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【大学サッカー】 混戦極める2016関東大学リーグ後期 週末開幕!日本サッカーの近い未来が、ココに。【関東】

2016/09/06 13:58配信

飯守 友子 (CHANT編集部)

カテゴリ:ニュース


JR東日本カップ2016 第90回関東大学サッカーリーグ戦 後期が9月11日に開幕を控え、記者会見が行われた。

8月に行われた大学サッカー夏の陣となる主要大会・総理大臣杯ではベスト4に勝ち進んだすべての大学が関東リーグ所属のチームだったことは記憶に新しい。
いつでも全国の主導を握り、大学サッカーを引っ張る関東大学リーグのチーム、選手、スタッフたちの熱き戦いが再び開幕する。

前期リーグを終えた時点で首位に立っているのが、総理大臣杯を制した明治大学。
そこから勝ち点5差で筑波大学となっているが、この2位から11位までの10チームの勝ち点差が7という混戦状態にある。
ひとつの試合の勝敗で大きく順位が入れ替わることになるであろう後期リーグは、より緊張感のある戦いが続くことが予想される。

明治大学が総理大臣杯で優勝したため、インカレへの出場権を獲得した。
それにより今季はリーグ最終順位が6位以内となったチームがインカレへの出場権を得ることとなる。
そして7位のチームが北信越リーグのチームとのプレーオフに進むこととなり、インカレ出場権への挑戦権を得ることとなる。

「例年以上に激戦であり、展望が読みづらい」
「関東のチームは今総理大臣杯ベスト4がすべて関東のチームだったことからもわかるように、力のあるチームが多い。
だからこそ、どのチームにも可能性がある」と、全日本大学サッカー連盟副理事長・中野雄二氏。

混戦の関東大学リーグ後期が幕を明ける。

Jリーグとはまた違う、大学としての伝統や歴史を感じる大学チームの戦い。
毎年、学年が進み二度と同じチームをみられる年はない。
この年だけの限られたチームながら、1試合1試合積み重ね熟成度を増していくチーム。
プロ内定者やJクラブユース出身者、来年のユニバーシアード大会に向けて全日本大学選抜で戦う選手たちや、東京五輪へ向けての世代とあり強化が始まっているU-19全日本大学選抜の選手たち等
未来ある選手個人にスポットを当て、注目しても大変興味深い関東大学サッカー。

毎年50名以上の大卒選手たちが、Jリーグへ進む。

日本を代表する選手、Jリーグクラブを背負う選手たちが
ここから、生まれる―。

●前期首位 総理大臣杯を制した明治大学 リーグ優勝を目指す

総理大臣杯を制したのは、悲願の初優勝となった明治大学。
日本を代表する選手たちを輩出してきた伝統校ながらこれまで成しえなかった悲願の達成に
「やってきたことは間違いじゃなかった」という確信と自信を持ったという小出選手の言葉から見えるように、優勝という結果を力として加えた明治大学。
前期リーグで重ねた勝ち点は24。
2位との差を5差と拡げた状態から後期がスタートする。

「総理大臣杯の戦いで、より自分たちを応援してくれる方々がたくさんいてくれることを知った」とたくさんの後押しを実感したと話した小出選手。

「2年連続2位という結果で終わっているので、明治らしいサッカーをして今年は優勝したい」
「感謝の気持ちを持って戦いたい」

明治大学は総理大臣杯優勝によってインカレへの出場権を得ているが、すべてのタイトルへ向けて後期リーグも優勝を目指す。

●前期3位。すべてのタイトルを目標に 法政大学

伝統と歴史あるサッカー部である法政大学は「例年リーグ・総理大臣杯・インカレ」という三冠を目指していると山田選手。
しかし、今季総理大臣杯出場を逃した。
総理大臣杯を戦わずして迎えた夏を経て、法政大学は後期リーグ、そしてインカレを目指しタイトルを目標に掲げる。

