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【W杯】ついに開幕!ブラジルvsクロアチア 【A組】

2014/06/13 07:43配信

Tomoko Iimori

カテゴリ:マッチレポート

 

 

ついに
ついに
開幕した2014ブラジルW杯。

開幕戦に登場したのは、ホスト国であるブラジル。

グループA
ブラジル×クロアチアが行われた。

黄色く染まったスタンドの中、ブラジルはネイマールの活躍などで3-1で勝利し初戦を飾った。
圧倒的な優勝候補をされるブラジルは強さを魅せる形で自国開催の開幕戦をおおいに盛り上げた。


●序盤効果的なカウンターをみせたクロアチア

立ち上がりから両者かなり速い展開をみせ、お互いに攻守に速い展開でW杯にふさわしい目まぐるしい試合となった。
クロアチアはボールを奪ってからの速いカウンターで効果的にブラジルのゴールを襲い、オウンゴールを呼び込んだ。
誰もがブラジル優勢と考える中での、オウンゴールでの先制点。
黄色く染まったスタンドが溜息に包まれた。


●世界的エースへ

先制を許したものの、ブラジルはすぐに反撃を開始。
クロアチアのプレスが厳しい中央からではなく、防衛のためにサイドバックを中央よりに位置させていたクロアチアの組織を把握したブラジルは両SBの深い位置にロングボールを送り、そこからブラジルらし個人技で折り返す攻撃を集中的に始めクロアチアのディフェンスラインを下げることに成功。
そこで生まれたボランチとのわずかに開いた距離感を見逃さないネイマールは前を向いてボールを持つとコンパクトなシュート体勢からコースを定めてシュート。
ブラジルのエース・ネイマールここにあり!というゴールで同点となった。

1-1で前半終了。
前半のボール支配率でブラジルは70%と圧倒的に試合を支配していた。

後半に入るとブラジルの速さ、そして圧力を感じるような手厚い攻撃に慣れ始めたクロアチアがディフェンスを効果的に効かせ、ボールを奪いパスが回るようになる。
その状況を変えようと早めに動いたのはブラジル。
2人の選手を立て続けに投入しピッチに変化を入れると、その後PKを獲得。

クロアチアのGKプレティコサは反応し、ボールに触りながらも、ネイマールが2点目を決めた。


ネイマールが2得点とブラジルとしてはエースが決める展開で最高な形での逆転となった。

●ブラジルの強さを示す3点目

1点を守るかと思われたブラジルだったが、クロアチアが得点を取りにきて前がかりになったところを、しっかりと攻略し、空きができたスペースにドリブルで侵入。
オスカルが技ありのトーキックで素晴らしいゴールを決めた。
この1点は大きく、クロアチアの戦い気力を失わせてしまうようなトドメのゴールとなった。

クロアチアは終盤猛攻をしかけるものの、ブラジルの守備は厚くゴールを割ることはできなかった。


ブラジルはまさかのオウンゴールでの先制点を許す展開で苦しんだものの、ブラジル国民を歓喜に包み込ませる勝利で勝ち点3を得た。

 

ついにブラジルW杯開幕。
世界のサッカーだと充分に感じることができた試合となった。

世界の速さを感じるサッカーにしっかりとついていき、ネイマールにW杯初イエローを出し、PKを指示、そして1分で消えるとされているスプレーにてFK時の壁を指示するなど、
堂々たる笛を吹いた西村主審。日本の審判団の方たち。
W杯の開幕戦で堂々たる「世界」を見せてくれた。

日本代表の前に「日本代表」を見せてくれた審判団。
これも日本サッカーのW杯。


ブラジル勝利でスタートしたW杯。
いよいよ、世界が動きはじめた。


 

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