総勢291人!ヨーロッパだけじゃない海外でプレーする現役サッカー選手
2014/09/12 20:02配信
カテゴリ:コラム
アギーレジャパンの札幌でのお披露目が終わり、Jリーグも再開します。
今回のキリンカップでは武藤、柴崎といった新戦力が活躍し、久しぶりにフレッシュなA代表の試合を楽しむことができました^ ^
武藤も柴崎も、サッカーファンの間では十分有名なプレーヤーですが、世間的には全くの無名選手。
でも、こんな感じで、今となっては日本のサッカー選手はいくらでも良いプレーヤーというのはいるんです。
但し、世間的な「名選手」とは「A代表に呼ばれた選手」に限定されてしまいます。
A代表と縁がなくても、代表選手以上にいい選手はたくさんいるのに、彼らにスポットライトが当たらないのはちょっと残念です。
代表かどうかに関わらず、もっと多くの人が代表以外のサッカー選手に対する注目が集まるといいですね。
そんな中、今日スポットライトを当てたいのは、海外でプレーする日本人選手達。
「海外組」というと響きがいいですが、実はこの「海外組」として知られている選手たちも、言ってしまえばほんの一握り。
むしろ、かつてペルーリーグで活躍をして柏レイソルに逆輸入で入団した澤選手をはじめ、存在すら知られていない日本人選手の方が、圧倒的に多いのです!
筆者も、ロンドンに在住時、Jリーガーになれなくてイングランドの(確か)5部リーグに所属して修行している選手と出会ったことがあります。
そんなように、Jリーガーになれなくて海外で修業している選手、もしくはトップリーグでのプレーを夢見て、ヨーロッパのあまり強くないリーグでプレーする選手も多くいます。
サッカーは、その技術を楽しむのも1つの楽しみ方ですが、サッカー選手の一生懸命に「上へ行きたい」と頑張る姿勢こそが、スポーツの魅力だと思います。
そんな、ステージに関わらずサッカーに打ち込む選手たちに少しでもスポットライト当ればと思い、現在の世界での日本人選手のプレー事情をまとめてみました!
本集計の元データ
本記事は、Wikipediaの記事「日本国外のリーグに所属する日本人サッカー選手一覧」を参考にしています。
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E5%A4%96%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%81%AB%E6%89%80%E5%B1%9E%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E9%81%B8%E6%89%8B%E4%B8%80%E8%A6%A7-------------------------
サッカー選手と言ってもプロ・アマでの境界が曖昧ですし、移籍も頻繁に行われているため、なかなか全てを正確に把握することは困難です。。
もしかしたら、多少の誤りはあるかもしれませんが、小さいことは気にしない!
とても詳細にまとめられておりましたので今回はWikiを信じて元データとしています!!
最も日本人選手が多い国はどこだ!?
さて、早速集計した結果を見てみましょう。
日本人選手が多い国で、真っ先にイメージが強いのはドイツですね。
日本人選手がマッチするのか、香川選手や岡崎選手を始めドイツリーグで主力として活躍する選手は多いですね。
さて、日本人選手が最も多く在籍している選手を見てみると…。
実に54人!
最近では、カレン・ロバート選手、茂庭選手や岩政選手といった日本代表クラスの選手が相次いで移籍して注目を集めたタイが最も多い結果です。
タイでプレーする選手が増えていることは何となく聞いているものの、想像を上回った方が多くいたのではないでしょうか。
次いでドイツの50人。
長谷部選手や香川選手、内田選手といった、超一流選手でなくても、下部リーグで虎視眈々と成り上がりを目指す選手はたくさんいるのですね。
そんな名も知られぬ選手たちが少しずつでもステップアップして、いつの日かトップリーグでプレーできる日が来ればと、応援したいですね!
そして、3位がシンガポール。
ただ、これはアルビレックス新潟シンガポールが在籍しているため、あまり意外感はないかもしれません。。
ただ、個人的に意外だったのがモンテネグロ。
なんと現役で14名もの日本人選手が在籍しています。
モンテネグロのサッカー選手一覧
植田裕史
奥田裕也
加藤恒平
半田優希
豊嶋邑作
福井理人
戸波恵斗
野間涼太
富阪豊
冨田龍平
笠井卓
喜元晃希
石倉大河
鷹野舜
予選からとはいえチャンピオンズリーグへの出場権も立派に持つリーグ。
モンテネグロからチャンピオンズリーグに出場してステップアップをする日本人選手も出てくるかもしれませんね!
福井選手のスーパーロングゴール
また、モンテネグロリーグに所属する福井理人選手は、ベッカムもびっくりのスーパーゴールを決めてヨーロッパで話題になったこともありました
https://www.youtube.com/watch?v=Z-B4Cighnsk#t=29
福井選手の所属するFKスティエスカはモンテネグロの王者クラブ。
ぜひチャンピオンズリーグ本線に出場して、大きなステップアップを目指してほしいですね!
ちなみに、大陸別で見てみると…
大陸別にみてみると、ヨーロッパとアジアで二分されていますね。
やはり誰もが憧れるヨーロッパ、また、日本人選手が助っ人として重宝されるアジアのリーグ。
この2大陸でプレーする人が圧倒的に多いようです。
さて、大陸別に眺めていってみましょう。
アジア
うむ。タイが圧倒的でアジアの41%を占めていますね。
シンガポール、カンボジア、インド辺りが次に多く、そしてオーストラリア。
距離的に近く、実力的にも強いはずの韓国や中国のリーグが全くないことを見ると、スポーツ以外の背景が浮き彫りになって悲しくなりますね。。。
ヨーロッパ
ドイツ無双!
ドイツは日本人にとって門戸が広いのか、累計104人もの選手がお世話になっています。
そして、モンテネグロ、ラトビア、ポーランドといった国が続いています。
これらの国々は成り上がりを目指す日本人選手たちの隠れた登竜門になりつつありますね。
南米
南米はそもそも現役選手が6人しかいませんが、ウルグアイで半分の3人がプレーしています。
もっとブラジルやアルゼンチンでプレーする日本人が生まれてきても面白いかもしれないですね!
北中米
ガンバ大阪の加地亮選手がアメリカに渡りましたが、やはりアメリカリーグの成長は著しく、日本人も多く11人もプレーしています。
世界中から名選手が集まりつつあるリーグですし、ヨーロッパのスカウトも注目するリーグに成長する気がムンムンです。
今後、多くの日本人選手がアメリカでプレーすることになると、個人的には予想しています。
Jリーグがそういう立場になって欲しいのですが。。。
終わりに
こんな感じで、私たちが普段見ているサッカーというもの、ほんとごくごく狭い世界ですね。
今の時代、世界中で日本人選手が大きな夢を持ってプレーしています。
そういった海を渡ってしまう情熱を持った選手は、やっぱり応援したいです。
日本代表だけでなく、Jリーグだけでなく、もっとたくさんのサッカー選手にスポットライトが当たってくれたらなと、思ってます!