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軟式Jリーグ総決算Vol.4 J開幕からの全データで、最強ゴールハンターを炙り出す!

2014/07/17 15:25配信

サッカー君

カテゴリ:コラム


Jリーグが始まって、はや20年。

これまで、数えきれないほどのゴールが生まれましたね。

サッカーの華はやはりゴール。

今回は、そんなゴールを生み出したストライカーを、データで振り返っていきたいと思います。


※2014年7月15日現在のデータを元にしています。
※J1、J2、J3、ナビスコカップすべての大会を含んでいます。

通算ゴール数ランキング

まずは手始めに、これまでの通算ゴール数ランキングです。

J1だけに絞ってみると、1位が中山雅史。

佐藤寿人がカズにあと1点で並ぶというのは有名な話ですね^ ^


ただ、意外と全ての大会を合計したランキングというのは、見る機会が少ないですね。

全ての大会を通して見ると、誰が1番なのでしょうか!?


J2仙台での苦労時代を持つ佐藤寿人が、見事Jリーグの歴史の中で最もゴールを決めているストライカーに!

日本人がトップというのが、嬉しいですね。


また、日本で長くプレーしているジュニーニョ、マルキーニョスも上位にランクイン。

そして、ここ最近で急激にゴール数を伸ばしている大久保嘉人がどこまでゴール数を伸ばすか、注目ですね。

最もシュートを打っているのは誰だ!?


ゴールはシュートを打たなくては生まれません。

そして、シュートを積極的に打つ選手は、守る側としては怖い選手ですね。

そんな訳で、通算シュート数も見てみました。


ジュニーニョが断トツ!

2位のマルキーニョスよりも254本、ゴール数トップの佐藤寿人よりも414本も多くシュートを放っています。

佐藤寿人はシュート数となると控えめで、959本。

試合中消えていても、1チャンスをものにする決定力。

そんなプレースタイルが見事に表れていますね。

また、日本人1位がキングカズであることは、さすがです。

気になる決定率ランキング

ゴール数とシュート数を出すと、気になるのは決定率ですね。

少ないチャンスを確実にモノにする、必殺仕事人なストライカーは誰でしょう??

※通算15ゴール以上決めている選手のデータです。


2010年にセレッソ、2011年にガンバに移籍して、わずか半年で軽やかにカタールに移籍をしてしまったアドリアーノが見事に1位。

カタールが大金を払うだけの結果を残していますね。


また、1997年~1998年にマリノスに在籍したビッグネーム、サリナスが堂々の2位。

FCバルセロナにも在籍した、Jの歴史の中でも屈指の大物が、さすが世界の貫録を見せつけています。

ちなみに、サリナスの8試合連続ゴールという記録は、未だ破られていません。

思いのほか、日本人選手が多いというのも意外でしたね。

90分当りのゴール数だとどうだ!


いやいや、決定率なんてシュート撃つのに消極的な選手に有利でしょ??

そんな選手より、積極的にシュートを狙ってく選手の方が好きだよ!

という声が聞こえてきます。

仰る通り、ストライカーとして何よりも怖いのが、ゴールへの執念。

そして、そんな無理な体制からもガンガン撃つ選手が結果的にゴールを量産したりするものです。

そこで、90分当りの平均ゴール数を見てみましょう!

※通算15ゴール以上決めている選手のデータです。





…ん?
日本人どこ??

そう、33位の宇佐美貴史まで、日本人が全く出てこず…。
(呂比須選手は、日本人ですが。。)

「さすが、助っ人」とも言える結果ですが、ここまで日本人が出ないのは少し淋しいですね。
でも、決定力では日本人がちゃんとランクしているのに…。

…ということは!?

90分当りのシュート数もチェック!


ゴールは、シュートがなければ生まれません。

そのゴールの1つ前のステップであるシュート数を見てみましょう。


※通算15ゴール以上決めている選手のデータです。



やはり!!

ゴールの手前の時点、90分当りのシュート数でも日本人が見当たりません。。

得点力不足が「決定力」に問題があるのなら、シュート数ではもっと日本人の名前があってもいいもの。

これを見ると、決定力うんぬんよりも、「シュートを撃たない」ことが外国籍選手との決定的な差のように思えてきます。


そして、トップはブラジルワールドカップでもブラジル代表の主力としてプレーしたフッキ。

90分当り平均6本超のシュート数は脅威です。。


そして、浦和レッズに在籍した、Jリーグの伝説的ストライカーのエメルソン。

この2人が抜きんでてシュート数が多い結果です。

この2選手は、群を抜いて凄みをまとったストライカーでしたから、その背景にはとにかくシュートを狙う、という積極的な姿勢があったのですね。


日本人の課題は、やっぱりシュートの積極性?

決定力では外国籍選手に混ざって堂々と日本人もランクしていました。

しかし、ことシュートになるとその姿が見えなくなってしまいます。

「シュート撃てよ!」というのは、サッカーを見ていてよく嘆くシーンですが、本当にここが一番の課題のように思えてきますね。

ちなみに、90分当りの「平均ゴール数」と「平均シュート数」の相関をグラフで見てみると…。

見事に関係していますね。

やはり、シュートを撃てば、それなりに結果に結びつくのです。

ぜひ選手には、少しでも隙があれば、とにかく狙っていく姿勢を持ってほしいですね。




今回はゴールハンターを振り返ろうと書き始めた記事でしたが、「日本人は何故シュートを打たないのか」みたいな記事になってしまいました。。

それでは、また次回!



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Jリーグ公式をみると、コリカ通算14点になってるんだけど

名無しさん  Good!!0 イエローカード0 2014/07/18|23:23 返信

サリナスとか懐かしいな。。

浪速の蛇  Good!!0 イエローカード0 2014/07/17|16:42 返信

シュート撃て!!

名無しさん  Good!!0 イエローカード0 2014/07/17|16:23 返信

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