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【Jリーグクラブ】 2016 キャンプへ行こう! ~宮崎編~ 【J1/J2/J3】

2015/12/18 23:06配信

Tomoko Iimori

カテゴリ:コラム


明治安田生命2015Jリーグの全日程が終了し、チャンピオンのサンフレッチェ広島は現在も戦いが続きクラブワールドカップを戦っていますが、
その他天皇杯の戦いを残すチームを除くと、全日程を終了したチームも多くなりました。

来年のJリーグ開催の内容が発表され、Jリーグが開幕して以来初の2月スタートとなる2月27日開幕が正式に発表となりました。

11月末に終了となったチームは約3か月
天皇杯を戦うクラブは約2か月弱
ACL参戦チームは2月23.24日スタート、ACLプレーオフから参戦となるチームに関しては2月9日スタートという
準備期間が1か月にも満たない可能性のあるチームもあり、来季への準備期間はチームによって違いがあることが見込まれます。

そのため、来季の始動は各チーム例年よりも早いことが予想されます。

毎年のリーグ前の恒例といえば、冬季キャンプ。
ほとんどのチームがキャンプを組み、一年を戦う土台を創ります。
選手、スタッフで毎日を共に過ごすことで仲間意識の向上や、より深いコミュニケーションを取ることとなり、毎日がサッカー漬けともいえる日程を過ごします。

公式試合は行われないものの、チームを構成する上で必要となる新たな試みが試されるトレーニングマッチや、
昨年から行われているスカパーニューイヤーカップが行われ、今季は参加チームが増え、より内容の濃いリーグ事前の試合が行われることになりそうです。

サッカーが動かない期間にサッカーレス、チームレスと感じる方も多いのではないでしょうか。
ホーム参戦はもちろん、アウェイ遠征を楽しみにしているサッカーサポーターが多いと思いますが、アウェイ遠征は戦うことがメインなのはもちろんなのですが、その行く先々でしか食べられないグルメや触れること知る文化、観光なども含めて
アウェイ遠征には魅力が詰まっていますよね。

公式戦はないものの、チームの仕上がりが見たいとキャンプに向かう方も多いと思います。
多くのチームが九州地方でキャンプを行いますが、主要のキャンプが行われる地を紹介していきたいと思います。

今回は宮崎編。キャンプへ行こう!


●昨年は22チームが宮崎でキャンプ 飛行機と車が主要アクセス

サッカーのキャンプが行われる地としてピンとくるのが宮崎という方も多いのではないでしょうか。
宮崎では毎年多くのJクラブがキャンプを行い、シーズンインの身体づくりやリーグ前の最終調整を行います。
プロ野球の巨大球団もキャンプを行うなど、野球にサッカーと同じ時期にたくさんのプロスポーツチームが集まる地となっており、宮崎県にとってはこの時期が一番県外からの観光客が多い時期となります。

昨年宮崎では以下の22チームがキャンプを行いました。
(所属カテゴリーは2015シーズン)

J1

ベガルタ仙台
鹿島アントラーズ
浦和レッズ
FC東京
川崎フロンターレ
横浜Fマリノス
ヴァンフォーレ甲府
ガンバ大阪
サンフレッチェ広島

J2

栃木SC
大宮アルディージャ
ジェフユナイテッド市原・千葉
横浜FC
ツエーゲン金沢
セレッソ大阪
ファジアーノ岡山
徳島ヴォルティス
アビスパ福岡
V・ファーレン長崎

J3

FC町田ゼルビア
長野パルセイロ
レノファ山口


宮崎県には多くのサッカー場が存在し、施設が充実しています。
サッカーだけでなくプロ野球球団も多くキャンプ地として利用していることから、毎年の要望などを地域として取り入れ取り組み
スポーツチームのキャンプを行うにあたっての環境の充実を実現している地域です。
さらに降水量が少ないということも、キャンプ地として選ばれる理由のひとつだといいます。

宮崎県はこのキャンプの数々によって生まれる経済効果が、宮崎県にとってとても大きいこともあり、地域全体で各チームを歓迎し、迎え入れています。
そのため宮崎県の多くのサッカー場では、Jリーグチームのキャンプのために芝を半年前から逆算し計算した日程の中で育て、1月から2月に芝の状態が最良になるよう整えられています。

多くのプロ野球球団やJリーグチームが一気に来る時期とあり、当然チームの選手やスタッフが宿泊するホテルをチームはかなり早い時期から押さえています。
早いチームでは半年ほど前から予約を入れ、日程が前後しても良いように1か月単位で予約を入れるなど、万全の準備が進められています。
さらに、その時期はプロ野球ファン、そしてサッカーファンが多く訪れる時期とあり、宮崎市内を中心にホテルの予約は埋まってしまう傾向にあり
キャンプ日程が出る前にある程度の予測を付けて早めに予約をしているという方も多いそうです。

