CHANT(チャント)

フットボールの発展とサポーターの「目」1/4

2014/04/07 19:52配信

ミノル・スアレス

カテゴリ:コラム

<ご挨拶>

皆さん、はじめまして。ミノル・スアレスと申します。以前は別のWebサイトにフットボールに関する記事を投稿していましたが、この度、「CHANT」のコンセプトに感銘を受け、本日からこちらに投稿させて頂くことにしました。

初の投稿となる今回は、サポーターとは何かについて言及したいと思います。なぜ私が「CHANT」の活動を支援しようと思ったのかご理解頂けるのではないかと考えています。

私の記事は毎度、長尺になってしまう特徴がありますが、できるだけ興味をそそられる様な書き方が出来ればと考えておりますので、この記事はもちろん、今後もご覧頂けますと読んでと幸いです。

以下のTwitterアカウントに記事の更新情報等を載せていきたいと考えています。よろしければ、フォローお願いいたします。

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それでは、どうぞよろしくお願いします。

サポーターは金銭を払うだけの存在ではない。

フットボールに限らず、プロの世界、ビジネスの世界は、売り手と買い手に分けてみることができる。フットボール業界でいえば、クラブが売り手でサポーターが買い手だと見ることができ、音楽業界でいえば、アーティストが売り手でファン、オーディエンスが買い手だと見ることもできるだろう。所謂、買い手と呼ばれる存在は、各業界の発展に深く関わっている。

売り手はイベント、作品、サービスといった様々な形でアウトプットを作り出す。そして、買い手は金銭を支払ってそのアウトプットを自分のものとすることができる。そのことのみを指して、買い手が業界の発展に関わっていると言っているわけではない。彼らは金銭を支払うだけの存在ではなく、各業界の水準や売り手のアウトプットのクォリティに大きな影響を与えているのだ。

本当に素晴らしいものが評価されないという現象

元来、売り手は、動機は様々だったとしても、アウトプットのクォリティを追及するものである。なぜなら、買い手はクォリティの高いものにしか対価を支払わないからだ。素晴らしいアウトプットを生み出さなければ、生き残ることができない、それこそが正当な競争であり、経済とはそうあるべきである。

当たり前だと思われる方もいらっしゃるかもしれない。しかし、実態としては、どの業界においてもそれとは異なる現象が起きている。買い手がクォリティの低いアウトプットに対価を支払い、本当に素晴らしいものが評価されないという現象だ。

物事の価値を見極める「目」を持った人間は、周りの声に振り回されない。

なぜこのようなことが起きるのか。答えは至ってシンプルであり、買い手が物事の価値を見極める「目」を持っていないからだ。もちろん、個人的な趣味、嗜好の問題もあるだろう。しかし、それだけではこれほどまでにクォリティの低いものが求められるという現象は起きない。それらに対価を支払っている買い手は、クォリティが低いなどとは微塵も思っていないと推察されるが、そこに大きな問題がある。

彼らは自分自身でその価値を見極めているつもりであろうが、実際には、流行、報道、プロモーションといったものに振り回されているだけである。そうでなければ、クォリティの低いものが過大すぎる対価を得るという現象の理由を説明することができない。物事の価値を見極める「目」を持った人間は、周りの声に振り回されることはないのである。

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