日本サッカーどこへいく?
2014/12/05 07:39配信
カテゴリ:コラム
ここ数日、日本代表監督ハビエル・アギーレ監督の八百長問題が報道されています。
3年前にアギーレ監督が在籍していたサラゴサでのスペインリーグ1部残留争いをしていた時の試合。
アギーレ監督は昨日完全否定していました。
真実はわかりませんが、告発されることになれば職務停止処分になる恐れがあります。
そうすると日本代表監督を辞めなければなりません。
昨日セレッソ大阪のディエゴ・フォルラン選手が自国のTVでチーム批判発言をしていました。
「降格したのに数人が笑っていた。彼等は勝敗へのプレッシャーが無いから受け取り方が違う。
フットボールを科学のように考えているけど、フットボールは科学ではない。」
『勝敗へのプレッシャーがない』という言葉、責任を負うことを避ける日本人のメンタリティー。
「日本人は特殊であり冷たい。2ヶ月間も誰とも話さなかった。
壁に頭をぶつけたくなる気持ちになるよ。たまに『早く練習が終わるように、早く家に帰りたい』と思う時もある」
日本人の閉鎖的な部分を指摘。
決してすべての人が閉鎖的ではないと思いますが、そういう人がいることも事実なのかもしれません。
「不調によってスタメンから外れたというなら、全員が外れる必要があった。
フットボールとは関係ない問題だ。3ヶ月前からプレーしていないけど未だに僕が(チーム)得点王だ」
確かに現在は試合出場時間が短い7得点のフォルランがチーム内得点王です。
アギーレ監督の八百長問題やフォルラン選手の批判発言は
日本サッカーが引き起こしているんだと思います。
アギーレ監督を連れてきた意味、『競争心』『守備』など、日本サッカー協会からの説明だけでは
別に他の監督でもいいのではないか、ザッケローニを継続すればよいのではないかと感じてしまう内容でした。
アギーレ監督はあくまで日本サッカー協会の好みであり、また心機一転といういつものパターン。
時間がなくコミュニケーションがもっとも大切となってくる代表招集期間、
まったく日本を知らない人間が監督をして良いのだろうかと疑問に思っています。
フォルラン選手の発言、私はここに今の日本サッカーが凝縮されているように感じます。
日本人が世界のストライカーから学ばなければいけない部分は、決して『シュート』だけではありません。
彼が伝えたいことであり学ばなければいけないこと、
それは『責任』と『コミュニケーション』。
一つ一つの試合、一つ一つのプレーに責任を持つこと。
人のせいにしたり、責任を負うようなプレーを避けたりしていては変わることができません。
日本のサッカーは『個』という部分がフォーカスされていますが
もっとコミュニケーションを密にとり『個』の集合体にならなくてはいけないと思います。
とれているようでとれていないコミュニケーション。
なぜフォルランは二か月間チームの誰とも話すことがなかったのか。
フォルランだけに責任やコミュニケーションの問題があるとは思えません。
日本に来る世界的名プレーヤーはすぐに退団してしまう流れができてきてしまっている。
せっかくの学ぶチャンスを自分たちでつぶしてしまうのか。
日本サッカーの行方は。