CHANT(チャント) 日本代表

日本代表はまずはグッドルーザーを目指せ

2014/07/22 19:07配信

達也★命

カテゴリ:コラム

こんにちは。

ワールドカップが閉幕して一週間が経ちました。

 

睡眠時間を削られる日々が終わるのは良いですが、やはりお祭りが終わってしまった寂しさの方が大きいですね。

そこで今回はそのワールドカップについて、振り返ってみたいと思います。

 

まず今回のワールドカップは驚きの多い大会であったと言えるでしょう。

ブラジルの準決勝での歴史的大敗、前回王者スペインのグループリーグ敗退、コスタリカの躍進など多くのサプライズがありました。

 

その中で私が注目したいのはコスタリカの躍進です。

 

コスタリカは、ウルグアイ、イタリア、イングランドというワールドカップ優勝を経験している強豪国と同じグループに入り、「3強1弱」とも言われていましたが、大方の予想に反し、ウルグアイとイタリアを立て続けに破り、イングランドとも引き分け、見事にグループリーグを1位で突破。

さらにベスト16でもギリシャを破り、準々決勝のオランダ戦でも敗れはしたものの、善戦し、PK戦での敗戦となりました。

 

コスタリカには、スーパースターと言われるような選手はおらず、個の力では日本の方が上かもしれません。

 

しかしコスタリカは、チーム全員が同じ方向を向き、団結し、ボールに食らいつき、よく走り、勝利を重ねていきました。

 

心技体のうち、「技」では相手より少し劣っても、「心」と「体」の充実、そしてチームとしてのまとまりによって、勝ち進んでいったのです。

 

今大会は他にもこのようなチームが多く、チリやアメリカ、アルジェリアもこのような戦いを見せてくれました。

 

特にアルジェリアは、ベスト16で、優勝したドイツに敗れましたが、そのしっかりと組織された守備と鋭いカウンターで相手を苦しめました。

 

さらに、延長で先制され、延長終了直前に追加点を奪われるという試合をあきらめてしまいそうな展開でも1点を奪い返した精神力も素晴らしく、世界中の人が感動したのではないでしょうか。

 

 

一方日本代表はどうだったでしょうか。

能力の高い選手が揃い、史上最強と言われましたが、「心」と「体」の充実度も、チームとしてのまとまりも、少なくとも試合からは感じることができませんでした。

 

コスタリカもアルジェリアも、チリもアメリカも負けはしたものの、最後まで精一杯戦い続け、多くの人の心を動かした「グッドルーザー」でした。

 

しかし今大会の日本代表の戦いに心を動かされた人はあまりいないのではないでしょうか。

4年前の前回大会では、チームが一致団結し、「グッドルーザー」といえる戦いができていただけに、それを失ってしまったのは残念でした。

 

4年後のロシア大会では、たとえ負けても、世界中のサッカーファンにインパクトを残す戦いをしてほしいと思います。

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