浦和レッズ大同窓会
2014/07/10 18:58配信
カテゴリ:コラム
こんにちは。
ワールドカップもいよいよ佳境ですね。
私も毎日楽しく観戦しています。
そんなワールドカップ期間中ですが、7月5日に埼玉スタジアムで山田暢久さんの引退試合、浦和レッズ対浦和レッズ歴代選抜の試合が行われました。
暢久は浦和レッズで1994年から活躍し、昨年引退しました。
Jリーグが開幕し、浦和が戦い始めたのが1993年ですから、暢久の歴史はまさに浦和の歴史とも言えます。
そんな暢久の引退試合とあって、たくさんの浦和レッズOBが集まりました。
1995年Jリーグ得点王の福田正博、2003年ヤマザキナビスコカップMVPの田中達也、2006年JリーグMVPの田中マルクス闘莉王、得点王のワシントン、2007年JリーグMVPのロブソン・ポンテ、現日本代表キャプテン長谷部誠など、浦和の歴史を彩った選手たちが一堂に会し、まさに浦和レッズ大同窓会のようなイベントとなりました。
私はこれだけの選手たちが集まってくれたことにとても大きな喜びを感じました。
選手たちはもちろん暢久をリスペクトし、暢久のために集まったのですが、浦和のことが嫌いであればこんなにも集まらなかったと思います。
浦和に愛着を持ち、懐かしみ、多くの選手たちが集まってくれたことがとても嬉しかったのです。
そんなスタジアムは幸せな雰囲気で溢れていました。
試合前に一人ずつ選手がビジョンに映るたびに起こる歓声、コール、チャント(応援歌)。
それに応える選手たちの笑顔。
現所属選手とOBの楽しそうな交流。
イジられキャラ暢久がミスをする度に起こる笑い。
ミスをした暢久を叱る闘莉王。
浦和時代と変わらぬ芸術的なプレーを見せるポンテ、伸二。
あまり走れない選手に代わってめちゃくちゃ走らされる達也、啓太、平川。
相変わらず迫力満点のワシントン。
チームをまとめる立場から一日だけチーム最年少に戻った長谷部。
決定機を決めきれず苦笑いのミスターレッズ福田。
暢久と息子樹生くんとの攻防。
これら全てがとても幸せな光景でした。
選手とサポーター。
共に戦ってきた仲間たちが久々に集まり、昔を思い出しながら楽しんだ時間は本当に幸せなもので、思わず涙が溢れてしまいました。
この幸せは同じチームを長年に渡りサポートしてきた人にしか味わえないものでしょう。
普段のJリーグの試合は一般的に思われているイメージとは違い、全員がユニフォームを着ているわけではないですし、全員が応援歌を歌っているわけでもない、誰にでも楽しめるものです。
しかし今回のイベントは、長年浦和を愛し続けた者こそが楽しめるものであり、そんな人たちへのちょっとしたご褒美のようなイベントだったと思います。
私は浦和をずっと愛してきて良かったと心から思いました。
きっとそう思われた方も多かったのではないでしょうか。
この幸せを胸に、再開するリーグ戦でも精一杯浦和をサポートしていきたいと思います。
また、このような幸せな思いができたのは、暢久の輝かしい功績があったからこそです。
暢久ありがとう。
そしてお疲れ様でした。