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【J1】 3/7いよいよ開幕 確認したい2ステージ制 【2015】

2015/03/06 18:56配信

飯守 友子 (CHANT編集部)

カテゴリ:まとめ


いよいよ明日、Jリーグが開幕する。
シーズンオフの間はサッカーファンにとって本当に長く感じる期間であり、次のシーズンに向けての準備をしながら日々を過ごすという人も多いのではないだろうか。
新戦力の選手の名前と顔を覚えたり、どんな選手か分析したり、新しいチームがどういったチームになるのかを予想したり、新ユニフォームを購入したり、新しいゲーフラを作ったり…さまざまな過ごし方をしてシーズンを迎える。

ワクワクしながら指を折って数え、スケジュール帳とにらめっこしながら迎える開幕は何度迎えても、良いものだ。

まずはJ1の2015シーズンがJリーグの開幕として明日、スタートを切る。


●2ステージ制になるJリーグ 覚えておきたいその仕組み

まずは2ステージ制について おさらいしておこう。

今季からJ1では2ステージ制が導入される。
今までも2シーズン制だったことはあるが、今までのシステムとは全然違うということを覚えておきたい。

これまでにあった2ステージ制では、
1stステージ優勝のチームと2ndステージ優勝のチームが最終的にチャンピオンシップとして戦い、頂点を決めてきた。

しかし、今年から導入される2ステージ制は
大きく変わるところはまず「スーパーステージ」の存在だ。

1stか2ndステージの1位であり年間勝ち点が上のチーム×年間勝ち点3位のチーム
1stか2ndステージの1位であり年間勝ち点が下のチーム×年間勝ち点2位のチーム

という最大4チームが出場するスーパーステージという「次のステージ」が発生する。
スーパーステージはトーナメント戦であり、勝ち抜け制というシステムとなる。

このスーパーステージを簡単に説明すると、各ステージの1位と年間勝ち点の2位と3位が対戦するというトーナメントとなっている。

そこで気になるのが過去の2ステージ制の時も毎年討論された 年間勝ち点1位のチーム。
年間で一番勝ち点を重ねたチームは、スーパーステージで勝ち上がったチームと最終決戦として、チャンピオンシップで対戦することとなる。

チャンピオンシップは


年間勝ち点1位チーム×スーパーステージ勝ち上がりチーム

ということだ。

リーグが終わり、スーパーステージがあり、そしてチャンピオンシップがあってシーズンが終わることとなる。
それが今年からのJ1のシステムとなっている。

ステージ優勝することももちろん大切だが、年間勝ち点にも気を配らなくてはならない従来の1シーズン的な考え方も含めている。
ここで大変なのはチーム関係者であろう。
チームを編成し、リーグを戦いながらさまざまなことを想定し勝ち点計算する上で、順位と勝ち点との考え方の二極性を持ち合わせることとなる。
もちろんステージでどちらでも順位的に上位にいることで勝ち点は積み重なり、年間勝ち点として積み上げられていくものだが、1stで結果が思うようにうまくいかない場合は2ndに早い段階から転換するという手法も考えられる。
この難しいシステムの中で、各チームがどのような戦略を行ってくるかにも注目が集まり、ACL組の日程が緩和される時期やチームの状態の熟成度から考えると後期の方が激戦となることが予想される。
そう考えると前期はスタートダッシュに成功したチームの勢いが持続することも考えられ、予想することが難しい。

前期が全然ダメだったというチームでも、後期の巻き返し次第では年間王者になれる要素も含まれるシステム。
年間勝ち点を積み上げたチームは最後の決戦まではシードという形となるものの、年間勝ち点を獲得しても年間王者にはなれない可能性もあるということだ。

複雑なシステムを覚えるだけでも大変であり、なかなかわかりづらいシステムながら
それでもこの道を通って各クラブ、頂点に上ることを目指しスタートする。

各クラブの目標はそれぞれながら、一戦一戦その瞬間その場所でしか感じることのできない体感が待っている。


●複雑なシステムになることで予想できない今シーズン

このリーグの複雑なシステムによって、今年はどんなチームが優勝争いに顔を出すのか予想が付きにくい状況となっている。
前評判では昨年の流れからガンバ大阪、浦和レッズ、鹿島アントラーズといった昨年のJリーグ上位チームがひとつ頭が抜けた状態と思われていたが、現在ACLで厳しい戦いが続いている状況だ。

