CHANT(チャント) 日本代表

確かに在る並々ならぬ日本代表への想いとワールドカップで戦う覚悟。海外で戦うサムライたち。

2018/05/11 14:28配信

サカログ花子

カテゴリ:コラム


連戦に次ぐ連戦となり1か月が経過しました。
この連戦もW杯が行われる年だからこそ。

ハリルホジッチ監督が解任となり、西野監督となった今
ワールドカップに向けた選手たちの競争はさらに過熱しているといって良いでしょう。

直前の解任劇だけでなく、ここ最近の日本代表の結果や在り方から
サッカーファンを含め多くの人々から日本代表熱というものは奪われ盛り上がっているという状況とは
遠く離れた状況ですが、今一度見つめる必要があるのは
遠いからこそなかなか見えないけれど、そこに確かにある海外でプレーする選手たちの
ワールドカップへの想い。

・今日まで繋がってきたサムライの世界進出の歩み

Jリーグがはじまってから、日本人選手として海外のチームからオファーを受け
ピッチに立ったのは、日本サッカーのキングこと三浦知良選手。
当時、世界のサッカーは本当に遠い遠い存在で、日本人選手がセリエАの舞台に立つなんてことは
夢を見ているようなそんな感覚でその快挙を誇りに噛み締めたものでした。

日本人選手としてはじめて世界的に名を響かせたのは、中田英寿選手。
アジアの選手が世界のスター選手たちと肩を並べ、必要とされるというのは
考えられないことだった歴史を変えた選手であり、いまだに日本の伝説といって良いであろう
世界的にも知られた日本初のビッグネーム。

三浦知良選手が開いた道を中田選手がもっと深く広くしてくれたことで、
日本人選手の価値そのものが世界で変わり、日本の急激なサッカー成長期もあったことで
世界的評価が高まり、日本人選手たちが海外に行くことだけを目標とするのではなく
試合に出場し、さらにはその先のステップアップまでを考えられるようになりました。

では、海外にどうして行きたいと思うのでしょうか。

根本にあるのは、サッカーのレベル向上。ここにあると思います。
海外はJリーグよりも大きなお金が動いている場所でもありますから、
日本でプレーするよりも大きな金額の評価があることは確かですし、お金は選手を評価するうえで大切なものですから
お金という理由も0ではないでしょう。
しかし、日本では感じることのできない世界レベルを知ること、そして自分のレベルの向上。
世界を舞台に自分を試してみたい、というところにあると思いますが
そこに「日本代表」を重ねる選手が多くいます。
ワールドカップを経験している選手たちにとっては、特に、です。

・海外で戦っているからこそ強く持っているサムライ魂

言葉も文化も食べ物も全く違う土地。
言葉を覚えたり、食べ物に慣れたり、そこの気候や雰囲気…すべてのものが当たり前ではない地。
正直、日本国内でもその変化を肌で感じる選手たちが多いだけに、海外はもっともっとその変化のストレスがかかってくる地です。

それでもチャレンジしたいのは、サッカーがあるから。
日本で感じることのできないサッカーがそこにあるからです。

日本を離れることで、感じる「日本」があることでしょう。
自分の国から離れて暮らしてサッカーに向かい合う覚悟は、
自分のためだけではない選手が多いです。

日本代表を強くするためには
ワールドカップで世界を相手に勝利するためには
世界を知るためには

そのためには一人一人が世界の舞台でサッカーを世界を知る必要がある。
そう覚悟を持って取り組んできた選手たちがいるからこそ、日本サッカーが在るとまでいても
過言ではない気がします。

そういった覚悟を持って世界で戦っている選手たちがいることで、
日本代表が招集された際には、Jリーグから選出された選手たちが海外でプレーする選手たちの
覚悟を持ったストイックさだったり、取り組み方の違いだったりに刺激され、
自分も高めなくてはならないと刺激を受け取り組む。
それが多く影響しているからこそ、若い世代でもどんどん海外に出ることになり
多くの選手たちが海外でプレーするようになっています。

Jリーグにとっては、良い選手スター選手が出ても海外に行かれてしまうのでは
厳しいという見方もありますが、なによりJリーグに問題点があるというよりは
日本という慣れた環境にいることで、サッカー一本に取り組みにくいという部分が大きな違いなのかなと感じます。

日本にいることでサッカー以外のこともできてしまう。
もちろん人間ですから仕事以外のこともしたいですよね。
ライブにいったり、流行を意識してショッピングをしたり、おいしいものを食べに行ったり、
時には酔っぱらうほどお酒を飲むことも楽しく過ごすこともあるでしょう。
悩んだりイライラした時は人に話しを聞いてもらうこともできるし、落ち込んだ時は慰めてもらうことだってできる。
いろんなことが日本にいると当たり前にできます。

でも海外でプレーする選手たちはそういったものを全くしないとは言いませんが
長年海外でプレーする選手たちは慣れているので普通にそういったこともしていないわけではないでしょうし。
でもやはり一時的には一人で背負い、サッカーだけに取り組みその苦しみも悩みも一人で向き合ってきたはずです。
そこには、日本代表を強くしたいから。日本サッカーを強く逞しくしたいから。
ワールドカップに出て世界と戦いたいから。
という揺るぎない覚悟があったからなのではないかと感じさせる場所。

それが、日本代表です。

日本代表は、それくらい強い覚悟と重い責任を背負ってやっていると
魅せてくれるような選手たちで構成されているものです。
それが最近ではちょっと見えなくなっていた。だから、日本代表から伝わるものが少なくて
日本代表から距離を取る人たちが増えたのではないかと感じます。

試合の内容も確かに面白くはなく、日本代表というオーラ自体を感じることが少なくなったのも確か。
でも遠いからこそ、そういった背景をもっともっと伝えてほしいなと感じます。
監督交代を巡る背景はもういい。監督が交代したのは現実でもう前に進んでいるのですから。

もっと選手たちが努力してきた背景や、直近で外されていた選手たちの想い。
ワールドカップに懸けてきた選手たちの精神も身体も削ってきた姿。
そういったものが、知りたいですね。
必ず、強い想いと出来事があるはずです。

日本を出るという簡単ではない決断をした遠く離れた世界で戦うサムライたちを
今だからこそ、改めて見つめ
そこに確かにある熱き魂を受け止め、ワールドカップで戦う日本代表を観たいです。

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