CHANT(チャント) 日本代表

ハリルホジッチから学ぶ世界

2015/03/28 11:08配信

OG

カテゴリ:日記

昨日の日本代表戦は2対0でチュニジアに勝利。

ハリルホジッチ新監督がたくさんの選手を起用し、スターティングメンバーの顔ぶれが新鮮に感じました。

試合では、この短期間ですが彼の考えが選手に伝わり始めていることがわかる内容でした。

意図を具体的に示しているハリルホジッチ監督。

まず日本が築いていかなくてはならないことは、世界では基本の部分だと示してくれています。

まずは「球際」。

「球際」を強くいけるかいけないかで、試合の質が変わってくると思います。

それは観ている側の人間にも伝わりやすい表現方法。

「球際」に強くいけなければ、観ている側も物足りなさを感じると思います。

そして「コミュニケーション」。

よく言われていることですが、これは特に試合中での「コミュニケーション」の部分。

試合中に要求をしあえ、議論ができれば早く修正ができます。

試合終了後のロッカールームや、次の日に振り返ることも悪くはないのですが、ヨーロッパでは常に試合中に要求・議論を積み重ねています。

「身体の大きさ」。

これは明らかに違います。

スペインにいた頃、目の前で元スペイン代表のプジョル選手やラウール選手を見た時、プロレスラーかと思いました。(笑)

そのくらい胸板が厚く、身体全体が大きいんです。

テレビで観ていると伝わらないのですが、実際はものすごく大きく、Jリーグを観ていると日本人選手が皆細く見えてきます。

「プレースピード」。

1タッチや2タッチプレーをうまく利用することは大切だと思います。

海外ではうまく利用されていますし、ヨーロッパの選手は日本人選手よりもボールタッチ数が少ないと思います。

それだけ決断力があり、相手のプレッシャーをうまくかわしています。

Jリーグを観ていてすごく感じる部分でもあるのですが、日本は細かくボールを触ろうとする癖があるように感じています。

現代サッカーではよりスピードが大切なのに、それでは時間がかかってしまいます。

「縦へのスピード」。

攻撃の目的はゴールを決めることなので当たり前のことなのですが、裏のスペースや縦パスを利用することは大切です。

昨日の試合でも前方に相手を外した選手がいるのにもかかわらず、ボールを後ろに下げてしまうケースがありました。

ハリルホジッチ監督が示していることは、世界では基本中の基本です。

この部分をJリーグの試合でも表現できるようになってくると、観ていて面白いサッカーに近づくように感じます。

まずは昨日の勝利は大きいですね。

次戦のウズベキスタン代表戦も楽しみになってきました。

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