【FC町田ゼルビア】 カルフィン・ヨン・ア・ピン選手加入!J2での戦いに向けてプラスされた強力な戦力 【J2】
2016/02/23 10:33配信
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開幕を直前に控えているが、大型補強の発表があった。
元オランダ五輪代表として北京五輪で日本代表とも戦い、J1でも活躍したDFカルフィン・ヨンアピンをFC町田ゼルビアが完全移籍で獲得したと発表した。
今月28日のJ2開幕戦となる、セレッソ大阪戦から出場が可能となる見通しだ。
●北京五輪に出場 元オランダ五輪代表
ヨンアピンは2011年に清水エスパルスに加入。
昨季2015年までの在籍中、J1で93試合に出場し外国人選手の中でもJリーグ経験をしっかりと積んだ選手だと言って良いであろう。
ヨンアピンが日本にやってきたときは、元オランダ五輪代表という経歴があったこともあり、大きく期待され話題となった。
その期待通り、当時の清水エスパルスのJ1の中でも屈指といえる強力な中盤の形成の一角としてチームの軸となる選手の一人として活躍した。
当時清水に在籍していた小野伸二やユングベリといった世界でも活躍したビッグネームと中盤を組み立て、守備範囲の広いヨンアピンはチームの底に守備を敷き、チームのピンチの芽を摘んだ。
オランダ五輪代表時代は、北京五輪で本田圭佑や長友佑都、西川周作、岡崎慎司、内田篤人などが出場した日本代表とも対戦し、ヨンアピンはディフェンダーとして出場。オランダが1-0で勝利した。
FC町田ゼルビアは昨季、36試合18失点とJ3最少失点を記録し堅守のチームであったものの、ディフェンダー陣がレンタル元のチームへと復帰したり、移籍をしたりと堅守を形成した主力選手たちが移籍してしまい補強ポイントとして注目されたが、
今季水戸から金聖基、群馬から有薗、東京Vから畠中といった多彩な持ち味の違うディフェンダーの補強に成功。
さらには国士舘大卒ルーキーの福田も揃う。
ディフェンダー陣のポジション争いは激化しているが、守備という絶対的な持ち味を持った強力な助っ人として期待されるであろうヨンアピンが加入したことで、ステージが1つ上がった場所での戦いとなる今季も町田のディフェンス力に注目だ。
強力な攻撃陣が存在するチームも多いJ2で、Jリーグ経験も豊富であり日本人にはない強さを持っているヨンアピンの存在は、チームに大きなアクセントを生むことになるであろう。
ヨンアピン選手のコメントは以下の通り。
私のことは<キャラ>と呼んでもらえたら嬉しいです。
プレースタイルは、皆さんが想像されている通り強さが武器ではありますが、チーム戦術に適応する柔軟さも持っていると思っています。
でも、皆さんが期待している通り、強さを発揮して勝利に貢献します。
ゼルビアの目標はJ2残留、J2定着と聞いているので、まずはその目標に向かって全力を尽くします。
そして少しでも上に行けるよう、自分の持っている全てを発揮したいと思います。
当然、皆さんに楽しんでもらえる魅力的なサッカーをしますので、是非スタジアムに応援にきてください。
これから熱い声援をよろしくお願いします。
中盤の底、そして最終ラインとどちらもこなすことのできるヨンアピンをプラスし、FC町田ゼルビアのJ2への準備は急ピッチで進められている。
過酷な連戦、負けられない試合が続き、緊迫した長い期間を集中力切らさず全員で目指す方向へと戦い切った昨年の経験を経て、総力で掴んだ念願のJ2昇格。
4年ぶりに戦うこととなるJ2の初戦となる開幕戦は、セレッソ大阪を迎えての試合となる。
初戦というのはいつでもどんな形式の戦いでも、大切なポイントとなる。
ホームで迎えることのできるJ2開幕戦、支えてくれる多くの町田の人々と共に、戦う。