復活の時は来るのか?【ジェフユナイテッド市原・千葉】
2014/12/08 10:02配信
カテゴリ:コラム
昨日、J1参入戦が味の素スタジアムで行われました。
J23位のジェフユナイテッド市原・千葉VS6位のモンテディオ山形の試合。
モンテディオ山形はジュビロ磐田との一戦をGK山岸の決勝ゴールで勝ち上がってきました。
天皇杯でも決勝に進出しており、今最も勢いのあるクラブであることは間違いありません。
そのモンテディオ山形相手にどう闘うのか、序盤戦から攻勢に出ていたのはジェフでした。
ジェフは元オリンピック代表監督である関塚氏を招聘してから変化してきています。
選手からも『方向性』がはっきりしてきていると感じ、それにより一体感も出てきています。
選手それぞれの役割もはっきりしてきて、例えばFW森本貴幸選手は前線でのプレスやポストプレーという部分に
徹する時間帯が多くなりました。
関塚監督の存在がいろんなことの明確化につながってきています。
毎年プレーオフでJ1昇格を逃しているジェフは是が非でも勝ち上がりたいところでした。
しかし、現実は甘くはありませんでした。
勢いのあるモンテディオ山形を止めることはできず、1対0で敗戦。
J1リーグでもそうでしたが、この「勢い」という部分がどれだけメンタル的な部分に関わり
優勝するためにこんなにも大きな力となることは、ガンバ大阪やモンテディオ山形を見るとよくわかります。
今年その部分が不足していたのは浦和レッズであり、ジェフユナイテッド市原・千葉だったのではないかと思います。
補強で素晴らしい監督や選手を獲得し、個々のレベルや戦術に長けていたとしても
メンタルという部分が欠けたことで勝利することができなくなってしまう。
ジェフは今後J1に返り咲けるのでしょうか。
まずはこの関塚体制を「継続」することが大切ではないかと思います。
関塚監督はオリンピックでも結果を残しておりますが、なにより川崎フロンターレを長期に渡り改革し
選手を育て上げ、J1の強豪クラブまで伸し上げています。
中村憲剛選手や川島永嗣選手、チョン・テセ選手などの素晴らしい選手達を育て上げている実績もあります。
そして森本選手が得点を取り出したのも、関塚監督が来て役割がはっきりとしてからです。
ジェフには若い選手が多く所属しており、来年だけでなく3年後、5年後を見据えて関塚監督に任せることができれば
自ずと結果がついてくるような気がします。
内部的に大きな親会社が2企業あると難しい問題もあるかとは思いますが、
一致団結をして来シーズンはプレーオフではなくJ1自動昇格を期待したいと思います。