CHANT(チャント) 流通経済大学サッカー部

【RKU】 流通経済大学 塚川・ジャーメイン・小池・オビ選手取材他、後記 【大学サッカー】

2016/05/12 21:38配信

Tomoko Iimori

カテゴリ:日記


久しぶりになってしまいました取材後記。
そして時間が経過してしまいました…申し訳ございません。

4月20日、流通経済大学サッカー部様にお邪魔をさせていただきました。
と、その前に。

実はこの取材の前。
4月5日に流通経済大学サッカー部・中野雄二総監督にお会いさせていただきました。

4月5日は火曜日で、その前日に流経大サッカー部は以前記事の中でもお伝えした流経大サッカー部が使用するプロチーム顔負けのチームバスに乗り、
なんと茨城県龍ヶ崎市にある大学から、長野県松本市…J2松本山雅まで練習試合に行かれたとのことでした。
松本まで5時間強バスに揺られ、アップ時間も含めて滞在時間が約3時間半ほど、そしてその後すぐに龍ヶ崎へと再び5時間かけて帰るというハードな日程をこなされたといいます。

地方のクラブにおいて問題となることが多い練習試合相手。場所によってはなかなか力のあるチームとの練習試合ができず強化に悩むプロクラブが多いという状況に少しでも力になれたらと
中野監督は距離があっても流経大サッカー部として練習試合に出向くとお話されていました。
遠くはベガルタ仙台やアルビレックス新潟等まで練習試合の対戦相手として向かうといいます。
流経大にとっても、長時間の移動をこなし、すぐに試合をして帰るというハード日程をこなすことで、いつでも恵まれた日程の中で試合をこなせるわけではないというトレーニングになると中野監督は話されていました。

そんなハード遠征の次の日。
オフにも関わらず快く迎え入れてくださった中野監督。
流経大サッカー部のグラウンドには、オフであっても選手たちがボールを蹴っていました。
授業のある時間帯であっても自身の授業がない選手たちが、少しでもボールに触れようとボールを蹴り、
練習が終わり照明が消えるまでの時間でもボールを蹴っている選手がいるなど、常に流経大のグラウンドではボールを蹴る音が響いています。

中野監督と長い時間お話をさせていただき、その後埼玉スタジアム2002へと向かった4月5日。
浦和レッズ×広州恒大のACL大一番を観させていただいたのですが…

その試合でゴールを決めたのが
宇賀神選手のシュート性のボールに反応した武藤選手という。
流通経済大学サッカー部卒の2選手の活躍によって生まれたゴールということで偶然ながらも、大興奮。
宇賀神選手のお話も、武藤選手のお話もたくさんお話してくださった後だけに、偶然ながらも大事な試合での2選手が生んだゴールにいつも以上に
おおおおおおおおおおおおおお!となりました!

昨年末にスカパー様で放送されていた浦和レッズの選手にスポットを当てた番組「THE WAY」。
近日から再び新しいシリーズが始まるようですが…昨年末に放映された6選手のうち宇賀神選手、武藤選手のエピソードもありましたね。
そこに登場した流経大ヘッドコーチの大平コーチ。そして川本コーチ。
2選手のルーツにおいて流経大が深く関わっているのがわかる番組内容でとても興味深く見させていただきました。
多くの流経大卒の選手たちがいるので、たくさんの選手たちのお話をお聞きしますが武藤選手、そして宇賀神選手含め、流経大で過ごした時間の中でさまざまなことがあったからこその今だと感じるエピソードを実際に聞き、この場で刻んだのだというリアルと向き合うので、
活躍を実際に感じることができる場でお話の直後にそういったゴールを埼スタで観れたことで本当に大興奮でした。


オフの時間にお時間をいただいたその機会にお願いをさせていただいた、今季トップチームで戦う選手たちへの取材。

4月20日改めて練習時間にお邪魔いたしましたが、その日はトップチームとJFLで戦っている流経大ドラゴンズ龍ヶ崎の試合が行われる日でした。
今季JFLでFC大阪に勝ち点1差で追いかける2位の位置に付けている流経大ドラゴンズ龍ヶ崎は、毎年選手たちが流動的に変化する大学チームながら2位という位置ということで、旋風を起こしています。
トップチームとドラゴンズの試合でも今年のチームになってからすべてドラゴンズが勝利しているということで、この日も定期的に行われるトップチームとドラゴンズの試合が行われていました。

