高校野球や格闘技から感じる日本スポーツの良さ
2014/11/30 08:21配信
カテゴリ:コラム
J1リーグも残り1試合、J2はプレーオフに入り、今シーズンも終わりを迎えようとしています。
ヨーロッパでは序盤戦から中盤に入ろうとしている時期。
ブラジルワールドカップからあっという間に2014年が終わろうとしています。
日本サッカーがブラジルワールドカップなどを踏まえどのように進んでいくべきなのか。
新しい外国人監督を迎え、また新たなサッカーをしようとする。
我々日本人のスポーツ文化や歴史にもフォーカスし、良さを思い出す必要があると思います。
◆高校野球にみる日本人
日本の高校野球、子供たちは皆春夏の甲子園を目指して練習し、
高校3年の夏にすべてを出しきり、後輩たちへバトンタッチする。
その中には数々の物語があり、感動を生み出し、日本人はまたそれを好みます。
泥臭く必死にボールに食らいつき、最後まであきらめないプレー。
今のJリーグクラブの選手達はこの高校野球の高校生たちよりも必死に泥臭くプレーしているのだろうか?
ボールに食らいついてる?
最後まであきらめてない?
少なくともまだ多くのJリーグの試合からはそれが伝わってきません。
その部分は必要ないのでしょうか。
観ている側としては、どっちの方が感動し面白いと感じるのでしょうか。
私はこの高校野球に昔から引き継がれてきている日本人の良さを感じます。
Jリーグの各試合に物語があり、選手が高校野球の選手たちのように必死でプレーしている姿を見せてくれれば
ファン・サポーターにもその気持ちが伝わり、みんなで作り上げる物語ができあがると思います。
◆格闘技好きの日本人
さらに言えば、相撲や柔道などの文化がある通り、日本人は格闘技好きであることは間違いありません。
プロレス好きな人も多いですし、一昔前はK-1などのブームもありました。
プレミアリーグを筆頭にヨーロッパや中南米の試合を観ていると、
サッカーは格闘技?というくらいの激しさがあります。
迫力と見ごたえのある激しさ。
ファウルをするとかそういうわけでなく、みんな勝利を目指して闘っているのです。
その正当な激しさをJリーグの試合でもっと見せてくれると、見ごたえが出てくるように感じています。
イングランドやスペインではサッカーを格闘技的に見ている人たちもたくさんいます。
もちろん球技ではありますが、正当な激しさは日本にもっと必要な部分ではないでしょうか。
プロとしてファン・サポーターに喜んでもらうことは当然のこと。
であれば、必死さ、泥臭いプレー、正当な激しさなども見せてくれるようになると
迫力と見ごたえのある試合になるような気がします。
ファン・サポーターもそういう試合が見れれば、もっとリピーターが増えるのではないでしょうか。
日本代表にもマイナスになることはありません。
日本サッカーの未来が明るいものであると信じています。