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【サンフレッチェ広島】 アウェイへ行こう!広島編 【J1】

2015/04/01 10:25配信

飯守 友子 (CHANT編集部)

カテゴリ:まとめ



サッカーサポーターの楽しみのひとつ、それがアウェイ遠征。
スケジュール帳を片手にさまざまな遠征計画を立てるのは楽しいものですよね。

その地域の観光名所やその地域の名物グルメ、スタジアムの充実さやスタジアムグルメの豊富さ、距離や金額などを考慮し遠征を決める方が多いと思います。
だからこそ、最近では各クラブがホームスタジアムとしての改良や様々なイベントの企画、スタジアムグルメの充実化など、アウェイサポーターが足を運びたくなるような魅力あるスタジアム作りをも心がけているような工夫が見られますよね。

アウェイへ行こう。
第8回目はサンフレッチェ広島のある街、広島編です。

中国地方唯一のJ1クラブであり、Jリーグスタート時のオリジナル10クラブ、サンフレッチェ広島。

スタジアムグルメの豊富さで1番を目指そうとするサンフレッチェ広島のスタジアム作りには注目です。

そうだ、広島へ行こう!


●世界遺産が二つある街

広島は中国地方に位置し、飛行機や新幹線、高速バスなどを使い広島に入る方が多いでしょうか。
飛行機の場合は、空港から広島市内に出るまでは少し距離があり、広島空港からの移動手段と所要時間を考えておきましょう。
近年、広島と成田を結ぶLCCが就航したことで関東からのアクセスにおいて選択肢が多くなり、ローコストで移動できるようになりました。

広島県は大きな県であり、広島市は山口県寄りということもあり、広島県よりも東に位置する地域から移動する場合は、広島県内に入ってからが遠いと感じる方もいるかもしれません。
新幹線ではのぞみが一番早いですが、関西からはぷらっとこだまを利用し、時間はかかるもののこだまで移動することで新幹線費用を抑えることも可能です。

高速バスは主要都市から発着されており、交通機関の中では一番安く移動が可能です。
今はさまざまな高速バスが出ており、座席がフルフラットになるような快適に長い乗車時間を過ごせるバスもあるので、高速バスで移動するサッカーサポーターも多くいます。


さて、広島市内ですが、広島には二つの世界遺産が存在します。
その二つが広島で大きな存在感を示しています。

ひとつは原爆ドーム。
原爆ドームは平和記念公園に位置し、戦争、そして原爆の悲劇を繰り返さないようにと残された建物です。
被ばくしつつ残った建造物であり、二度と繰り返さぬよう願いを込められ残されている、平和の象徴となっています。
広島という土地を知るからには避けては通れない歴史。
平和記念公園、平和記念資料館と共に訪れる方が多くいます。

もうひとつは広島市内から約1時間ほど離れた場所に位置する、宮島にある厳島神社。
満潮になると、海の上に佇む美しい神社として有名ですよね。
海の上に浮かび上がる朱色の鳥居のコントラストが見事です。
宮島は広島県のグルメとして挙げられるカキを始めとした有名グルメも多数あり、立ち並ぶお店にフラリと立ち寄り食べ歩きをしたり、ショッピングをすることもできます。
宮島へは船で渡り、独自の世界観を持つ島へと行くことがまた旅の五感を刺激し、観光として魅力のある場所となっています。

時間に余裕を持って遠征をする場合はこういった世界遺産を訪れるのも良いですね。
その他、広島城が広島市内中心部で存在感を示しています。
もちろん、観光することも可能です。

そして食べたいグルメとしては、やはりお好み焼き。
広島といえば…お好み焼きですよね。
有名店みっちゃんをはじめ、広島には数多くのお好み焼き屋さんがあります。
中心部や駅前を筆頭に広島焼のお店があるので、ホテルなどでおいしいお店を聞いたり事前にインターネットなどで調査して行くと良いでしょう。
有名店は食事時になると行列になっていることもあるので、時間も考えて行動すると良いですよ。

