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【FC町田ゼルビア】 アウェイへ行こう! 連載第10回 FC町田ゼルビア編 【J2】

2016/03/30 12:31配信

Tomoko Iimori

カテゴリ:コラム


今季4年ぶりのJ2復帰を果たしたFC町田ゼルビア。
関東にはJ1J2J3とたくさんのチームが存在する中、しっかりとした独自の町田カラーを打ち出し、注目されているチームのひとつです。

激闘のJ3を戦い抜き入替戦で勝利し、勝ち上がってきた今年。
クラブ初のJ2昇格時は1年で降格してしまうという苦い経験もしたからこそ、再チャレンジとなった今季からはJ2で定着するクラブとなることを目指しています。

FC町田ゼルビアの前身であるFC町田は、Jリーグ開幕よりもずっと前の1970年代からから町田サッカー協会を中心としてサッカー強化が行われ、選抜チームとして町田の代表として全国で戦ってきたチームでした。
学校の体育でも健康的に子供たちが育つという理念のもとに積極的にサッカーに取り組み、町田の子供たちは教育の中でサッカーに触れて育ちました。
静岡市に続いてJリーガーの輩出が多い街、町田。
現在オランダ・フィテッセで活躍する太田宏介等FC町田時代にプレーしていた出身選手であり、多くのプロ選手を生んできました。
FC町田ゼルビアは、サッカーの街に在るプロクラブです。

応援するチームの試合が行われることで、その地に行きたくなる。
予定を照らし合わせてどの地へ行こうかと計画を立てるのも、サッカー遠征の楽しみのひとつですよね。

アウェイへ行こう第10回目は
東京都町田市に在るFC町田ゼルビアです。

そうだ、町田へ行こう!

●FC町田ゼルビアのホームタウン町田市

東京都町田市は東京都心や神奈川県横浜市などのベッドタウンとして知られ、東京都内では23区、八王子市に次ぎ3番目に人口の多い地域です。
ベッドタウンとしてはもちろん農業が盛んであるなど、住宅街に緑にと落ち着きのある街となっており、神奈川県横浜市、川崎市、相模原市と隣接しています。

小田急線とJR横浜線が通っていることでアクセスも良く、駅前を中心とした商業ゾーンはとても活気がある多くの人で賑わっています。
大学や高校などが周辺に多いことで、若者が多いことでも知られています。

町田に降り立つと、FC町田ゼルビアのポスターやバナーの他、マスコット・ゼルビーが描かれたものなど、さまざまなところでFC町田ゼルビアを発見することができます。

町田駅前には飲食店も多く、朝から夜まで飲食に困ることはほぼないでしょう。
試合の前の日から前泊したいという方は、町田はもちろんスタジアム最寄りの鶴川駅周辺にもビジネスホテルがあるので前泊するにも困らない地です。

ビジネスホテルの一角にもゼルビーが描かれた案内があり、よく見るとそのホテルからスタジアムまでのタクシーを呼ぶことのできるシステムが設置されていることも。
おおよそかかるであろう金額も書いてあるので、利用する方には便利です。

●ホームスタジアム・野津田

FC町田ゼルビアのホームスタジアムは町田市立陸上競技場。通称・野津田。
試合の日には鶴川駅からシャトルバスが運行されているので、シャトルバスを利用して野津田へと向かうのが一番アクセスとしては良い方法です。
シャトルバス利用へは、ボランティアスタッフの方が案内を行っているのでわかりやすいです。
その他、路線バスも町田駅や永山駅、多摩センター駅、淵野辺駅から出ており、タクシーを利用する方もいます。
路線バスのバス停はそれぞれ違った場所になるので、FC町田ゼルビア公式HP等で場所を確認してから向かいましょう。
サポーターの並びなどシャトルバスが運行されていない時間帯にスタジアムへと向かうこともあると思いますが、その際には路線バスを利用している方やタクシーを相乗りして向かうという方が多いです。
バス停からの道程も複雑な場合もあるので、FC町田ゼルビア公式HPでは写真付きでの案内があるので、参考にすると良いでしょう。

