3位決定戦 ブラジルーオランダ ~先制点の見解~
2014/07/13 07:39配信
カテゴリ:マッチレポート
またしてもFIFA W杯でペナルティキックと判定された瞬間があり、審判団の力量という部分に問われるかもしれないという瞬間であった。また、選手らは勿論抗議があるのではなかと思うくらいだった。
それはこちらの映像です。まず、見てくさい。
開始早々、前半1分
https://www.youtube.com/watch?v=gCxSfhWyHQk
●この判定に対しての解説
“オランダ⑪ロッペンはブラジルのDF陣を得意なドリブルで抜き去り、ブラジルGKと1対1という状況になり、優位な状況であった。しかし、ブラジル③チアゴ・シウヴァはGK1対1という状況で得点が入るかどうかという瞬間にも関わらず、後方から手を伸ばし相手競技者の肩に手をかけて、完全に倒してやろうという考えで、意図的に相手を抑えた。そして、警告をブラジル③チアゴ・シウヴァに提示した”ということのではないかと判定を見解できる。
しかし、実際に競技規則から映像をみていると疑問点は2つ程あります。
●この瞬間での私の見解
私はこの判定をした際に疑問を2つ抱いたのです。
それは、まず1つ目の本当に警告でよかったのかということです。
→競技規則を参照に判定すると、オランダ⑪ロッペンはGKという決定的な得点シーンだったのです。しかし、それをブラジル③チアゴ・シウヴァは意図的に相手を抑え、得点機会を阻止したと考えられるため、競技規則上「反スポーツ的行為に値する決定的な得点機会の阻止」としてみなして退場を命じるべきじゃなかったのではないか。
2つ目は、本当にPKだったのか。
→この流れから主審が判定することは大変難しいものではないかと思う。なぜならば、オランダ⑪ロッペンは世界屈指のスピードドリブラーであります。100Mを10台で走るという驚異的なスピードを持っています。しかも、ショートパスなどの近い距離からのドリブルであれば、まだ判定はしやすいが今回はオランダGKからのロングパスからということもあって、主審は必ずオランダ陣地にいなければなりません。ということは、誰もが近くでその瞬間を見極めることは出来ないのです。ですから、あの瞬間は主審はPKかどうかも判断えきないのです。こういう時に大事なのは副審です。
主審がカウンター等で遅れた場合は副審が主導権を持って判定を見極めるべきです。角度によっては見えないこともあるのですが、ペナルティーエリアの外か内かを見極めることは確実に行わないといけない仕事です。
しかし、それが今回では完全に倒されている場所は外でしが、主審は自分の判断で内と判定しPKを与えた。しかし、あの瞬間であれば副審が外であるとわかっているのであれば、主審を呼んで訂正するべきであろう。
この2つから両者ともにメリット、デメリットの判定があったと思います。
ブラジルはブラジル③チアゴ・シウヴァが退場ではなく、警告で済んだこととPKになってしまったこと。
オランダはフリーキックだったはずがPKになり、退場を予想していたのにも関わらず、警告であったということです。