【流経大】 流経大連載完結!流経大サッカー部 取材後記 【大学サッカー】
2015/06/25 14:52配信
カテゴリ:日記
当初は1.2回に渡ってお伝えしようと思っていた 流通経済大学サッカー部の記事。
内容が濃厚だったので、6回にも渡る連載となりました。
読んでいただいた方々、ありがとうございました。
流経大にお伺いするのは当初夕方からの予定でした。
しかし、予定よりも早く龍ヶ崎に向かえることになったので、大変ご迷惑ながら時間より先に到着することに。
ご迷惑をおかけしながらも予定よりも早く到着した私たちに対応してくださった中野監督。
中野監督は大学から離れた場所におられたため、大平コーチに連絡をしていただき
大平コーチが急遽施設案内をしてくださりました。
最初に見させていただいたのは、RKUフットボールフィールド。
クラブハウスに2面の人工芝グラウンド、そしてドイツ式コートと、ビーチサッカーコートがある施設でした。
大平コーチのたくさんのお話を聞きながらの施設見学。
本当に隅々まで見させていただきました。
その次に向かったのは、選手たちが実際に生活する龍駿寮へ。
たくさんのトロフィーや賞状、ユニフォームが飾られた寮の玄関。
開放的で明るく、大きな食堂にはたくさんのフルーツがありました。
238名分の食事…それもアスリートとしての栄養を考えた食事が毎日用意されるのは、選手たちの身体作りの基本となるでしょうから重要なものですよね。
明るく迎えてくださった食堂で食事を作るスタッフの方々。
遠く親元から離れている選手たちにとって、寮を切り盛りする中野監督の奥様や奥様の友人というスタッフの方々はお母さんを連想させる大切な存在なのだろうと感じました。
トップチームの選手たちが生活をする第3龍駿寮を訪れたのですが、トップの選手たちは試合の前日だったので、早い時間に練習を終え、次の日の試合に備えた時間を過ごされていました。
突然の訪問で申し訳なかったのですが、大平コーチが選手たちの部屋も見せますよと案内してくれました。
そこで大平コーチがノックもせずに選手たちの部屋のドアを突然開ける!開ける!開ける!
あえてノックをせずに開ける大平コーチの笑顔と、開けられた選手たちの驚く顔。大平コーチの人柄の良さと選手たちとの信頼がそのやり取りに見えました。
ちなみに選手たちはお昼寝禁止というルールがあるそうです。
夜にしっかりと寝て身体の回復をするという目的があるためだそうです。
突然訪問してしまった選手の方々。お邪魔しました。突然の抜き打ち検査的な感じなってしまい申し訳なかったです;
龍駿寮にはアディとダスというワンコがいます。
これはアディダスが大好きな中野監督が名づけた名前で、中野監督が捨てられていた?子犬を拾ってきて飼うことになったのだそうです。
流経大のウェアはアディダスなのは知られていますが…
中野監督。
アディダスがとてもとても好きなのだとか。
ご自宅にアディダスの部屋があるくらいたくさんのアディダスの服やグッズをお持ちで、
この前adidasのポロシャツだけを数えてみたら80枚あったんです。
と。
私もアディダスが昔から大好きでたくさんのものを持っていると自分では思っていましたが、アディダスマニアだとか言っちゃいけないレベルだなと思いましたね…(笑)
中野監督のスマホケースと私のスマホケースがおそろいでした!
色違いのadidasのスマホケースで「あ。」と思いました♪契約選手もよく使っているアレです!
大平コーチに寮の次は大学のジムに案内していただいたのですが、これもまた大きな施設でした。
たくさんのマシンが並んでいましたが、プールもあるのだとか。サッカー部の選手たちの多くもそこでトレーニングをしていました。
大学のグラウンドである人工芝グラウンドからそのジムにいくまでの坂が…まぁーキツイ!
