CHANT(チャント) 浦和レッズ

ペトロビッチの手腕【浦和レッズ】

2014/10/06 08:10配信

OG

カテゴリ:コラム

今シーズンのJ1リーグ、浦和レッズが首位を走り続けています。

2012年にミハイロ・ペトロヴィッチ監督が就任して今年で3年目を迎えました。

柏木選手を筆頭に、サンフレッチェ広島から数々の日本代表クラスの選手達が

このペトロヴィッチ監督を追って移籍してきました。

それほど選手からの信頼が厚く、指導者としても魅力的なペトロヴィッチ監督。

彼のサッカーは、ある人物からおおきな影響を受けています。

その人物とは、以前日本代表監督も務めた、イビチャ・オシム氏である。

◆走るサッカーの継承

ペトロヴィッチはセルビア出身で、現役時代はセルビアやオーストリアで活躍。

レッドスター・ベオグラードなど強豪クラブでプレーしていました。

指導者となり、オーストリアやスロベニアのクラブで数々の功績を残しました。

その中でも、1996年シュトルム・グラーツのアシスタントコーチに就任した時、

その当時の監督はイビチャ・オシムでした。

オシムは、日本のジェフ千葉で魅せていた走るサッカーを

シュトルム・グラーツでも魅せていました。

いつどこでどういうふうに走れば良いのか、選手達が考えながら走っているのが

シュトルム・グラーツのサッカーを観ていて感じました。

その現場にいたペトロヴィッチがそのサッカーに魅力を感じ、

『オシム氏は世界のサッカーの先を読むことができる』と確信をして

彼のもとで多くのことを学びました。

彼は今でもイビチャ・オシム氏を『世界最高の指導者』と尊敬しており、師弟関係にあります。

のちに、このシュトルム・グラーツを率いて見事にクラブの目標であった残留を達成しています。

◆日本での戦い

日本に来日してからも、行っているサッカーは変わりません。

しいて言えば、ウィングバックを配置し、よりワイドに攻撃を仕掛けるサッカー、

相手に応じて少し守備を固めて守備的なサッカーも魅せています。

まだ優勝こそしていませんが、ほぼクラブを上位で優勝争いができる位置まで高めています。

彼の魅力はその人間性です。

選手達ともしっかりとコミュニケーションを図り、調子が悪い選手や怪我をしている選手を

長い目で暖かく見守り、スタッフを含めたチーム全体をファミリーのような雰囲気に作り上げています。

試合でも、状況に応じて的確な指示を送り続け、選手がそれを忠実に実行しています。

着実に一歩一歩階段を昇ってきている浦和レッズ。

各選手・スタッフも『ペトロヴィッチのサッカーなら優勝できる』と信じて迷いなくプレーしている姿が

この強さに現れていると思います。

この終盤戦、浦和レッズが王座を奪還するのか、目が離せません。

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