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【選手権】 30日開幕!第93回全国高校サッカー選手権大会 新たなるHEROが生まれる日 【高校サッカー】

2014/12/24 10:03配信

飯守 友子 (CHANT編集部)

カテゴリ:まとめ


冬のサッカーといえば。
全国高校サッカー選手権大会であろう。

サッカー界冬の風物詩であり、年末年始は選手権を楽しみにしているサッカーファンが多い。
今年は93回大会となるが、大きく変化がある年となる。

と、いうのも聖地・国立競技場が改修工事のため、使用することができなくなり、開会式・開幕戦を駒沢陸上競技場で、準決勝・決勝を埼玉スタジアム2002で行うこととなった。
国立ではない場所での開催となるのは少し寂しい気もするが、場所がどこであっても選手たちが目指すところは変わらない。

頂点目指し、30日にいよいよ開幕する。


●別格と評される優勝候補・東福岡

なんといっても今大会の優勝候補として第一に挙げられるのは、福岡県代表・東福岡だ。
インターハイを制した東福岡は圧倒的な強さをみせ、頭ひとつ飛び抜けている強さを持つチームと評される。
横浜Fマリノス入りが内定しているMF中島や、ヴィッセル神戸入りが内定している増山という今大会最大の注目選手を有し、さらに世代別代表の選手もスターテシングメンバーに存在し各ポジションにタレントを揃えている。
ハイレベルな技術とチームとしての熟成度も考えると、優勝候補として挙げざるをえないというほどの状況となっている。

しかし、選手権はなにが起こるかわからない場所。
過去にも圧倒的優勝候補が1回戦や2回戦で敗退した例もあり、実力があっても何が起こるかはわからない。
勝ち上がり戦が持つ魔物を制して東福岡は総体と合わせて2冠を獲ることができるであろうか。

東福岡の登場はなんと開幕戦。
今年の選手権は1回戦から優勝候補の登場となるので注目だ。


●総合力で優勝目指す 流通経済柏

4年ぶりの選手権出場となる流通経済柏は、国内地域の中でも激戦区と呼ばれる千葉県を勝ち上がり選手権への切符を手に入れた。
U-18プレミアリーグEASTでは今季6位。同4位の市立船橋高校と千葉の代表を争ったが、流通経済柏が勝利でつかみ取った。
出場するといつでも優勝候補に挙げられるほどの実力ある名門校である流経柏は、FC東京に内定しているMF小川を中心に点取り屋のFW高澤ら質の高い選手たちが揃う。
流通経済柏はAチームだけでなくBチームの実力も高く、競争が激しいため、いつでも緊張感がありレベルの高い練習ができているため全員で戦う意識高く、ポテンシャルも高い。
どちらが勝ってもおかしくないほどのAチームとBチームを有する流通経済柏は、全員力で選手権に挑む。
層が厚いチームだからこそ、途中交代で出場する選手たちの能力も高く、途中から出場し自分に求められるものを理解し試合にプラスになる働きを適格にこなせることも大きな武器となる。

初戦で戦うのは選手権おなじみである、岡山県代表の作陽。
初戦から強豪との対決となり、作陽もディフェンスの安定したチームだけにどんな戦いになるか注目したい。


●超高校級有し頂点だけを目指す 前橋育英

U-17ワールドカップ日本代表として選出された渡邊・鈴木を擁し、インターハイでもベスト4の結果を残した前橋育英が、夏からさらにチームを熟成させ選手権に挑戦する。
鈴木はU-19としてSBS杯にも出場するなど代表として経験を積み重ね、選手としての能力はハイレベルであることは間違いない。
群馬県予選ではすべての試合で4得点以上を積み重ね圧倒的な強さで勝ち上がってきた。

鈴木の付ける背番号は「14」。この番号は前橋育英だけに継がれるエースナンバーであり、現徳島ヴォルティス所属の小島などもその番号を背負ってきた。
守備にも攻撃にもバランスを持ち、頂点だけをめざしチーム作りをしてきた前橋育英の力はどう発揮されるのか。