緑豊かな場所にある野津田は、野津田公園の中にあります。
2013年までに大規模な改修があり、巨大なメインスタンドが完成となったこともあり新しい印象を持つ方も多いはずです。
トラックがあるスタジアムですが、メインスタンド以外はピッチレベルから緩やかな傾斜が伸びる座席となっており、ピッチまでは少し遠さを感じるかもしれませんが、臨場感を感じながら試合を楽しむことができます。
改修されたばかりということもあり、トイレ等も清潔感があり使用するのにストレスを感じることがないことも嬉しいポイントです。

スタジアム横にある広場ではゼルビーランドが催されており、ホーム試合開催時には多くのキッチンカーが登場し、ステージではイベント等が開催されています。
『ゼルビアタウン』『屋台タウン』『イベントタウン』という3つのエリアから構成されており、大きなゼルビードームも設置されています。
今季はじめて参加したマスコット総選挙で7位となる大健闘で存在感を示したゼルビーの人気は高く、子供たちを中心にアウェイサポーターにも囲まれ人気者です。

ゼルビアのグッズショップの商品も豊富であり、野津田に来た記念に、ちょっとしたお土産に、とゼルビアコラボ商品であるコーヒーや醤油などを購入するアウェイサポーターも多くいます。

FC町田ゼルビアのホームゲームでは、すべての座席が自由席となっています。
券種は数種類に分かれていますがすべて自由席となっており、メインスタンドも自由席となっているので、それを踏まえてスタジアムに向かうことが必要です。

ゼルビーランドでは豊富なスタジアムグルメを楽しむことができます。
キッチンカーの店員さんのテンションも高く、気軽に声をかけてくれる店員さんも。
ゼルビーランドに関わるすべての人が、ゼルビアのホームゲームを作っているという意識を持ったいるのではないかというような印象を受けるほど、ホームサポーターはもちろんアウェイサポーターをあたたかく迎えてくれる場所です。

●試合が終わるとピッチでふれあいサッカーが開催される

その日の熱戦が終わったばかりのピッチの上で、FC町田ゼルビアの選手たちやスクールのコーチたちが中心となって子供たちとサッカーをします。
実際に選手たちが戦っていた憧れのピッチで、試合終了後にそのまま選手たちとボールを蹴ることができるのはFC町田ゼルビアならでは。
試合に勝っても負けても、子供たちのキラキラと輝く笑顔と楽しそうな声が野津田に響き、選手たちと共にボールを蹴ります。

ボールを蹴っている子供たちのご両親他、ホームサポーター、またゼルビアに所属する前に在籍していたチームが対戦相手の場合はアウェイサポーターの方もふれあいサッカーを見学されて行かれる姿が見られます。

FC町田ゼルビアのホームゲーム開催日は、ゼルビーランドからふれあいサッカーまでと、一日を楽しめるホームゲームとなっています。
多くのサポーターが詰めかける試合では帰りのシャトルバスやタクシー乗り場が混雑するので注意が必要です。
時間やスケジュールに余裕を持ってその日を過ごすことをおすすめします。


新宿から30分ほど、横浜からも30分ほどで町田駅へ
小田急線・鶴川駅からはシャトルバスで
新幹線利用の方は新横浜駅からJR横浜線で町田までアクセス
東海道新幹線・品川駅や東京駅からも乗り換えは必要ながら、もちろんアクセス可能。
羽田空港からは町田までリムジンバスも運行されている他、電車でも乗換は必要ながらアクセス可能。
成田空港からは少し遠いものの、東京駅までのシャトルバスを利用する等、アクセスは充分可能。

全国どこからでも。サッカーの旅。

FC町田ゼルビアの街、町田へ。野津田へ。


アウェイへ行こう!

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