私が訪れたのは「へんくつ屋」さん。
広島カープの選手たちが多数訪れているお店のようでした。
ホテルでいくつかお店を教えてもらったのですが、混雑してる中でも少し待つと入れそうだったので、このお店にしましたが、目の前で焼かれるお好み焼きの迫力を見てから食べるのは新鮮で、目で見ても楽しむことができました。
ボリュームのある具材たちが食べやすい厚みへと変化していくのは不思議な感覚でした。
もちろん味にも大満足。
広島に来たんだなと味覚で実感することができました。

●スタジアムグルメ、イベント多彩のホームスタジアム

サンフレッチェ広島のホームスタジアムであるエディオンスタジアムは、広島県安佐南区に位置します。
山の上と表現される方も多い通り、スタジアム自体が山に近い斜面の上に建っています。

広島市内からはJR広島駅から山陽本線・可部線にてJR横川駅まで行くと直行シャトルバスが運行されています。
または可部線で大町駅まで行き、そこからアストラムラインに乗り広域公園前駅まで行くと徒歩5分ほどでエディオンスタジアムに到着します。
アストラムラインとは、東京でいうゆりかもめ、大阪でいうニュートラムのような乗り物です。
新交通システムの電車となっています。広域公園駅は最終終着駅であり、発着駅でもあります。
広島空港からは中筋駅までリムジンバスに乗り、乗り換えてアストラムラインで同じく広域公園前駅まで行くと良いです。

その他、車で訪れる方は試合開催時に臨時駐車場が多く出るので、数か所ある駐車場のチェックを事前に行いましょう。
駐車場はエディオンスタジアム前の駐車場から順に満車になり次第、次の駐車場が開くというスタイルになっているので、満車状況をサンフレッチェ広島モバイルサイトで確認し、今空いている駐車場はどこかということを確認してから向かうと良いです。
たくさんの車を停めることができますが、臨時駐車場からスタジアムの距離がかなり離れていることも多く、その場所からは送迎バスが出ていますが、帰りはとても混雑し、なかなかバスに乗ることができないため、時間に余裕を持ちましょう。
送迎バスのその日の運航時間などもチェックする必要があります。

エディオンスタジアムまでは階段が多く、ゲートによっては階段の上り下りを何度もすることとなるので、それを考慮して向かってください。

エディオンスタジアムは収容人数35000人のスタジアムです。
現在はメインの客席には屋根がありますが、その他の座席に関しては屋根はないので天候によって雨天時の準備は備えておくと良いでしょう。

メインゲート前にはサンフレッチェ広島が力を入れているグルメが勢ぞろいしています。
今年はさらにスタジアムグルメが増やしていこうという取り組みがあり、活気溢れる場となっていました。
名物のひとつとなっているのは、スムージー。
近年、女性を中心にスムージーブームがありますが、スムージーはエディスタ名物のひとつです。
その試合によって違う限定のスムージーが出ることもあり、限定スムージーを求めて長蛇の列ができています。
暑い季節になるとさらにスムージー人気は増すので、早めにスタジアムに行くことをオススメします。
実際のフルーツがゴロゴロと入ったスムージーはとてもおいしく、何度でも口にしたくなる味です。
常時、数種類の味が展開されています。

グルメエリアのオープンはサンフレッチェ広島のホームページに掲載されるのでチェックしてからスタジアムへ向かいましょう。
その他、イベント情報などもチェックすると良いです。かなり速い段階から次のホームゲームへ向けての詳細や告知などが行われるので、サンフレッチェ広島HPやツイッター、Facebookなどを見ると良いでしょう。

