待ち受ける最終回のドラマは…(Jリーグ)
2014/12/01 09:06配信
カテゴリ:コラム
先週末のJリーグ、来週の最終節に向けて様々なドラマがありました。
Jリーグでも屈指の強豪3クラブ、ガンバ大阪、浦和レッズ、鹿島アントラーズ。
Jの歴史の中でも数々の結果を残してきたクラブの熾烈な闘いということもあり、
きっと最終節はすごいドラマが待ち受けていそうな気がします。
◆悪夢は再び?
浦和レッズの首位陥落、今シーズン首位を走り続けてきた浦和レッズが遂に首位の座を
ガンバ大阪に明け渡してしまいました。
先日のサガン鳥栖戦、前節もそうですが、追われるもののプレッシャーなのか
選手たちの表情は固く、プレーもセーフティーファーストではないですが
リスクを怖がっているように見え、調子の良い時の浦和レッズは影をひそめています。
選手たちの目になにか自身のなさが見受けられるようになり、相手がどうとかいう問題でなく
勝利できないのは浦和レッズ自身に大きな問題があると思います。
心の支えでもある鈴木啓太選手の不整脈での離脱も大きく影響しています。
これだけの戦力と破壊力を備えているレッズだけに最終節の名古屋戦に
メンタル面をどう立て直してくるかが注目です。
◆勢いとはこういうこと
勢いとはこういうことだと、ガンバ大阪の躍進は止まりません。
三冠のチャンスを残し、テンションもモチベーションも最高潮に達しているガンバ。
彼らに最後に立ちはだかるのが、J2降格が既に決まっている徳島ヴォルティス。
ホームではなくアウェイでの闘いとなるが、ガンバ大阪有利であることは間違いない。
しかし、ガンバ大阪が少し息を抜き、安心しているのであれば
それは浦和レッズと鹿島アントラーズにチャンスを与えてしまうことになるでしょう。
最下位でJ2降格が決まっている徳島の底力を侮ってはいけない。
◆常勝軍団にプレッシャーはない
勝ち点2差であり、おそらくこの3クラブで一番プレッシャーがないのは3位鹿島アントラーズ。
今はこの若いチームに勢いが出てきています。
最終節はホームでサガン鳥栖との対決。
相手は強豪クラブでありますが、たとえ鹿島に勝利しても得失点差がかなり離れているため
ACL出場は極めて難しい状況。
そういったモチベーションの中でアウェイ鹿島戦は非常に厳しい闘いとなるはずです。
鹿島アントラーズは今まで通り闘ってまずは勝利を掴まなければ優勝はありません。
しかし、メンタル面からいえば一番有利なのはこの鹿島アントラーズ。
日本人のメンタリティーからいくと、浦和レッズがプレッシャーに負け、ガンバ大阪が過信してしまうという
可能性があります。
もしかすると現状一番優勝に近いのはこの鹿島アントラーズかもしれません。
この3クラブの熾烈な闘い。
週末のドラマ最終回を見逃すわけにはいけません。