【日本代表】 サプライズ選出の歴史と注目されるサプライズ候補たち 【5/12】
2014/05/10 00:02配信
カテゴリ:コラム
ブラジルW杯 日本代表メンバー発表は5月12日。
あと数日と迫った日本代表発表は、たくさんのサッカーファンを緊張感で包んでいる。
大迫の所属する1860ミュンヘンが数名の日本代表選出選手をフライング発表したというニュースが深夜に日本サッカー界を駆け巡った。
その真意がどうかは日本サッカー協会としてはきっと触れず12日まで沈黙を通すことだろう。
日本中が注目する5月12日。
運命の日までのカウントダウンがはじまった。
●注目されるサプライズ
話題となるのがサプライズ選出についてだ。
W杯の代表発表といえば毎回話題となるのがサプライズ的な選出や落選に関することだ。
こうなったのも、日本代表が初めてW杯に出場する際の初めてのW杯メンバー発表にて、
岡田監督が下した衝撃的な出来事がはじまりだった。
外れるのはカズ。三浦カズ。
当時の日本代表のエースであり、日本サッカーの象徴であったカズこと三浦知良が外れるのは誰もが想定していなかったことだった。
予選中も得点を重ねたカズ。しかし、その予兆はあったのかもしれない。
日本代表はVゴールにて歴史的なW杯初出場を決めたが、その試合で岡田監督はカズの交代を命じた。
何度もカズは 俺!?と確認してピッチを出て行った姿は今でも鮮明に思い出せる。
日本サッカーのキングことカズはW杯に出場することができなかったのだ。
そしてサプライズ選出となったのが当時18歳だった小野伸二だった。
そしてその次の大会となった自国開催の日韓W杯。
その時の日本代表発表では、サプライズと呼ばれる人選として中山雅史、そして秋田豊が選出された。
日本代表の10番候補だった名波浩、そして中村俊輔が落選し、当時エースだった高原直泰がエコノミー症候群発症により落選。
ベテランを精神的支柱としての役割で選出するというトルシエ監督の人選があった。
そしてその4年後。
ドイツ大会では、エースとされていた久保竜彦の不調により巻誠一郎が選出された。
FWの選出に注目をされていただけに巻の選出は当時日本中を巻き込みブームとなり、注目が高かった。
南アフリカW杯でのサプライズ選出の印象は薄かったものの、あまり岡田ジャパンでの実績が少なかった矢野貴章が選出され、驚きの声が多かったのは記憶に新しい。
そしてあれから4年の歳月が流れた。
今回のサプライズ選出は存在するのだろうか。
●注目されるサプライズ候補たち
サプライズ選出があるとすると…と今注目を受けているのが大久保嘉人、そして南野拓実だ。
大久保嘉人は昨年、そして今年と今一番得点の匂いいがするFWといって良いだろう。
個人的には大久保嘉人の選出を実現してほしいと願っている一人ではあるが、現実的には難しいのかもしれない。
大久保嘉人をザッケローニ監督は一度試しているからだ。
その頃とは違うといっても、ザッケローニ監督は一度見切った人間に関してはほとんど振り返ることがないところが気になる。
そして大久保嘉人を選出するとなれば中村憲剛を同時に選出する必要があるだろう。
今の大久保嘉人が結果を出せている要因のひとつは大きく中村憲剛にあるからだ。
そして中村憲剛ももちろんサプライズ選出の候補の一人だといって良い。
中村憲剛は世界で戦う経験があり、W杯代表経験者でもある。
ドルトムント時代の香川真司を生かす上では絶好のコンビネーションを魅せたのも中村憲剛だった。
ベテランとしてチームをけん引し、本田圭佑にも意見を言える。そして日本代表という場を知っている。
選手のいかし方を最大限に演出するプレースタイルは中村憲剛だけが持つ秘技といって良い。
最終選考となって突然中村憲剛の名前が飛び出すことは十分に可能性としてあるのではないかと私は考える。
そしてジョーカー南野拓実だ。
南野拓実はまだ19歳だが、度胸に関しては並はずれたものを持っている。
19歳という年齢の中ではJリーグの中では頭ひとつ出ているといっても過言ではないぷれーやーだが、実際日本代表の中で今輝いて核になれるかというと疑問が残る。
まだまだ荒削りであり、判断もかけているところがある。
しかし、だ。
南野の度胸はどんな相手であっても自分のプレーを存分に魅せることができることだ。
相手が強ければ強いほど、ビックネームであればビックネームであるほどに果敢にチャレンジを仕掛ける。
まるで楽しんでいるかのように、俺はお前には負けない!というように挑んでいくのだ。
ココで1点がほしい。
そんな場面が必ずW杯を戦う上で出てくることになる。
そういった場面で闘争心むき出しで、果敢に挑んでいくそのプレーが必要になることがあると考えられる。
南野は何度も何度もチャレンジを繰り返す。
周囲に選手がいても自分が自分がと挑んでいく姿は若さであり、強さなのだ。
そこに着眼したのはザッケローニ監督。
その度胸をどう評価しているのか。
-泣いても笑ってもあと3日となった日本代表メンバー発表。
誰が選出されても愛される、日本代表であってほしいと願っている。
昨夜某国営放送で見た代表選出に纏わる話とオーバーラップする部分がありました。
(大久保選出には中村憲剛をセットにという話です)
泣いても笑っても明後日にはすべてがわかるんですよね。
名無しさん | 0 0 |2014/05/10|09:25 返信