プロチーム等との練習試合よりも俄然力が入るというこの試合。
同じ流経大だからこそ、絶対に負けたくないという想いを持って戦っているといいます。
同じチームでありライバル。競争がある流経大だからこそ絶対にお互いがお互いに負けたくない戦いがあると話す、中野監督。
そういった試合をチーム内でできるということも、おそらく流経大が強く在る理由のひとつである…と感じました。

この日の試合も、ドラゴンズが勝利。

ハードな試合後、
今季キャプテンを務める4年生 塚川幸輝選手
背番号10を背負う3年生 ジャーメイン良選手
昨季新人賞を獲得し、鹿島アントラーズの特別指定選手でもある2年生 小池裕太選手
今年入部し東京五輪世代でもある1年生 オビ・パウエル・オビンナ選手。

の4選手にお話しをお伺いしました。

1人1人のインタビューになってしまうとお待たせしてしまう時間もできてしまい、リラックスできないのでは?との考えから
4選手同時のインタビュー進行となりました。

キャプテン塚川選手はキャプテンであるため取材対応も多いのだろうなと感じさせるしっかりとした話し方で、4人でのインタビューを引っ張ってくれました。
意識したわけではなかったものの4年生から1年生まで各学年1人ずつ4選手という形でしたが、オビ選手はまだ1年生で入部したてということもあり先輩たちの中で緊張感が少しあったものの、先輩後輩が仲良くお互いが気兼ねなくという雰囲気を感じる時間でした。

選手たちがリラックスしてお話できるように、監督やコーチのみなさんは同席せず、お気遣いいただきました。ありがとうございました。

塚川選手は話し方が上手く、明確な答えを話してくれるのでとても助けられました。
名門流経大のキャプテンという重みを背負っているキャプテンですが、「自分は弱い部分がある」を連発。
自分にとっての一番の弱点のように何度も口にされていましたが、弱さがあると口にできるのも強さだと感じました。
「今年の目標は…得点王!」と守備での貢献高い選手ながら答え、笑ったキャプテン。
その場の雰囲気も和む、キャプテンの人柄が出る盛り上げ役を随所で出してくれました。

小池選手はその時はまだ鹿島アントラーズへの練習は参加していなかったのですが、鹿島への練習参加もスタートしましたね。今後流経大と鹿島アントラーズとの両立にも注目ですね。
キャンプに参加した際には「鹿島の選手の方たちに優しくしてもらえたからやりやすかった」と話した小池選手。
「試合になると厳しく言ってくれるけど、ピッチから出ると優しくしてくれた」とお話されていました。
いい意味で負けん気の強い尖った強いメンタルを持つ選手だと思います。そういった選手が今後、良い意味で大人になりきることなく突き進んだ時に切り開く未来を観てみたいと感じさせてくれる選手です。

JFLで旋風を巻き起こしている流経大ドラゴンズ。今後CHANTとしてもスポットを当てたいと思っています。
「今季はドラゴンズが結果を出しているからこそ、ドラゴンズの選手たちがトップに上がらない状況となっていて、流動的ではなくなった分、自分たちが結果を出さないと次に控えている選手たちがいないということ。
自分たちがより責任を持って、自分がやるしかないという気持ちを強く持って戦わなくてはならない」と、ジャーメイン良選手がお話されていました。
背番号10という重みと期待。より一層自覚を持ったという雰囲気を感じることができました。

「まだ慣れていない」と話すオビ選手ですが、1年生ながら開幕戦からゴールマウスに立っているオビ選手。
流経大という場所の重みを感じるのはこれからなのかもしれません。
これまでは「サッカー中心の生活だった」という6年間をJFAアカデミー福島でサッカーな生活を送ってきたオビ選手ですが、流経大は大学生としての生活の基盤を重要視し、大学生であることが第一であるという中野監督の考えの下、大学生でありサッカー選手としてどう過ごすのか楽しみです!

4選手とも目指すは「プロサッカー選手」。
そこがゴールではなく入口であることも、たくさんの先輩たちが先の道を歩んでいるからこそ知っている選手たち。
今後の活躍に注目していきます!


またお伺いさせていただきたいと思います。
今回も長い時間滞在させていただきました!またお届けしたいと思います!

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