●高校伝統強豪地域・鹿児島から 鹿児島城西

鹿児島城西といえばなんといっても記憶に残っているのは大迫勇也であろう。
鹿児島にはJのクラブはまだ存在しないものの、鹿児島城西・鹿児島実業を中心に数多くの名プレーヤーたちをJリーグに羽ばたかせた。
日本代表に欠かせない存在である遠藤保仁も鹿児島の出身であり、選手権を戦った選手の一人である。

今年はジュビロ磐田内定のFW岩元颯オリビエが引っ張るチームとなっている。
強豪揃う鹿児島県予選だが、毎年必ず全国大会への切符は掴んできた。しかし、今年はインターハイ予選でも敗れ新人戦でも4強に残れないという結果となっていたが、その結果が逆にモチベーションとなり必ず選手権に行くという高い意識へとつながった。
そして掴み取った代表校の座。同じ場所を目指してひとつになれたチームは勢いがある。
今年はプリンスリーグで選手権を見据え、下級生を中心にチャレンジし、プリンス九州1部で2位の位置につけた。
下級生に経験を積ませたことにより総合力がグッと上がった手ごたえがある。
鹿児島に再び栄光を持ち帰ることができるだろうか。期待がかかる。


●安定した力を持つ青森山田の快進撃なるか

U-18プレミアEASTでは7位で順位を終えたものの、強豪揃いのEASTで経験を積んだのは大きく青森山田の伝統あるサッカーに磨きがかかった。
青森山田は安定感バツグンの守備を誇り、さらに高校サッカーでは珍しくフォーメーションを使い分けることができることが最大の武器といって良いだろう。
通常の4バックから変則3バックにフォーメーションを変えることができ、どちらでも即席ではなく熟成された動きをみせる。
試合の状況や相手の出方によってフォーメーションを使い分けることができる青森山田の戦い方に苦戦を強いられるチームも多い。

そして何度も選手権に出場している常連校だからこそ、トーナメント戦という選手権での戦い方を知っている。
現日本代表・柴崎岳が青森山田でプレーし選手権を騒がせたのは記憶にまだ新しいが、柴崎のようなスーパーな選手は今季不在なもののそれでもレベルが高い仕上がりであり選手たちの質も高い。

●経験残る選手が引っ張る星陵高校

星陵高校といえば日本代表・本田圭佑を連想する強豪校だ。
一昔前は星陵高校といえばゴジラ松井を生んだ野球だったが、近年のサッカー部の発展で今となっては高校サッカーで全国上位常連の強豪校という立場となった。
昨年の選手権で準優勝という結果を残した星陵高校は、その時の選手たちをまだ数多く残している。
さらに、チーム内での競争激化により、昨年スタメンで出場していた選手が今では控えに回るなど層の厚さも感じられる。

昨年の準優勝からチームの底上げがあり、順調に仕上げてきた感がある星陵。
昨年トーナメントを勝ち上がっていった経験は大きく、その経験ある選手たちが選手権を知っていることも強さとなることだろう。
昨年以上の結果を目指してやってきた。昨年は準優勝。それ以上ということは目標はひとつしかない。

初戦では鹿児島城西と当たるため、初戦から厳しい戦いとなるがどちらのチームも実力あるチームのため今季の選手権名勝負となることが期待される。

現在の日本代表をみても、高校サッカー出身で高校選手権経験者が多く、近年はJクラブユースが注目を集める中
高校サッカー部の存在も忘れてはいけない。
部活という場でのサッカーだからこその強さと選手たちの育成があり、今大会からも今後のサッカー界を引っ張る存在がきっと輩出されるであろう。

たくさんの選手たちが頂点を目指して全身全霊で戦う高校選手権。
冬の国立…ではなく、今季は冬の埼スタ目指し、30日開幕する。


過去の選手権のキャッチフレーズの中で一番記憶に残っているものがある。

NEW HERO'S BIRTHDAY―。

新たなるヒーローが生まれる日―。

熱き戦いに注目したい。

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New Heroes Birthday
自分が学生時代に作って応募し、
採用されたキャッチです。
サッカーが好きだったんですねー

名無しさん  Good!!0 イエローカード0 2015/01/30|20:39 返信

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