今回、このCAラヌースが2点目を取られたあとに

柏レイソルの選手達と何度も揉み合いになったことが話題になっています。

彼らは2点目を取られた後に、その悔しさと苛立ちを隠すことなく

柏レイソルの選手達にぶつけていました。

柏レイソルのレアンドロがわざと遠くへボールを蹴りだせば、

CAラヌースの選手達がレアンドロを囲み罵声を浴びせ強靭な肉体を押しつけていました。

この迫力になかなか日本の選手達は近寄れず、レアンドロが一人囲まれ続けてしまっていました。

アルゼンチンではすぐに両クラブの選手が駆け寄りもみ合いになるケースですが

アルゼンチン選手の闘争心に柏レイソル側は近寄れず、

レアンドロやCAラヌースの選手達が柏レイソルのベンチ前まで近づいてくると

ようやく柏レイソルのベンチにいた選手達がレアンドロを助けに入りました。

そして、高山選手の交代シーンでは、CAラヌースの選手が彼の背中を押し続け

早く外へ出ろと促し続けました。

さすがに高山選手も二人目が押し始めた時は足を止めました。

アルゼンチンの選手であれば、背中を押され始めたところで、

グラウンドに倒れこみ時間稼ぎに入ります。

そのほかにもCAラヌースの選手達がキーパーの菅野選手にちょっかいを出したり

数少ないCAラヌースサポーターの乱入までありました。

このCAラヌースの行為は褒められたことではありませんが

アルゼンチンではこれが日常茶飯事のように行われているんです。

彼らがどれだけ勝ちたいかが伝わってくるのは私だけではないはずです。

◆プロ意識の違い

私はヨーロッパや南米の選手と日本のJリーガーとの違いはプロ意識にあると思います。

心、技、体の『心』の部分です。

技、体の差はほとんどないように感じます。

中南米やヨーロッパでは、どんなタイトルであれ、一つのタイトルであり

負けることは許されません。

彼らは常に勝利に向かい、プレーを続けています。

それがファン・サポーターの心を打ち続けます。

今回のCAラヌースの選手達も常に勝利を目指して戦っていたからこそ

揉み合いが発生したんだと思います。

決してよくない行為です。真似してはいけないと思います。

しかし、彼らのプロ意識から学ぶものはたくさんあるはずです。

Jリーグの全クラブが全試合、勝利を目指して戦いつづけることができているのか。

ファン・サポーターを胸を打つ試合をしているのか。

Jリーグの発展、日本代表の強化としても、

『プロ意識』をもう一度考えていかなくてはならないと思います。

 

Good!!(60%) Bad!!(40%)

自分にはそうは思えません。
冷静さを欠いてタイトルを取り慣れたレイソルの選手たちに時間稼ぎに使われていた様にしか…

名無しさん  Good!!0 イエローカード0 2014/08/11|17:18 返信

ラヌースの選手の行動はプロ意識では無く、ファイティングスピリットだと思います。

名無しさん  Good!!0 イエローカード0 2014/08/11|16:26 返信

僕もそう思いました。
彼らはファイターでした。
日本人が世界でもう一つなのは
案外これかもしれませんね。
もちろんうまくやる事ですが。

名無しさん  Good!!1 イエローカード0 2014/08/11|16:02 返信

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