◆ ご挨拶 2015.12.31 ◆
2015/12/31 23:28配信
カテゴリ:コラム
12月31日。
みなさま、どのような年越しをお過ごしでしょうか。
個人的なことになりますが、今年は大きな手術をするという幕明けとなりました。
手術をすることが決まったのは昨年10月のことでした。
手術のために大きな検査を受けなくてはならず、恐怖心とともに検査入院を経て、
サッカーのシーズンオフである時期に手術をして、開幕には動けるようにというスケジュールを逆算して組みました。
初めての開腹手術、内臓摘出という現実を前に、自身に降りかかる生と死というものに真剣に考えることにもなりました。
家族のこと、これからのこと、自分という存在や、人生について。
さまざまなことを考え不安になり、でも強くなった日々でもありました。
そんな時にも多くのfootballな方たちが、声をかけてくださって、応援してくださって、とても力になりました。
入院生活中にアジア杯が行われていたこともあり、病院の中でもサッカーの話をする機会がありました。
その時のことを文章にもさせていただきました。
http://chantsoccer.com/posts/648
改めて、サッカーはたくさんの人たちの勇気となる力を持っていることを知りました。
長い治療を続けている方や、なんらかの理由があってサッカーを会場で観られない人たちもいる。
そういった方たちに、多くを伝えられるような、そして改めて行けるようになった時に観たいな、行きたいなと思ってもらえるような
伝え方をしていけたら良いな、と強く思い始まった2015年でした。
今年も長いシーズンが始まるなと思っていましたが、思い返してみると毎年のことながらとても早い一年だったなと感じています。
今年は変化の一年と決めて、さまざまなことに挑戦した年でもありました。
とにかく多く全国へと飛び、たくさんの人に出会い、触れて、伝えてを大切にした年でした。
さまざまな地域へと行かせていただき、さまざまなカテゴリーのfootballに触れました。
術後でありながら、かなりアクティブに動き回り、何度か体調を崩したこともありましたが、それでも自分が手術したことも忘れるくらいに充実した日々を送ることができたと思っております。
CHANTはまだまだ新しい媒体ではございますが、たくさんの方に知っていただくことができましたこと、
たくさんの方々に読んでいただいていること、とても嬉しく幸せに感じております。
各地でサポーターの方々に、声をかけていただくこともありました。
温かい声がもっとがんばろうというモチベーションにも繋がりました。
サッカーを通じて、さまざまな地域へと足を運ぶことで、その土地の文化や歴史、人柄やその地域の食べ物など、
新たな発見にもたくさん触れた一年でした。
2015年は大きな一年であったと、振り返り感じておりますが
まだまだ満足はしておりません。
来年も、飛躍の一年にするには自分次第と責任を課して
努力をしたいと思います。
今季、文章を読んでいただいた方々。
仲良くしていただいた方々。
お声をかけていただいた方々。
取材等、現地でお話をさせていただいたサッカー関係者の皆様。
多くのスタッフ・選手の皆様。
サッカーサポーターの皆様。
大変お世話になりました。ありがとうございました。
来年も、「伝える」を強く持ち、触れていきたいと思います。
2016年もよろしくお願い致します。
【コミュニティー】を大切にするCHANTだからこそ、来季はさらに皆様とのコミュニケーションを大切に、楽しみにしていきます!
それでは、良いお年をお過ごしください。
2015.12.31
CHANT Tomoko Iimori