【W杯】 ドイツ優勝!2014 ブラジルW杯 閉幕 【2014】
2014/07/14 12:50配信
カテゴリ:ニュース
2014ブラジルW杯決勝は日本時間14日午前4時から行われ、お互いに譲らない決勝らしい試合の中90分では決着がつかず延長に入り、120分の激闘の末に1-0でドイツが栄光を手にした。
これと同時に2014ブラジルW杯が終わり、1か月間のサッカーの日々が終わってしまった。
決勝でドイツとアルゼンチンが顔を合わせるのはこれで3度目となる因縁の対決。
今大会強さを予選からずっと魅せ続けてきたドイツ、そして不思議な強さを誇っていたアルゼンチンの欧州×南米対決となった決勝。
立ち上がりからゲームを支配したのはドイツ。
攻守ともに大会を通じて安定しており、ブラジルから7得点を獲った直後とあってチームは上向きであることがわかる。
アルゼンチンは厳しい守備をしっかりとこなし、そこからのカウンターという試合運びでドイツを脅かす。
決定的なチャンスをつかんだのはアルゼンチンだったが、決めることができず、一進一退の状態に。
決定的な場面が続くアルゼンチン。
欲しい先制点の場面を迎えるものの、何度も微妙に外してしまう。
一度ネットを揺らしたが、オフサイドの判定。
その後、ドイツも猛攻をみせ、何度もアルゼンチンゴールを脅かすものの、ポストに嫌われるなど得点することができない。
アルゼンチンも攻撃をみせ、ドイツも必死にリズムを作るものの90分では決着がつかず延長戦に突入。
延長戦に入ってすぐにチャンスを作ったのはドイツ。
サイドからの折り返しに合わせるものの、キーパーにはじかれそのこぼれ球を狙ったもののアルゼンチンのディフェンダーが必死のブロック。
逆にアルゼンチンもサイドからのクロスからの演出をフリーで受け、GKと1対1になったものの枠にはいかずにノーゴール。
お互い0点のまま迎えた延長後半。
W杯の決勝という特別な舞台で極度のプレッシャーを背負っていること、そしてこの1か月間の疲れからかなりキツイ時間帯だっただろう。
消耗が激しいということがお互いの状況からわかるように延長後半には格段に足が止まる。
そんな中、ついにドイツが先制する。
左サイドからのクロスに、中央に走り込んでいたゲッツェが胸トラップからの振りぬいたボレー。
素晴らしいシュートはゴール右隅へ。
ついにゴールネットを揺らした。
アルゼンチンは当然その後反撃をみせるものの、ドイツのGKノイアーを中心とした守備に阻まれ、そのまま120分の激闘は終了。
W杯決勝にふさわしい1-0という試合で、ドイツが優勝を果たした。
W杯南米大会で欧州勢が優勝するのは初めての快挙。
今大会安定した強さをみせたドイツが優勝をつかんだ。
大会MVPはリオメル・メッシ。
優勝チームからではなくアルゼンチンのメッシが大会MVPに選ばれた。
アルゼンチンはブラジルの惨敗も受けて、ブラジルの分も南米の意地を見せたかったところだたが、惜しくも準優勝。
世界的プレーヤーで大会を通じて注目され続けたメッシは4得点と結果を残したものの、バルセロナでのメッシを見ていると今大会は物足りなかったと感じている人も多いのではないだろうか。
メッシ3回目の挑戦は準優勝という形で幕を閉じた。
最優秀GKはやはりノイアー。
ドイツにノイアー在り。という場面を何度見たであろう。
ノイアーが魅せた数々のスーパーセーブは今大会で一番記憶に残るという人も多いはずだ。
ノイアーが名実共に世界№1GKとなった。
得点王は今大会の新たなスター、ハメス・ロドリゲス。
世界のスターとこれから階段を上るであろうハメス・ロドリゲス。コロンビアをけん引しとんでもない選手がいるとワクワクさせてくれた。
これから世界のトッププレーヤーとして活躍することだろう。
この大会を見ていて。
日本代表もたった数日前まではこの地でW杯を戦ったのだとしみじみと思った。
日本代表は世界に結果を残すことはできなかったが、彼らの戦いもブラジルに刻まれたのだ。
悪かったものを塞ぐのではなく、それを教訓に次のロシアまで握りしめて次の日本代表に生かしてほしいと思う。
W杯を振り返ると、いろいろな想いがこみあげる。
1か月間、毎日のようにサッカーの話題で溢れ、毎日寝不足になり、毎日世界最高のfootballを見ることができることはとても幸せなことだった。
普段はサッカーを観ない人からも世界の選手たちの名前が口から出たり、まだサッカーがよくわからない子供たちも世界のスター選手を見てボールを蹴った。
このブラジルW杯を経たことで、未来のfootballシーンに良い影響があることを、そして日本のサッカー文化がもっと進むことを祈って。
2014 ブラジルW杯
優勝 ドイツ
準優勝 アルゼンチン
3位 オランダ
4位 ブラジル
日本代表 1引き分け2敗
footballの最高峰 W杯はまた4年後へ…。