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【サンフレッチェ広島】 ナビスコ杯決勝 スタメン発表!優勝はどちらの手に 【ガンバ大阪】

2014/11/08 11:44配信

飯守 友子 (CHANT編集部)

カテゴリ:ニュース

 

いよいよ決戦を迎える―。

2014ナビスコカップは今日、埼玉スタジアムにて決勝が行われる。
毎年サッカーの聖地国立競技場で行われてきたナビスコ杯決勝だが、国立競技場改修のため、埼玉スタジアムにて行われる初めての決戦となる。

3月から戦ってきたナビスコ杯も今日で最終決着となる。
対戦カードは

サンフレッチェ広島×ガンバ大阪

決戦まであと数時間。
どちらにナビスコカップが渡るのか―。


●勢いがあり強さを魅せるガンバ大阪

今年のガンバは本当に時間をかけて力を付けてきたチームだ。
元々ガンバ大阪の選手たちの能力は高いレベルにあるものの、昨年のJ2での戦いから今年のJ1復帰までのチーム力では難しい試合が続いた。
その試合を経ての中断期間の取り組みが功を生んだためなのか、中断期以降は徐々に好調を維持し、気づけば優勝争いをする位置にまで上り詰めた。
さらに天皇杯でも現在ベスト4の位置におり、今日の対戦相手であるサンフレッチェ広島を破り勝ち上がっている。

ナビスコ杯ではガンバ大阪は予選リーグから戦った。
予選での成績は6試合を4勝2敗で終え、予選リーグ1位通過でガンバ大阪は勝ち上がった。

決勝トーナメントは
関西対決となったヴィッセル神戸と戦った1回戦で第1戦は1-1で引き分けたものの、第2戦は3-0の完勝で準決勝にコマを進めると、
川崎フロンターレを相手に第1戦は3-1、第2戦は2-3と第2戦は試合には負けたもののトータルで激戦を制し、決勝に上がってきた。

エース宇佐美は今大会5得点と日本人トップの得点力をみせ、ニューヒーロー賞を受賞。
存在感がとてもあるエースとして日本サッカーの今注目選手の一人であることは間違いない。
宇佐美ばかりが目立つ印象だが、実はそんなことはない。
一時期は世代交代に苦しんでいたガンバ大阪に見えたが、今ガンバ大阪の選手たちは経験を積み重ねた結果、選手一人一人のパフォーマンス能力がとても高い上に、ガンバの顔である遠藤の調子は近年で一番ではないかというほどに圧倒的な存在感をみせている。

遠藤・今野のボランチは日本トップレベルであることは間違いなく、攻撃に関しても守備に関しても発信どころとなることは間違いない。

そしてガンバ大阪は層が厚いのがひとつのポイントだ。

ベンチには倉田や佐藤、リンスなど得点能力を持った選手たちが控えており、さらには大森や藤春、といった全体のバランスを取ることができる選手も控えている。
交代カードで相手に嫌な選手を投入することができ、交代カードの選手たちがシーズン通して良い動きをしてきていることを考えるとガンバ大阪にとってとても大きな力であることは間違いない。

ナビスコ杯決勝は延長になった歴史も多く、そういうときに層が厚いというのは武器になることだろう。

リーグ、天皇杯、ナビスコ杯とすべてにおいて優勝の可能性を握っているのはガンバ大阪のみ。
それだけに試合も日本で一番こなしており、試合日程もハードだ。
疲れるシーズンを送っているとも思われがちだが、結果がついてきている試合をこなすことは疲れではなく手ごたえと自信に変わっているはずだ。

ガンバ大阪がどんな戦いを今日魅せるのか。攻撃と守備のバランスが良い今季のひとつの集大成がみれるのか―。


●エースの復調と全員力で戦うサンフレッチェ広島

リーグ2連覇を果たし、去年、そして一昨年は広島を止められるチームはほぼなかったことを考えると今年は苦戦しているシーズンとみられるかもしれないが、サンフレッチェ広島の状態は上がってきている。
リーグこそ8位という順位に今いるものの、広島には明るいニュースが多いのだ。

まず一時はスタメンから外された時期もあった佐藤寿人の好調。
プレーとしてではなく、ピッチ外のことが原因で戦線から外れたことは佐藤寿人という大エースにとって大きな経験となった。
それでも下を向くことなく、自分を信じて使ってくれる日を待った佐藤寿人はその信頼を裏切ることのない活躍を今続けている。
広島をエースは俺だ!という存在感は圧倒的なものだ。