宮崎へのアクセスとなる交通機関も予約で埋まりやすくなっているため、訪れる方は注意が必要です。
東京から宮崎に向かう人たちの多くは飛行機を利用します。

JAL・ANAの国内大手航空会社に加え、宮崎県の航空会社ソラシドエアが東京と結びます。

関西からは主要大手航空会社に加え、LCCピーチも就航し、フェリーでも宮崎を目指すことができます。

福岡までなんらかの方法で乗り入れ、福岡から高速バスや車を使った移動、時間はかかりますが電車などで移動することも可能です。

九州新幹線が走る側とは逆の位置となるため宮崎県のアクセスは他地域からは車やバス、飛行機という方法が好ましいと思います。

さらに宮崎県内の移動では、宮崎県内では車が主要移動手段ということもあり、公共交通機関が充実しているとは言い難く、レンタカーを借りる方が多いです。
その他、本数が少ない地域もありますが、バスを利用することができます。
プロ野球球団がキャンプを行っているところの近くでキャンプを行うチームを観に行きたい場合には、プロ野球球団のキャンプへ行く用のシャトルバスが運行されていることがあるので、移動には困らないという場所もあります。
事前に調べて向かうのが良いでしょう。

●宮崎は魅力的なグルメが多彩!

宮崎県の観光の目玉といえば、なんといっても食べ物です。
魅力的であり魅惑的なグルメが多く存在します。

・チキン南蛮


玉子の衣で揚げた、鶏のから揚げを甘酢に付けてタルタルソースをかける料理がチキン南蛮です。
宮崎県のソウルフードともいえるチキン南蛮は、給食などでも登場するなど日常的な食べ物で、お店も多く存在します。
お店によって味付けも違い、鶏ムネ肉を使用しているお店、鶏モモ肉を使用しているお店など様々です。

・地鶏


鶏肉が有名な宮崎県。多くの養鶏場が存在しますが、その新鮮な鶏肉を炭火で焼いたものが地鶏の炭火焼きです。
黒くなったそのお肉はシンプルな味ながら、鶏肉のうまみとジューシーさに驚きを覚えるほど。


・宮崎牛


日本一美味しいお肉ともいわれる宮崎牛。A5ランクの高級国産牛肉は絶品です。
焼いて良し、すき焼きも良し、しゃぶしゃぶも良しの贅沢グルメです。
当然良いお値段となりますが、それだけの価値が充分。忘れられない味となること間違いなしです。

・フルーツ


宮崎といえばフルーツ大国としても知られています。
時期によって旬のフルーツが違いますが、宮崎というとマンゴーを思い浮かべる方が多いかもしれません。
キャンプ時期はマンゴーの時期ではないもののマンゴーを食べられるお店やマンゴーを使ったスイーツを食べられるお店も。
キャンプ時期の旬のフルーツは日向夏とたまたま。どちらも柑橘類のフルーツであり、宮崎だからこそ食べられる味を感じられます。
さらにドラゴンフルーツやパッションフルーツなど珍しいフルーツも食べることができます。

・うどん


うどん…というと香川県や関西地方が有名ですが、実は宮崎県も有名なうどん地域。
コシがあるうどんというよりは、煮込んだやわらかいうどんという印象で、やわらかく食べやすいうどんです。
濃い色の醤油ベースのつゆが多い他、釜揚げうどんも有名です。
お酒のあとはラーメンではなく釜揚げうどんで締めるという文化があるという宮崎。
お湯にそのまま入っているうどんを掬い、あたたかいつけ汁に絡めて食べるうどんです。

・愛のスコール


宮崎にある乳酸系炭酸飲料です。合成甘味料を使用していないこともあり、爽やかな後味。
居酒屋などではこの愛のスコールに宮崎県産のマンゴーの角切りを入れて出してくれるお店も。


せっかくキャンプで訪れるのなら、多くのグルメを楽しみたいですよね。
宮崎を感じることができる多くのお店が存在するので、是非食べてみてください。


キャンプは午前午後の2部練習となっていることが多く、その他トレーニングマッチなども行われることが多いです。
直前に選手たちの疲れを考慮し、オフになることもあるのでチームの情報をこまめにチェックすると良いでしょう。
トレーニング場所では通常のチーム練習場や試合会場と同じく、マナーを守り見学・ファンサービスを楽しんでください。

来季も多くのチームが宮崎でキャンプを行う定です。
キャンプを観に宮崎を訪れることも、ひとつのfootballな旅。

宮崎県という場所を存分に楽しむことができると、またひとつ思いの詰まった場所となることでしょう。

footballな旅。宮崎へ行こう!

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