名審判員の引退表明
2014/08/07 09:21配信
カテゴリ:ニュース
審判界では有名なハワード・ウェブ審判員は、今年限りで審判員を引退すると6日に発表したのである。2010年南アフリカW杯決勝など、数々のビッグマッチを裁いてきたが、43歳で25年のキャリアに幕を閉じることになった。
●ハワード・ウェブ氏
1971年生まれの43歳。18歳からレフェリーとして活動し始め、元警察官でもあったことで有名であります。2003年にプレミアリーグに昇格。2005年からは国際主審としてFIFA、UEFAの大会を担当するようになり、EURO2008、2010年チャンピオンズリーグ決勝、2010年ワールドカップ決勝、EURO2012、2014年ワールドカップを裁いた。
なお歴史上同じ年にチャンピオンズリーグ決勝とワールドカップ決勝を裁いたことがある唯一のレフェリーとしても知られている。
彼は今夏PGMOL(Professional Game Match Officials Limited)のテクニカルディレクターに任命されており、今後はマッチオフィシャルの技術的な方向性や基準を監督する責任者となり、研修プログラムや審判の育成プログラムの開発などに関わっていくことになる。
国際審判員の定年は45歳と定められており、今回のブラジルW杯が最後のW杯でもあった。その大会が終わり、定年まであと2年は活躍できるのにも関わらず、審判員を引退することを決め、サッカー審判界に関わる世界中の人々が驚きを隠せなかったことが現状であります。