「後期リーグ、そしてインカレを獲りたい」と目標を語った山田選手はFC東京への入団が内定している。

「FC東京という偉大なチームに入団が決まったということでホッとしている。
新たな責任と覚悟を持って後期リーグに向けてしっかりと準備したい」と意気込みを語った。

前期リーグ3位という位置に付けている法政大学は、タイトルへ向けて進む。

●前期5位 最後に笑うのは自分たちであると信じる 慶応大学

「前期リーグ、総理大臣杯で非常に悔しい想いをしたので、後期リーグには並々ならぬ想いを持っている」と宮地選手。
前期リーグは勝ち点17の5位の位置に付け、混戦極める順位の中に位置している。
総理大臣杯予選では2回戦で敗退し、総理大臣杯に出場できない夏を経験した。

「まずは初戦に必ず勝つこと。それ以降のことはこれから考えるが、最後に笑うのは慶応だと信じている」というように
初戦に重点を置き、強い信念を持って準備してきていることがわかる。

宮地選手は名古屋グランパスへの入団が内定している。
「歴史ある素晴らしいクラブに入団が決まり幸せに感じ、一層身の引き締まる思い」
「特別指定強化選手という立場でもあるので、大学サッカーそしてJリーグの両面でいつでもどちらでも活躍できるよう準備していきたい」と意気込みを語った。

●前期8位 インカレを目標に後期に向けて最善の準備 日本体育大学

今季関東リーグ1部に昇格した日本体育大学は、前期リーグでは8位の位置に付けた。
総理大臣杯予選では関東6位で出場権を獲得し、本大会ではベスト4に勝ち上がるなど印象を強く残した。

「前期は昇格初年度ということでなかなか波に乗れず自分たちのサッカーができなかった」と振り返った高野選手。
前期は思うようにできなかったという気持ちが残ったが夏の陣・総理大臣杯でベスト4という手ごたえを掴んだのではないであろうか。

横浜Fマリノスに入団が内定していることについて
「心境の変化は特にはないが、ずっと目指していた場所なので入団が決まってよかった」
「入団してすぐにポジションを獲りにいきたい」と個人としても強い気持ちを持って、後期リーグを迎える。

●前期最下位 歴史を終わらせるわけにはいかない 国士舘大学

前期リーグではまさかという表現が適しているであろう最下位に位置した国士舘大学。
サッカー名門校としての歴史は深く、「1部昇格から一度も2部に降格したことがないと聞いた」と松本選手。

「自分たちがその歴史を終わらせるわけにはいかない」と残留への決意は強い。

中野雄二 全日本大学サッカー連盟副理事長が「国士舘大学はこの位置にいるような力ではない」と話した通り、
国士舘大学はタイトルや順位変動に大きく関わることになるであろう力のあるチームという印象はまだまだ強い。
混戦極める今季のリーグだが、現在国士舘大学のひとつ上の順位である専修大学との勝ち点差は5。
まずはひとつひとつの勝ち点の積み重ねが重要となる。

「前期はふがいない試合をしてしまった。なにがなんでも残留。そしてインカレ出場だけでなく優勝も目指したい」。

名古屋グランパスに入団の内定が決まっている松本選手は
「歴史あるクラブへと入団できる喜びと、プロをずっと目指してやってきたのプロへ挑戦できるという夢が叶ったという喜びがある。
まだスタートラインに立ったばかりなので、大学リーグその先のプロとしての自分の活躍に向けて進んでいきたい」
「これまで育ててくれた親や中高大学に関係していただいたスタッフのみなさんに感謝をし、頑張っていきたい」と後期リーグに向け、そしてその先のプロの道へ向けて感謝の気持ちをしっかりと語った。


後期リーグは9月11日に開幕する。
カードは以下の通り。

関東大学リーグ【1部】

11:30 法政大学×駒澤大学 味の素スタジアム西競技場
14:00 明治大学×国士舘大学 味の素スタジアム西競技場

11:30 桐蔭横浜大学×流通経済大学 県立保土ヶ谷公園サッカー場
14:00 慶応義塾大学×早稲田大学 県立保土ヶ谷公園サッカー場

11:30 順天堂大学×早稲田大学 岩名運動公園陸上競技場
14:00 筑波大学 ×専修大学 岩名運動公園陸上競技場

注目は1部だけでなない。

関東大学リーグ2部は全国と比較しても力のあるチームが多く、2部のチーム所属の選手たちであっても優秀な選手たちが多く、Jリーグへと進む選手も多い。

来季1部へ昇格するであろう上位の戦い等、多くの見どころがある。

関東大学リーグ1部、2部の後期がスタートする。

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