ゴールデンエイジの引退。
2014/12/07 07:24配信
カテゴリ:コラム
昨日のJリーグ最終節、浦和レッズが失速、ガンバ大阪が大逆転優勝を成し遂げました。
最大で勝ち点差14も離れていたにもかかわらず、すさまじい追い上げからの優勝。
その中心にいたのは遠藤保仁選手、34歳。
79年組のゴールデンエイジ世代であり、この世代の個性豊かな選手たちの一です。
そのゴールデンエイジ世代から、一人現役引退が発表されました。
鹿島アントラーズの中田浩二選手。
鹿島アントラーズだけでなく、海外フランスのマルセイユやスイスのバーゼルでもプレー。
ワールドユース準優勝メンバーであり、当時のトルシエ監督に見いだされた選手。
その左足からの正確なフィード、ヘディングの強さや的確なポジショニング、
2002年ワールドカップではフラット3の左サイドバックとして不動のレギュラーでした。
彼自身『トルシエに作られた』と発言していましたが、トルシエ監督との出会いが、彼を大きくしていきました。
鹿島アントラーズを支えてきたには同じ歳のゴールデンエイジ4人。
小笠原選手、本山選手、曽ヶ端選手がいるなか、一番初めに引退をすることを決断しました。
彼らのような個性豊かな選手たちが引退していくことはサッカーを観る側としても
すごく寂しいですが、79年組の現役を退く時期に来てしまっているということ。
彼らのような個性豊かな選手を多く輩出してきた過去。
現在はどうでしょう。
彼らのような個性的でオリジナルな選手たちは出てきているでしょうか。
日本の技術レベルがあがり、素晴らしい選手が誕生しているなか、
なにか同じようなタイプの選手が多いような気がします。
この79年組のような、特徴をもった個性的な選手があまり出てきていないのが現状だと思います。
それは良い指導を受けてきた作られた選手達。
指導のレベルがあがってきているなか、その人たちの指導を受け育ち
どこか型にはまったようにプレーする。
きっと『遊び』を経験していないのではないでしょうか。
『遊び』の中から個性豊かなアイデアが出やすいこと、海外で活躍している選手たちも
必ずといっていいほど経験している少年時代の『遊び』のサッカー。
ガンバ大阪の遠藤選手も少年時代に、毎朝7時から兄弟と友人でサッカーをしていました。
3人対2人での闘いだったり、いろんな形でゲームを楽しみ、兄たちに勝つためにどうしたらよいのかを
常に考えてプレーしていたとのこと。
遊びのサッカーをする環境が減ってきているなか、難しいことかもしれませんが
子供たちの『遊び』の中から個性が出てくることも忘れてはならないと思います。
忘れてはならないのですが、その”場所"を大人は子供達に与えているのでしょうか。
場所そのものや、お金や時間の余裕、そして経済的にも。
W杯にでられるのが経済的に恵まれた国という話もあったかと思います。
大人の指導方針に従ってしまうのは、子供では仕方のないこと。
すべては大人が子供達の未来をどう考え、設計し、実現していくかだと思います。
そこまで踏み込んでこそ、コラムだと思います。
文字数制限もあるかもしれませんが、ちょっと中途半端ではないでしょうか。
名無しさん | 3 0 |2014/12/07|09:31 返信