【Jリーグ】 主審が差別的行為?アビスパ福岡選手における主審の差別問題について 【アビスパ福岡】
2015/06/10 23:54配信
カテゴリ:日記
真実なのだとしたら―。
まだ真意はわかってはいないものの、これが真実なのだとしたら―。を前提にお話をしたいと思う。
まだ真意がわかっていないものなので、あえて個人的見解としてという前置きでご理解いただきたい。
6日に開催されたJ2アビスパ福岡×ヴォルティス福岡戦。
この試合で主審を務めた高山啓義氏がアビスパ福岡所属の酒井宣福選手に対して差別的発言があったとして
アビスパ福岡が意見書を提出する方針を固めたという。
これが真実なのだとしたら。
冗談じゃない。
そんなことは当然あってはいけないし、そんなことを口にする主審がピッチで公平な笛を吹き、試合を裁く立場に値するのだろうか―。
問題は後半35分。
接触プレーで倒れたアビスパ福岡のMF酒井宣福選手に対し
高山主審が、「Are you OK?」と英語で質問したという。
それに対し酒井選手が「大丈夫です」と答えると
高山主審は「なんだお前、日本語話せるんだ」と嘲笑いながら言ったというもの。
周囲でそのやり取りを見ていた他の選手たちが
「主審それはないでしょ!」というと「後で謝る」と言ったが、謝罪はなかったというもの。
後で謝る…。いや、そういう問題ではない。
後で謝るから良いという問題では決してないことをまずは言っておこう。
何事にも「適正」というものがあると思う。
世の中の人たちがすべての仕事において適正に合う仕事をしてるとは言い難いが、それでも主審というサッカーの世界では試合を成り立たせる立場の人間であり、誰にでもなれる立場でもなく
さらにはJリーグのピッチで笛を吹く以上、主審といっても「プロ」の場である。
その立場の人間として、まず適正しているとは思えない。
そこまで感じる発言であると感じるのは私だけであろうか。
この件に関し、高山主審は「言ってない」と言っているというが
言った言わないでこの出来事があやふやになってしまうのだとしたら、それはこれからのJリーグ、日本の審判の未来に大きな不安を抱えてしまう。
そのくらい大きな出来事だと感じている。
酒井宣福選手は、アビスパ福岡で今季活躍してるだけではなく、アルビレックス新潟時代の存在や酒井高徳選手の弟であることも知られている選手であり
日本とドイツのハーフであることもサッカーファンなら知っている人も多いであろう。
そんなことは高山主審だって知っていることと思われる。
その選手に対して、ワザと英語で呼びかけたのだとしたら?
なんだお前、日本語話せるんだ?とバカにした薄笑いを浮かべたのだとしたら?
それはもう主審としての枠を超え、人間としてアウトの領域だ。
主審としてという審議になるであろうが、これはもう人間としての部分としても大きな欠陥があると思ってしまうようなことだ。
そもそも、選手を主審が「お前」という呼び方をしてしまう世界なのだろうか。
主審という立場は、試合を動かすためにサッカーファンはもちろんピッチ上に立つ選手、ジャッジによってはクラブをも敵に回してしまい、責められる立場になることも多々ある。
人間である以上ミスもあってはいけないとされながらもどうしてもミスがある世界であり、人間である以上感情もある中で自分の立場を全うするために感情を押し殺していることも多々あり、大変な立場であるだろうと思う。
昨年、たまたま良く行く友人のお店に世界的な活躍をされた主審経験者の方と時間を共にする時間があった。
そこで聞く主審からの世界観は、当然のことながらサッカーを知り考え、主審という立場で苦しいこともありながらも良くするためにと努力に努力を重ねているお話をたくさん聞いた。
一概に一瞬の判断で人間すべてを否定するような見方をしてはいけない、文句を口にしてはいけないと反省したものだ。
しかし、だ。
そういった方もいる中で、この人のこれがもし真実なのだとしたら。
これは大問題ではないだろうか。
選手をお前と呼び
ワザと?選手を知っていながら英語で話かけた時点で抵触していると感じるのに対し
さらにはお前、日本語話せるんだと笑った…。
浦和レッズの一部サポーターが昨年、差別的幕を出したことによって大きな問題となり、無観客試合があったことは記憶に新しい。
差別は観客だけでなくピッチ上でも当然起きてはいけない。
選手間でそういったことが起きていしまった際には、主審が選手を止めなくてはならない立場でもあるであろう。
それが、主審が。選手に対して。差別を行った。
これは国際問題になってもおかしくはないのではないだろうか。
高山主審は過去にも問題発言があった。
2007年。
現在川崎フロンターレに所属している大久保嘉人だが、当時はヴィッセル神戸に所属していた。
高山主審のファール判定に対し、神戸のDFが納得いかず小競り合いに発展。
その時、大久保が味方である神戸のDFを突き飛ばしてまで止めに入った姿を見て
大久保も随分おとなしくなったもんだな と言葉にしたという。
これ…言わなくても良い言葉では?
そう思ったのだとしたらそれは人間としての感情なので仕方ないとしても、言葉に出すところでしょうか。
主審としてピッチに立ってる立場として。必要な言葉だったのでしょうか。
さらにはイエローカードをチラつけせて選手を威嚇した過去もあり、今回の件の「お前」という言葉にもある通り、
主審という立場はお前らを左右することなんて簡単なんだぞ、とでも言いたいのか?と質問したくなるほどの行動だ。
主審は権力者ではない。
勘違いしてもらっては困る。
主審としてピッチに立つ人間として
プロの審判として
「適正」なのであろうかと今一度。審理して考えてもらいたいものだ。
主審による差別行為。
他の選手たちも聞いていたのなら、これは立証される可能性が高いのではないだろうか。
何試合の主審停止といった処分では納得のいかない話だと個人的には思っている。
主審という権力で威圧したり、差別したり、いらない言葉を投げかける。
なんでもありな人 という印象になってしまうのはおかしいのだろうか。
そんなことは言っていない。
その言葉が果たしてどういう方向に向かうのだろうか。
これが真実なのだとしたら。
絶対に許されるべことではない。
これが真実なのだとしたら。
こんな人にJリーグの笛は吹いてほしくないと思う。
日本の審判は未熟だと世界と比較して表現される中で、尽力で日本の審判を変えようと成長させようとしている人たちがいる中で
こういった問題が起きてしまうのは、本当に残念でならない。
こういうひとつの間違った行為で、日本の審判はという全体の見方に繋がり、主審という印象を悪くさせるということを
そういったことを背負っていることを
理解しているのだろうか。
差別は絶対にあってはいけない。
そして主審という権力を振りかざして試合を動かしたり選手に悪態ついたりなんて絶対に認めない。
アビスパ福岡が意見書を提出し、この問題が審議されること、そしてJリーグサポーターの中で大きく議論されることを願って。