それに加え、怪我で離れていた石原もピッチに戻ると佐藤寿人、石原直樹、高萩洋次郎からなる広島のトライアングルが再び完成。
多くのクラブを苦しめたこのトライアングルと広島の看板でもある、バランスのとれた守備と最終ラインから時間をかけて組み立て、センターラインを越えると一気にスピーディーに攻撃を仕掛ける広島特有のその展開力が戻ってきた。

しかし、広島を支えてきた大きな中心の核が負傷によって不在の状態が続いていた。
森崎和幸の不在だ。

目立つ存在ではないと広島のサッカーを年に数回しか見ない人たちは思うかもしれないが、森崎和幸こそが誰もが認める広島の心臓部であり、森崎和幸がいるからこそ守備のバランスとポジションにバリエーションが生まれ塩谷などディフェンダー陣が攻撃に参加し、攻撃の厚みを増すことができる。
柏戦から戦線を離れていた森崎和幸はこのナビスコ決勝に標準を合わせ、復帰を果たした。これは広島にとって大きなニュースであろう。
森崎和幸の不在を務めたボランチ柴崎も質の高いプレーができる選手であり、経験も豊富。しっかりと引き継いで戦ってきた。
今日は柴崎スタートとなりそうだが、森崎和がベンチにいることはとても心強い。

サイドからの攻撃力を上げるために中断期から練習を重ねてきたが、サイドの達人ミキッチを負傷で欠いている。
しかし、サイドを任せられるベテラン山岸や柏、清水など両サイドの選手たちからの攻撃にも迫力があり、ボランチがしっかりと攻撃にいったサイドのバランスをみることができることで守備の崩れも心配がない。
そしてボランチから攻撃を組み立て自身も得点チャンスと攻撃の最後の一矢を報いるキャプテン青山の存在も大きい。

今年はガンバとの対戦成績として3戦で未勝利の広島。
だからといってそれはデータ上のことであり、過去の戦いは関係ない。
そう言い切れるほどに、今まで3戦戦ってきた広島とはワケが違うことがきっと今日みせつけられるはずだ。

佐藤寿人を中心としたトライアングルに脅威を感じ、ガンバが秘策としての戦術を組むという報道もあるほどに、J屈指の恐るべき形態であるサンフレッチェ広島。
リーグ2連覇をしたのは伊達ではない。

ナビスコ杯優勝はまだサンフレッチェ広島には経験がない。
今季は天皇杯もガンバ大阪の前に伏し、終わってしまい、リーグも優勝の可能性はもうないものの、タイトルのチャンスを掴んでいるこの戦いを屈するわけにはいかない。

今年の広島はACLで戦い、ナビスコ杯は決勝トーナメントからの出場となった。
その1回戦ではライバル関係にある浦和レッズとの対戦で0-0.2-2というどひらも譲らない接戦になったがアウェイゴールで勝利を掴み勝ち上がると、準決勝では柏レイソル相手に2-0.1-2とし、トータルスコアで勝ち上がり、決勝行きを決めた。

佐藤寿人のナビスコ杯で積み重ねたゴールは今、新しい記録を作ろうというところまで来ている。
その記録のゴールを記憶のゴールにすることができるか―。

一時期の不調と、主力の怪我やエースの戦線離脱によって自信を失いかけたサンフレッチェ広島だったが、その苦しい時があったからこそ経験として積み重ね、強くなった。
今は復調の手ごたえと自分たちができるサッカーの自信を取り戻している最中であり、リーグ2連覇をした自信がここにきて大きな力になることだろう。
タイトルの経験というのはタイトルを獲ったことがあるチームにしかない強き力なのだ。

 

スターティングメンバー


◆サンフレッチェ広島◆

GK 1林卓人
DF 4水本裕貴
5千葉和彦
33塩谷司
MF 6青山敏弘
30柴崎晃誠
18柏好文
16山岸智
10高萩洋次郎
9石原直樹
FW 11佐藤寿人


リザーブ

GK 13増田卓也
DF 2ファンソッコ
MF 8森崎和幸
7森崎浩司
24野津田岳人
27清水航平
FW 22皆川佑介


◆ガンバ大阪◆

GK 1東口順昭
DF 14米倉恒貴
DF 5丹羽大輝
8岩下敬輔
22オジェソク
MF 17明神智和
15今野泰幸
13阿部浩之
7遠藤保仁
FW 39宇佐美貴史
FW 29パトリック

リザーブ

GK 16河田晃兵
DF 4藤春廣輝
6金正也
MF 19大森晃太郎
11倉田秋
FW 9リンス
20佐藤晃大

 

運命のキックオフは13:05

 

今年初のタイトルは どちらに―。


 

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