ACLとリーグはさまざなな環境の違いや戦い方や笛の違いなどもあるものの、日程的に厳しい中での戦いとなり、前期のステージはなかなか難しい中で進む可能性もある。
それでも戦力としても、チームの熟成度としてもJリーグの中では群を抜いていることは確か。実力は充分ながら厳しい日程と移動などの中で力を発揮することができるかが注目される。

前期と後期の2ステージということで、さまざまなチームにチャンスがあるといって良いであろう。
1シーズン通して戦い続けて上位に入ることと、半分のシーズンでの順位の位置取りでは違う結果となることが予想される。

スタートダッシュから勢いに乗ったチームがそのまま前期を制すことも考えられるのだ。
これまでシーズンを通すと上位は難しかったものの 前半はよかったのに失速したといったことや、後半は持ち返したなどというチームも多かった1シーズン通しての戦い。
そういったチームが2ステージに分かれたことで、ステージを制することも充分考えられるのだ。

年間勝ち点のことを考えると、両ステージで上位にいることで勝ち点が上位になることがあるが、
どちらかのステージを制することで、もう一方のステージの順位が下であってもチャンピオンまでの道にチャレンジできるということだ。

短期決戦を得意とするチームや、なにかがきっかけで途中からでも勢いが出るチームなどにとっては有利になることもある今シーズンはまったくどこが優勝争いをするのか予想できない。

●2ステージ制を2014にあてはめてみた

このシステムで2014シーズンにあてはめてみると

年間勝ち点1位 ガンバ大阪
年間勝ち点2位 浦和レッズ
年間勝ち点3位 鹿島アントラーズ

1st優勝 浦和レッズ
2nd優勝 ガンバ大阪

ということになり、重複するためガンバ大阪、浦和レッズ、鹿島アントラーズの3チームで争うこととなる。
最大5チームで争う形となるが、重複が発生した場合はチーム数は減少する。

スーパーステージで鹿島と浦和が試合をすることとなり、
勝者がチャンピオンチップでガンバ大阪と戦うこととなったということだ。


降格によるシステムは順位に関係なく総合勝ち点で決まることとなる。
例えば、前期ステージが2位で勝ち点を多く積み重ねていた場合、後期ステージで最下位であっても勝ち点が下のチームが3チーム以上いた場合には降格にはならない。
順位関係なく、総勝ち点数によって3チームの降格が決まる。

順位だけでなく勝ち点にも注目しながらシーズンを過ごすこととなる。

今季はこのシステム導入に伴い、いつも以上に日程が厳しく、前期と後期の間の中断もほぼない。
代表が活動する期間に短期的な中断はあるものの、1シーズンほぼ止まらずに戦い続けることとなる。
中断期にキャンプなどで立て直しに成功した昨年のガンバ大阪のような切り替えは、今年は長期の時間が設けられていないだけに難しいかもしれない。
夏の選手が移籍できるウィンドウが開く期間を各クラブどう使うのも注目だ。
日程が詰まっているシーズンだが、できるだけ長いシーズンにしてもらいたいと願うサポーターは多いはずだ。

リーグ戦に加え、今年ももちろんナビスコ杯、そして天皇杯も開催される。
今年の天皇杯はJ1の出場する時期も早いため日程も厳しいが、勝ち上がること、そしてタイトルを目指しどのチームも挑むこととなる。日程が厳しいことでリーグとの兼ね合いによってメンバーを入れ替えるなどの措置も今年もさらに多くなりそうだ。

はじめての導入となるシステムでの2ステージ制。
開幕以来2ステージ制でJリーグは長きに渡り歴史を重ねてきたものの、今回の形はまったくのはじめてとなる。


しかし、ひとつひとつシンプルに。
目の前の戦いに勝利するための試合準備をし、挑むことが一番の魅力であり、面白さを感じるところだ。

負けても良い試合なんて存在しない。
負けて悔しいと思わない試合があるのならサッカーはやめたほうがいい。

懸けるものがあるからこそ
目指すものがあるからこそ

Jリーグは 素晴らしいはずだ。

3月7日―。

今年もたくさんの特別な瞬間と 歴史が刻まれるであろうJリーグの2015シーズンがスタートする。

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