スムージーの他、広島名物である焼ガキや毎試合違う広島の選手たちとのコラボメニュー、その場で焼いている迫力ある大きさのお団子やサクサクのアップルパイ、巻きずしにお好み焼きなど、スタジアムグルメの規模としてはかなり大きな規模となっており、スタジアムグルメに力を入れていることがわかります。
ホームサポーターはもちろん、アウェイサポーターも多く利用し、活気に溢れており、たくさんの人々の笑顔を見ることができます。
おいしいスタジアムグルメを堪能するのはアウェイ遠征の醍醐味とも言えます。

特設ステージも用意され、イベントやトークショーが行われていたり、子どもが楽しめる工作ブースなどもあり、試合までの時間を過ごすに当たり家族連れでも楽しめるようになっています。

スタジアムグルメはスタジアムの外だけに限られたお店もあるものの、スタジアム内にもたくさんのスタジアムグルメが揃っており、広島名物のもみじまんじゅうも味別にバラ売りされているなどとても豊富なお店展開となっています。

サンフレッチェグッズ売り場もとても大規模で、たくさんの人がグッズショップに溢れています。
スタジアムメイン前、そしてスタジアム内バックスタンド裏に大きなグッズショップが展開されています。豊富なサンフレッチェグッズの中でも他のクラブにはない異色さが人気のoh!men!シリーズ。


サンフレッチェ選手全員対応のグッズであり、選手たちの顔のお面となっています。
インパクトが強烈で、そのシュールさがなんともいえない魅力です。

トイレの数は多いもののやはり収容人数が多ければ多いほど混雑はするので気を付けましょう。
女性用トイレは和式と洋式トイレがあり、洋式トイレの数は少なく限られているので、お子様など洋式トイレが必要な場合は混雑してる時間帯を避けて利用することをオススメします。


Jリーグ20年以上の歴史となりましたが、近年注目されているのがマスコット。
ゆるキャラブームもあったことも手助けして、今各クラブマスコットのキャラクターは力を入れていますが、広島もそのひとつ。
マスコットであるサンチェとフレッチェは他チームサポーターからも人気であり、サンチェはマスコット総選挙2015で1位となりました。
何度か整形?したサンチェですが、今はインターネットからたくさんの情報を発信しキャラを確立させ、露出したことで一気にマスコットたちの中でも存在感を上げました。
マスコットのパフォーマンスやキャラにも注目が集まる今、サンチェの活動はとても活発でサンフレッチェ広島を伝える情報ツールのひとつとしてとても重要な働きを担い、存在しているなと感じました。


サンチェがスタジアムを盛り上げ、おいしいスタジアムグルメを堪能し、熱き戦いを観る。

スタジアムは、トラックがありピッチまで距離があるものの、熱き試合を観るのには特別問題はありません。

試合前後にはたくさんの子供たちがスタジアム敷地内の芝生の上でサッカーをしていました。
こんなに子供の多いスタジアムは久しぶりと感じたほどに、子どもの人数が多かったように感じました。
特にサッカー少年たちがサッカーボールを持ってスタジアムに来ているな、と。
試合前後にはボールを使ってサッカーをして身体を動かし、自分の住む場所でプレーする憧れの選手たちのプレーを見て、サッカー少年たちはそのプレーのすごさを観て、感じ、刺激される。
あのプレーすごかったよなー!と興奮気味に話している小学生の男の子たちをたくさん見かけました。

広島では昨年、大きな土砂災害がありました。
復興が進んでいるとはいえ、まだ避難生活を送っている方々もいます。
災害が起き、いち早く広島の災害に力をと手を挙げたのはサンフレッチェ広島でした。
その発信にたくさんのサッカーサポーターも協力したと思いますが、今でも義援金をホームゲームで集めています。そういった活動にアウェイサポーターの方が立ち寄っているところを見ると、Jリーグは本当に素晴らしいなと思います。

東京や大阪、福岡などから新幹線で
関東からは空路にてLCCの飛行機も
東北や北海道からは飛行機で
各主要都市からは高速バスや車で

全国から

サッカーの旅。

広島へ行こう!

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