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【FC東京】 関東遠征記 Jクラブ最大アカデミーFC東京の夜

2015/06/06 10:42配信

飯守 友子 (CHANT編集部)

カテゴリ:日記


初日。
成田空港から鹿島へお邪魔して、その後向かった先はFC東京深川グラウンド。

トップチームは小平グラウンドで練習していますが、昔はFC東京のトップチームも深川グラウンドで練習していましたね。
深川グラウンドがある場所は江東区猿江。
FC東京の事務所がある場所です。

鹿島から一時間半ほど車を走らせ向かいましたが、グラウンドからはスカイツリーがドーンと見えます。
サッカーとスカイツリー…意外ながらも素敵な組み合わせでしたね。
東京のアカデミーのグラウンドは他にも数か所ありますが、こんな場所でサッカーをして育つなんてTHE東京だなと感じました。

この日は、東京のアカデミーの中でも技術を磨くクラスと言われるアドバンスクラスという、小学生の最高峰クラスとFC東京U15深川の中からU13(一年生クラス)がトレーニングをする時間にお邪魔しました。
FC東京はJクラブの中でも一番の人数を誇るスクール生5000人という巨大アカデミー組織ですが、意外なことにU-12という小学生のチームを持っていません。
U-15からFC東京という「チーム」となるわけですが、U-12のチームを作っていない中で、アドバンスクラスという技術をより磨くため、そしてU-15に繋げるためのクラス設けています。

アドバンスクラスはFC東京のスクール生の中から選抜されたチームであり、スクールの中で一種のブランド力のあるクラスです。
アドバンスクラスに入れたからといって必ずU-15に昇格できるわけではないものの、スクールの中では最高峰クラスとなっています。
個を磨き可能性を探るだけでなく、サッカー感を観に付ける場ともなっています。

この日は、U-15深川から一年生がアドバンスクラスの試合相手としてやってきていました。

FC東京の次世代を生むための土台作りともなるであろうこのクラスを担当し、指導にあたっているコーチの中に
「ミスター東京」と呼ばれる元選手の姿が。

FC東京で現役生活18年を過ごし、コンサドーレ札幌で1年プレーした後、惜しまれつつ引退し
現在はFC東京育成部スタッフとして活躍されている藤山竜仁さん。

フジさんが引退後、東京に戻りスクールのコーチに就任したことで、ミスター東京が大好きなFC東京の親御さんから
ぜひ藤山選手のスクールに我が子を通わせたい!とたくさんの問い合わせがあったといいます。
FC東京はたくさんのスクール生がいるため、コーチ陣も多くグラウンドも多くひとつの時間に生徒数の区切りがありますが、それでもフジさんのスクールに!と大変な人気だったのだといいます。

このお話は改めて記事にしますが、久しぶりのフジさんの姿はまったく変わらず、ミスターのオーラはまだまだ健在でした。

アドバンスクラスとU13のミニゲームは2時間以上、20時頃まで続きました。
ひとつ上のクラスといえども身体付きも力の差も大きく、U13チームが得点を重ねていく中で、必死に1点を奪おうとするアドバンスクラスの選手たちの一生懸命さが印象に残っています。

自分たちが得点を取るためにできること、打開策を模索し、コーチの声などを聞きながら一生懸命に探っていく姿に
がんばれ!と応援したくなりました。

得点を決めたときには、思わず拍手をしてしまうような、そんな気持ちにさせられました。

U-15クラスになると練習着も変わり、スクール生とは違った練習着になり、ユニフォームを着ることができること。
ボールも自分のボールを持っていくのではなく、トップチームから降りてきたボールを使用することができること。
きっとスクール生の目指すべき目の前の目標は、この練習着を着れる立場の選手になることなんだろうなと感じました。

憧れであり目標が目の前にいる。
試合をしてその力を知ることで、向上心にも火を付けることができ、より現実に感じることができるのでしょう。

たくさんの親御さんがお子さんたちの練習を見学されていましたが
サッカーで上を目指すためにされている努力は、家族全員で取り組んでいるのだなとお話を聞いてて感じました。

ある方は、複数のJクラブのスクールを掛け持ちし、毎日サッカーをする環境と各クラブの指導を受けてその中のどれかのジュニアユースに入ることができたらと。
スクールは毎日ではなく週に1度や2度であることが多いため、関東のさまざまなスクールへ通い、U-15のセレクションを受けるというスタイルなのだといいます。
もちろんその中でココでやりたいなという希望はあるものの、一本に絞ることは難しいとお話されていました。

ユースのセレクションでも複数を受けるという話は聞きますが、小学生の頃から競争の激しいサッカー受験のような形なのだなぁと感じました。
プロになるのはもっと狭き門になるわけですが、小学生の頃から競争の世界に身をおいて毎日サッカーしてるからこそ関東のレベルは上がっていくのでしょうね。
それに関東の方では中学受験も当たり前というと過言かもしれませんが、中学受験するコが多い中でサッカーも勉強もとこなしていくのは大変でしょう。
同じく小学生の子供を持つ親として、自分の子供に置き換えるとそんなことできる熱意があるかなぁ…と思うと小学生で将来を見据えて日々生活するなんてと驚かされました。

隣のコートで練習してたスクールの子供たちが、ボールを蹴りながら武藤の話や太田宏介の話をしているのが聞こえて
トップの選手がHEROなのだと感じました。
FC東京のエンブレムが入った練習着を着て、FC東京でサッカーをするということは、自然にトップチームを意識するもので、目指すべき場所なんだろうなとその輝く目を見て感じました。

スカイツリーが光り、東京の夜を迎えた深川グラウンド。
電気が消えるまでの長い時間、フジさんとお話させていただきました。


そのお話はまだ後日。


ちょうどその日、U-15日本代表に選出されたバルセロナから帰国した久保くんのFC東京U-15むさし入団が発表されました。
フジさんはU-15むさしの指導にも定期的に行かれているとのことで、どんな指導をしそれが久保くん含めむさしの選手たちにどう響くか個人的に楽しみです。

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