スポニチの「八百長」見出しに思う、スポーツ紙の陥落
2014/03/25 19:51配信
カテゴリ:コラム
「八百長」の見出しが躍る
2014年3月19日。
この日は、スポーツ新聞がまた一つその価値を落とした日となった。
この日のスポーツニッポン紙の一面には、この言葉が掲げられた。
「J初 八百長調査」
と。
※引用:footballnet
Jリーグに関心のある層はいざ知らず、関心のない人たちはこの一面を見て何を思うだろうか。
まず思うであろう。「Jリーグが八百長をした」と。
なにより、「Jリーグ 八百長」という文字が、でかでかと掲載されているのだから。
※ニュースの実体は、海外よりスポーツ賭博の賭け率が異常値を出したとの警告が届いたに過ぎなく、Jリーグが念のため調査をしたが結果は白であった。
「目立って売れればOK」の浅はかさ
この一面を見て、スポーツ新聞とは所詮ゴシップ誌なのだな、と残念に思った。
スポニチといえば、日本を代表するスポーツ新聞であるはず。
日本にスポーツがあるおかげで成り立つ企業であり、スポーツがなければ存在すらしない企業。
つまり、スポーツ業界とスポーツ紙は、一心同体の関係であるはず。
そのスポーツ業界と一心同体であるはずのスポーツ紙が、自らの信頼を売り物にしたのが今回の見出しである。
「目立って売れればいい」という浅はかな価値観のもと、スポーツの信頼性を陥れた。
問合せれば、「申し訳ございません。Jリーグの信頼を陥れるつもりはありませんでした」と言うかもしれないが、明らかに誤解を招く表現と承知の上としか思えない顕著な見出し。
スポーツ業界が衰退すれば、自らも衰退するという関係であるのに、愚かな行為としかいいようがない。
こんな一面を作ればスポニチの主要顧客である、スポーツファンを敵に回すとは、どうして思わなかったのだろうか。
今後のスポーツ紙の発展のために
何より残念であるのが、日本のスポーツ紙は所詮この程度の人間が作っており、スポーツの価値を平然と下げる人間が日本においては「スポーツ報道のプロ」である点だ。
もちろん今に始まったことではないので、「何をいまさら…」と諦めることもできる。
しかし、誰もが情報を発信し情報の伝達スピードが高まった現代においては、スポーツ新聞のこういった信義に背いた記事は大いに批判されるべきであるし、そうすることで良い記事を提供する者だけが生き残るようになると思う。
そして、世の中には価値のあるものだけが残るようになっていく。
誤解がないように言っておくが、スポーツ業界のためなら、事実でもネガティブなことは書くな、と言っている訳ではない。
メディアは事実を書くことが大切であるから、浦和レッズの横断幕事件のようなことがあれば、そのまま事実として伝えるべきと考えている。
ただ、今回のように、そこまでネガティブな内容でないものを強調して、誤解を招くような記事は許されないべきだ、と主張しているだけである。
スポーツ業界の発展には、情報を世の中に広めてくれるスポーツ紙の存在は必要不可欠なものである。
その一心同体である関係である以上、互いに信義に背いた行動をとらずに、良い方向へ発展していってほしいと願うばかりだ。
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viagra | 0 0 |2016/05/20|18:05 返信
純粋にスポーツを愛してる人は許されないモーメント
「マスコミ」は商売だけで発信してはならないものだと肝に銘じる自助努力が必要
ゆ☆う | 4 0 |2014/03/28|21:36 返信