CHANT(チャント) ガンバ大阪

ガンバ大阪、春の訪れはいつになる?

2018/04/02 20:47配信

武蔵

カテゴリ:コラム

寒かった冬が過ぎ、近頃はだいぶ暖かい日が増えてきましたね。4月を迎え、いよいよ春がやってきたといったところでしょうか。

今週からまたJリーグが再開されました。代表ウィークを挟んで2週間ぶりとなるリーグ戦です。順調な滑り出しを切ったチームも、スタートダッシュにつまずいてしまったチームも、この機会にしっかりと体勢を立て直して、今後のリーグ戦に弾みをつけていきたいですね。

さて、そんなJリーグで、未だ先の見えないトンネルから抜け出せずに苦しんでいるチームがあります。G大阪です。今季からはレヴィー・クルピ新指揮官を迎えてチームの立て直しを図っていますが、リーグ戦では未だ勝利なし。最下位に沈んでいます。G大阪に春が訪れるのは一体いつになるのでしょうか。

FC東京に競り負けて今季4敗目

不調から抜け出すことのできないG大阪ですが、31日、アウェーの味の素スタジアムに乗り込み、FC東京との一戦に臨みました。

試合は序盤からFC東京ペース。開始2分で先制を許すと、前半12分にはセットプレーから再び失点。いきなり2点のビハインドを背負う苦しい展開になりました。何とか逆転への足がかりを掴みたいG大阪でしたが、FC東京のハイプレスをかいくぐることができないまま、時間だけが過ぎていきます。


しかし、前半終了間際に高萩選手の不用意なファールからPKを獲得。これをファン・ウィジョ選手がきっちり決め、前半のうちに1点差に詰め寄りました。

後半に入ると、G大阪が次第に主導権を握っていきます。井出選手とファン・ウィジョ選手の両ウイングを起点とし、ピッチをワイドに使いながら、相手ゴールに迫ります。そして、後半13分、マテウス選手のサイドチェンジに反応した初瀬選手が狙い澄ましたクロス。それにファン・ウィジョ選手が頭で合わせて、2-2の同点に追いつきました。

誰もが逆転勝利を信じたそのときでした。FC東京に痛恨の勝ち越しゴールを許し、終わってみれば2-3。今節も長い長いトンネルから抜け出すことはできませんでした。

中盤のボール回収力に難ありか

G大阪の難点、それは中盤におけるボール回収力の低さにあると思います。この日、ダブルボランチを務めた遠藤選手とマテウス選手は、ともに優れた展開力を持つものの、機動力という点では物足りなさが残ります。この試合も、運動量の豊富な選手が並ぶFC東京の中盤に対して、後手後手に回っている印象を受けました。

サブには市丸選手や福田選手など若きタレントが控えているものの、まだまだ安定した守備力を身につけているとは言いがたく、頼みの綱である今野選手は怪我により戦列を離れている状況。G大阪がこの不調から抜け出すためには、現状の戦力でどのように中盤のインテンシティーを向上させられるかが、鍵になるかもしれません。

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