息切れました…運動不足くっきり!で申し訳なかったです…;
中野監督とのお話をさせていただいたのが17時過ぎからだったのですが、たくさんのお話をしていただきました。
お話をさせていただき終えたのが21時を回っていました。
その後、外に出て当然真っ暗な中で人工芝のお話をしていただき、そこでまた長々とお話させていただいたので、本当にたくさんのお時間を割いていただきありがとうございました。
実は、この取材の申し出をした際に、札幌から来られる時は成田ですか?迎えにいきますか?とおっしゃっていただき、驚きました。
龍ヶ崎から成田空港まで1時間以上かかる道のり。
前日に東京入りした私は大丈夫ですよ!とお伝えしたのですが、では、最寄の駅までお迎えにあがりますよ、とのありがたいお言葉をいただきました。
レンタカーを借りていたので流経大まで行けますからお気になさらないでください!とお伝えしたのですが
それでもわからなかったらすぐにご連絡くださいね、わかりづらい場所なのですぐに連絡してくださいね、とのお言葉。
中野監督のお気遣いは、あたたかくありがたく、驚きました。
有名監督というとなかなか開いて話していただくには時間がかかるもので
サッカー業界はこういってしまうと語弊があるかもしれないですが、まだまだ男性社会が強い場所です。
女のお前なんかにそんな話をしたところで…なんて態度を取られることも正直あります。
しかし、流経大のみなさんはとてもあたたかかったです。
大平コーチもとても人が良く明るく接しやすくしていただいたため、さまざまなお話をさせていただけましたし
中野監督も文中にも書きましたが、偉そうには決してしないという言葉通り最初から最後までとても気を遣ってお話をしていただいていたと伝わってくる時間を過ごさせていただきました。
流経大取材の次の日。
大宮アルディージャの練習に足を運んだのですが、そこには流経大サッカー部から初期にプロ選手になったGK塩田仁史選手が。
流経大に取材に行ってきたというお話をさせていただきました。
流経大サッカー部があそこまで大きくなったのは中野さんのおかげなんですよ、全部。
と塩田選手。
「僕たちの頃には筑波大のBチームに0-10で負けてたようなチームでしたからね。
まだ茨城県リーグの時代で、本当に強くなかったんです。
そのチームからプロ選手として出してもらったことは本当に奇跡で、自分だけの力では絶対に今ここにはいませんよ」と塩田選手。
中野さんたくさんお話されたでしょ?何時間いました?と大きな笑顔で流経大を想い話す塩田選手から、流経大への愛が見えた時間でした。
中野監督のお話の中には
現在浦和レッズで活躍する宇賀神選手のお話もありました。
流経大としてプロ選手は多く輩出できているけど、まだJリーグの主力になる選手が少ないとお話されていました。
しかし、現在負けなしを続け1stステージ優勝を決めた浦和レッズには二人の流経大出身選手がいます。
武藤選手、そして宇賀神選手。
宇賀神選手は浦和レッズユースでスタメンとして試合に出場していたわけではない選手だったといいます。
しかし、流経大に進んだことで4年間努力を重ね、浦和レッズへの未来を切り開いた選手です。
当時の浦和レッズユースの選手たちからすると、なんで宇賀神が試合に出てるの?と不思議に思うかもしれませんねと中野監督。
4年間、宇賀神がその当時の選手たちよりも貪欲に努力を重ねた結果ですとお話されていました。
その宇賀神選手。
サッカーノートの内容がとても濃かったようです。
選手によっては疲れもあってかだんだん日記のようにサッカーのことに関係のない内容まで書くこともあり、選手それぞれの気持ちがわかっておもしろいと大平コーチ。
でも宇賀神のサッカーノートはとても細かいところまで振り返ることができていて、プレーについてもメンタル的な部分に関してもしっかりと書かれていることが多かった。
と話されていました。
意外でしょ?と笑う大平コーチからは卒業選手である宇賀神選手への愛情が詰まっていました。
流経大サッカー部を卒業した選手たちはたくさんいますが、その一人一人の今週の試合出場時間をしっかりと把握し、毎週HPや大学にある掲示板などで記しています。
卒業したからあとは風の便りに任せるのではなく、毎週どの試合に何分出場したのかを把握し、卒業した選手たちの良き相談相手になり続ける。
流経大ファミリーなんだなぁ…と感じましたね。
人と人の繋がりを大事にという中野監督の考えが流経大全体に拡がり、色となっている。
そんな感じがしました。
時間にして7時間半の滞在でしたが
もっともっと知りたい。
そんな気持ちにさせられる7時間半でした。
もっともっと勉強し、もっと深きところをまたお聞きしたいと思っています。
またお伺いすると思います。
またの文章をお待ちください。
そして流経大のみなさん、ご協力ありがとうございました。