【日本代表】 本田圭佑はなぜバッシングされるのか。今こそ素直な期待を 【W杯】
2014/06/18 23:23配信
カテゴリ:コラム
日本代表は初戦を落とし、絶体絶命で日本時間の明後日午前7時から第2戦目ギリシャと戦う。
これまでもW杯時期は報道が増えるものの、今回のW杯はこれまで以上にインターネットでの発信が手軽になったことにより、さまざまな情報が連日地球の裏側から届けられている。
世界最大の祭典とあって日本国民の注目も当然大きく、その期待はとても大きい。
日本代表の連日の報道や、日本のサッカーファン、そして開設者や評論家たちの中でなぜ本田圭佑は批判されてしまうのだろうか。
●本田圭佑に課せられた大きな期待
どんな場合も、ヒール役のような存在がいるとそこを取り上げて言い方は悪いが吊し上げ、盛り上げるようなやり方でテンションをあげるというやり方がある。
本田圭佑をヒール役にしてるような感覚になる評価は、どうして生まれるのだろうか。
それは間違いなく、本田圭佑に課せられた大きな期待が原因だ。
初戦のコートジボワール戦。
本田よりも自分らしさを出せず苦しんだのは香川だった。
本田は素晴らしいトラップから得点もしっかりと決め、本来の本田らしさにはもちろんまだまだ届いてはいないかもしれないが、それでも得点という結果を出した。
本田の1点は全員で獲得した得点というよりは、個人技に近い得点だったはずだ。
それは日本代表のサッカーでの得点という形ではないものの、得点を多く獲ったほうが勝ちというサッカーというスポーツでゴールを決めて非難されることはさほどない。
あの得点がマイナスだったわけがない。
しかし、本田には非難が集中している。
それは本田がまだまだできるという期待から。
そして本田がもっと日本代表のやりたいサッカーを引率してくれると信じていたからだろう。
●本田を外せ論に「待った」
日本サッカー史に深く名を刻む釜本氏など、本田を外せという世論も出てきているが、それにはちょっと待ったと申したい。
本田圭佑はこのチームの基盤となってきた一人だ。
そしてW杯という戦いを知っている人間でもある。
南アフリカ時に不動の核である中村俊輔を外し、それまで1トップだった岡崎を外すことで本田を中心とした攻撃という布陣を取ることにより日本代表は結果を残した。
選手たちにとって満足がいった試合ではなかったが、それでも日本はひとつの結果として南アフリカ大会に歴史を刻んだ。
その時のように、エースを外すということも日本代表には必要なスパイスと考えているのかもしれない。
超攻撃にするならば本田は外せとはしかし、うなずけない。
本田は日本代表のためにやってきた。
それは前述通りだが、そういった人間味の部分を抜きにしても、本田がいないことには日本代表のサッカーは成り立たないのではないだろうか。
本田を抜きに直前テストもしていない状況で、本田を抜きにしてザッケローニ監督が戦うとは考えにくい。
●絶体絶命だからといって一か八かではない。
初戦を落とすということはW杯の戦いにおいて大変難しく、日本代表の戦いを考えると3戦目に強敵コロンビアを控えていることを考えると非常に厳しい状況になってしまった。
まさに絶体絶命。
しかし、初戦負けたことによってやることは明確になったはずだ。
それは「勝つこと」。
負ける試合なんて当然あって良いわけはないが、負けたことによって残り2戦絶対に勝たなくてはいけなに状況になった。
シンプルにひとつひとつを勝つことだけを目指して日本代表は戦うわけだが、それはイチかバチかに懸けるといったことではないはずだ。
ザッケローニ監督、そして選手たちは一環して「自分たちのサッカー」という言葉を口にしている。
それは高い位置でボールを奪い、高い位置にディフェンスが上がり高い位置でポゼッション、そして短いパスを速くつなぎ相手を崩すサッカーを目指している。
次の相手はギリシャで高さが指摘されているが、もちろん相手の高さは脅威であるもののそれは相手の攻撃的な部分で対応しなくてはならない部分であり、日本のサッカーは空いてのディフェンスの高さで左右するようなものではない。
日本のサッカーをして勝つことを掲げている日本代表にとって突然の戦い方の変更はあり得ないのではないだろうか。
本田圭佑は、何度も今までバッシングを受けてきた。
それでも毅然とまっすぐと前を向いて強い言葉を放ってきた。
彼は強いから、叩かれるのだろうか。
期待をするならば今こそ、素直に応援してみてはどうだろうか。
私は本田に期待したい。
本田が楽しくて笑顔になった時。日本代表に何かが起こると期待してしまう。
サッカーは当然一人の力でどうにかなるようなスポーツではない。
特にW杯という大会では選手ではなくチームで勝つものだ。
だからこそ、今日本代表は23人で戦わなくてはならないが、本田圭佑だけをバッシングするのはいかがなものか。
勝つのも負けるのも誰か一人のせいではない。
それをわかっていながらバッシングするなんてナンセンスはもうやめよう。
素直に応援することが、日本代表だけでなくその応援を 想いを ひとつにできるのではないだろうか。
何が起こるかわからない。
だからfootballは面白いのだ。
チカラをひとつに。
それは日本だからこそ持っている力だと、私は信じている。
昨夜テレビ観戦した、オーストラリア対オランダ戦のオーストラリア代表の戦い方が参考になると思いました。
名無しさん | 0 0 |2014/06/19|13:23 返信
コートジボワール戦見た上で今だに本田を外せと言ってる人たちは
某選手(該当二名)への批判を何が何でも逸らしたいだけの人たちでしょうね。
普通に日本代表を応援してれば本田を外すなんて選択肢はまず思い浮かびもしない筈ですから。
名無しさん | 6 0 |2014/06/19|00:05 返信